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マスターデュエルから始めた星杯使いのデッキ紹介-ナチュル星杯編-

こんにちは、黒澤社長です。
今回は、私が星杯を研究していく中で作ったデッキの一つであるナチュル星杯について紹介していきたいと思います。
では、どうぞ。

ナチュルとは

ナチュルは地属性のテーマであり、デッキの枚数の半分回まで魔法を何度でも無効にするナチュル・ビーストや墓地の枚数の半分回まで罠を何度でも無効にするナチュル・パルキオンといった非常に強力なシンクロモンスターが所属しています。
また、ビーストとパルキオンを融合したモンスター、ナチュル・エクストリオはデビル・フランケンから出されるモンスターとして有名です。

ナチュル星杯を組もうと思った理由

当時私はデュエルする際は基本的にロンゴミ星杯で戦っていたのですが、制限改訂でゴシップシャドーが禁止になった影響でロンゴミ星杯は解体せざるを得ず、新しい星杯を作る必要がありました。

そこで私は制圧モンスターの代表格であるナチュル・エクストリオに目をつけますが流石に正規召喚は厳しく、ですが融合素材である2体は出せそうだったのでルートを組み、ハリファイバーを使い実現に成功しました。

しかし今度はハリファイバーが禁止となってしまったため組み直す必要が出てきてしまい、次に目をつけたのはカラクリでした。

カラクリに目をつけたきっかけは、マスターデュエルのカード検索機能で

  • 地属性

  • レベル1or2

この2つの条件で検索した際に見つけ、カラクリに付いて詳しく見たところカラクリシンクロモンスターがカラクリモンスターのリクルート効果を持っていたため採用しました。
ですがカラクリを採用したナチュル星杯はデッキが非常に嵩み、はっきり言って回しにくいデッキとなってしまっていました。

そこで私は上記の2条件で再び検索をし、魔救を採用することにし、現在のナチュル星杯へと辿り着きました。

デッキ・採用カード解説

デッキ枚数45枚です。
もちろんこれは一例なのでそれぞれの考えに基づいて変更してみてもいいと思います。
ここからは普段の星杯にあまり入らないカードを紹介していきます。

ジェリービーンズマン

レベル3/通常モンスター/地属性/植物族/攻撃力1750/守備力0

ニーサンとブロックドラゴンのおやつ。
ブロックドラゴンの召喚条件を満たすために採用された、おもちゃ箱に対応した地属性通常モンスターです。

ジェリービーンズマンでなければならない理由はあまりなく、G戦隊シャインブラックなどより攻撃力の高い通常モンスターがいるためそちらを採するのも1つの手です。
ではなぜわざわざジェリービーンズマンを採用したかと言うと、手札的に魔救の探索者しか出せそうになかった場合にレベル3地属性であればナチュル・ビーストは出すことができ、おもちゃ箱対応レベル3地属性通常モンスターではジェリービーンズマンが最強だったためです。

ただこういった状況になることは少ないため、G戦隊シャインブラック採用でも全く問題ありません。

魔救の追求者

レベル2/チューナー/効果モンスター/地属性/岩石族/攻撃力100/守備力2100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに「魔救の探索者」以外の岩石族モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:自分メインフェイズに発動できる。自分のデッキの上からカードを5枚めくる。その中からチューナー以外のレベル4以下の岩石族モンスター1体を選んで特殊召喚できる。残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。

ブロックドラゴンでサーチする魔救セットの1枚。

場に魔救がいる時に手札から特殊召喚可能な地属性レベル2チューナーであり、誘われし者と合わせてナチュル・パルキオンになるのが役目です。

魔救の探索者

レベル2/チューナー/効果モンスター/地属性/岩石族/攻撃力1200/守備力1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに「魔救の追求者」以外の「アダマシア」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:自分メインフェイズに発動できる。自分のデッキの上からカードを5枚めくる。その中からチューナー以外のレベル4以下の岩石族モンスター1体を選んで特殊召喚できる。残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。

ブロックドラゴンでサーチする魔救セットの1枚。

場に岩石族がいる時に手札から特殊召喚可能な地属性レベル2チューナーであり、パズロミノのリンク先に特殊召喚することでレベルを1に変更し、誘われし者と合わせてナチュル・ビーストになるのが役目です。

