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銀行員の仕事を例えるならば

銀行員の仕事(この場合支店での仕事)を例えるならば、それは歪なお弁当箱に、ご飯とおかずをバランスよく詰めるという仕事。その形は、星形やダルマ型などユニークな形。星型の細い先の方にご飯を詰め、バランス良くおかずを並べるのは結構難しい。銀行員は日々の訓練と鍛錬で、その作業を正確、且つ、大量に処理することが出来る。しかし、結局「ご飯とおかずを詰める」という作業で、それ以上でもそれ以下でもない。

そして、銀行員はその歪なお弁当箱を他のものに交換することができない。社内にそれを使い続けなさいというルールがあるからだ。本来であれば、歪なお弁当箱の使用を止めて、四角いお弁当箱に変えたり、お弁当箱ではなくてサンドイッチにしたり、ウーバーイーツで頼んで済ませたりということが選択肢としてあるべきなのに、銀行員にはそれがない。

困難でストレスフルな環境で、じっと我慢して同じ仕事を続けるという能力は高まるが、今ある常識を覆して新しいアイデアで斜め右に進んでいくという考えが思い浮かばない。

混沌とした変化の激しいこの世の中、銀行員28年間で培われたセンスだけではきっと生きてはいけない。「銀行員の常識は社会の非常識」であることを肝に銘じ、次の1歩を踏み出したい。

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