私がナチュル星杯を改良しようと思い目に付いた最初のモンスターであり、当初は御影志士から直接サーチしてナチュル・ビーストのみを立てる予定でしたが、ルートを調整することでパルキオンを立てられることやアポロウーサの素材をふやせることに気付き、ブロックドラゴンを経由するようになりました。

ギガンテス

レベル4/効果モンスター/地属性/岩石族/攻撃力1900/守備力1300
このカードは通常召喚できない。自分の墓地から地属性モンスター1体を除外した場合に特殊召喚できる。①:このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合に発動する。フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

墓地の地属性を除外することで特殊召喚可能な岩石族モンスター。

自身の効果で特殊召喚可能である岩石族という点のみを評価し採用したカードです。
岩の精霊タイタンでも代用可能ですがこちらの方が攻撃力が高いためギガンテスの採用となりました

今後似たような条件でよりステータスの高い岩石族が登場した場合には入れ替わる可能性のある枠です。

ブロックドラゴン

レベル8/効果モンスター/地属性/岩石族/攻撃力2500/守備力3000
このカードは通常召喚できない。自分の手札・墓地の地属性モンスター3体を除外した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの岩石族モンスターは戦闘以外では破壊されない。②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。レベルの合計が8になるように、デッキから岩石族モンスターを3体まで選んで手札に加える。

御影志士のサーチ先の、海外では禁止のモンスター。

マスターデュエルでも魔救が活躍したことで制限カードとなりましたが、ナチュル星杯では元々ピン採用なので影響は無いです。

当初は採用されていませんでしたが、魔救の動画をいくつか見ているうちにナチュル星杯に組み込めるのではと考え、御影志士経由でルートを組むことに成功し現在の形となりました。

御影志士

ランク4エクシーズ/効果モンスター/地属性/岩石族/攻撃力2300/守備力1800
レベル4モンスター×2
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのX素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから岩石族モンスター1体を手札に加える。
●手札から岩石族モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。

岩石族をサーチできる汎用ランク4のXモンスター。

当初は魔救の探索者を直接サーチしていたところを途中からブロックドラゴンにサーチ先を変更しましたが、魔救セットの素引きが問題でした。
そこでギガンテスを2枚にすることにより、どちらかの魔救を素引きした場合はブロックドラゴンを経由せずもう片方の魔救をサーチすることで若干ルートを変更しつつ対応し、ギガンテスを素引きした場合はブロックドラゴンルートを継続できるようにしました。
ギガンテスが2枚採用である理由はこれです。勿論素引きを恐れない決闘者であればピン採用で問題ないです。

落ち消しのパズロミノ

リンク2/効果モンスター/光属性/魔法使い族/攻撃力1300
レベルが異なるモンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、このカードのリンク先にモンスターが表側表示で特殊召喚された場合、1~8までの任意のレベルを宣言して発動できる。そのモンスターはターン終了時まで宣言したレベルになる。②:自分と相手のフィールドから、同じレベルのモンスターを1体ずつ対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

リンク先にモンスターが出るとレベルを変更する変わったモンスター。

レベル変更の他にレベルを参照して除去をする効果があるためそちらも意識したリンクモンスターではありますがそちらの効果を使ったことのある方はいるのでしょうか…?

ナチュル星杯におけるパズロミノの役割は2つあり、1つはブロックドラゴンをフィールドから墓地に送ること、もう1つは魔救の探索者のレベル調整です。

前者はブロックドラゴンの効果を発動する必要があったところちょうどよくパズロミノを採用する必要が出たため割り振られた役割です。

後者がパズロミノを採用した理由であり、ナチュル・パルキオンは誘われし者と魔救でシンクロ召喚が可能ですが、ナチュル・ビーストはレベルが異なるためシンクロ召喚するにはその問題を解決する必要がありました。
そこでレベルを変更できるパズロミノに目をつけ、ルートに組み込む上でも全く問題がなかったため採用となりました。

展開ルート解説

ナチュル星杯は決まったルートがあり、手札によって多少は変更するものの基本的にはベースのルートを元に動かすため、基本のルートについても解説していきます。

ここでは、

①アドバンス召喚済みの星杯1枚からの展開
②宣告者の神巫1枚からの展開

の2つを解説します。
この2つでは最終盤面が若干異なり、召命の神弓アポロウーサの素材数が①だと2つ、②だと3つになります。

①ルート

  1. 星杯1体でアルミラージをリンク召喚し、墓地に送られた星杯の効果で星杯に誘われし者、星杯の妖精リースをデッキから特殊召喚した後、特殊召喚されたリースの効果で星杯の守護竜をサーチ

  2. 誘われし者1体で星杯竜イムドゥークをリンク召喚する

  3. イムドゥークとリースで星鍵士リイヴをリンク召喚し、墓地に送られたイムドゥークの効果で手札から守護竜を特殊召喚する

  4. リイヴ効果でデッキから星遺物を継ぐものをセットする

  5. リイヴとアルミラージでユニオン・キャリアーをリンク召喚し、キャリアー効果で自身におもちゃ箱をデッキから装備する

  6. 墓地のリースの効果でキャリアーを墓地に送って自身を手札に回収し、破壊されたおもちゃ箱効果でデッキからジェリービーンズマン、誘われし者を特殊召喚する

  7. ジェリービーンズマン1体でイムドゥークをリンク召喚し、イムドゥークと守護竜で捕食植物ヴェルテ・アナコンダをリンク召喚した後墓地に送られたイムドゥークの効果で手札からリースを特殊召喚する

  8. アナコンダ効果でリースを闇属性に変更し、アナコンダとリースで幻影騎士団ラスティ・バルディッシュをリンク召喚する。この際、バルディッシュは必ず右側にリンク召喚する

  9. バルディッシュ効果でデッキから幻影騎士団ダスティローブを墓地へ送り、幻影騎士団シェード・ブリガンダインをセットする

  10. 墓地のダスティローブ効果でデッキから幻影騎士団ステンドグリーブをサーチし、ブリガンダイン効果で自身を通常モンスターとして特殊召喚した後手札のステンドグリーブをレベルを変更しつつ特殊召喚する

  11. ブリガンダインとステンドグリーブで御影志士をX召喚し、効果でブロックドラゴンをサーチする

  12. 御影志士と誘われし者で2体目のリイヴをバルディッシュの右側のリンク先にリンク召喚し、ジェリービーンズマン、誘われし者、御影志士を除外して手札からブロックドラゴンを特殊召喚する

  13. セットしてあった継ぐものを発動し、墓地からレベルのあるモンスターを特殊召喚し、そのモンスターとブロックドラゴンで落ち消しのパズロミノをバルディッシュのもう1つのリンク先にリンク召喚した後墓地に送られたブロックドラゴンの効果で魔救の探索者、魔救の追求者、ギガンテスをサーチする

  14. 墓地のブロックドラゴンを除外してギガンテスをパズロミノの左に特殊召喚する

  15. 魔救の探索者をパズロミノのリンク先に特殊召喚し、パズロミノの効果でレベルを1に変更する

  16. 魔救の追求者を特殊召喚し、魔救の探索者とギガンテスでナチュル・ビーストをシンクロ召喚する

  17. 墓地の守護竜の効果で誘われし者を墓地から特殊召喚し、誘われし者と魔救の追求者でナチュル・パルキオンをシンクロ召喚する

  18. パズロミノとリイヴで召命の神弓アポロウーサをリンク召喚する

  19. 展開完了

②ルート

  1. 宣告者の神巫を召喚し、トリアス・ヒエラルキアを墓地へ送る

  2. 墓地のヒエラルキア効果で宣告者の神巫をリリースして自身を特殊召喚し、リリースされた宣告者の神巫効果でデッキから星杯の妖精リースを特殊召喚した後リースの効果で星遺物-『星杯』をサーチする

  3. ヒエラルキアとリースでユニオン・キャリアーをリンク召喚し、キャリアーの効果で自身におもちゃ箱をデッキから装備する

  4. 墓地のリースの効果でキャリアーを墓地に送って自身を手札に回収し、破壊されたおもちゃ箱効果でデッキからジェリービーンズマン、誘われし者を特殊召喚する。この際、誘われし者は左端に置かないようにする

  5. ジェリービーンズ1体で星杯竜イムドゥークをリンク召喚し、イムドゥーク効果で増えた召喚権を使い星杯をアドバンス召喚した後墓地に送られたイムドゥークの効果で手札からリースを特殊召喚する

  6. 星杯とリースで捕食植物ヴェルテ・アナコンダをリンク召喚し、墓地に送られた星杯の効果でデッキから誘われし者、星杯の守護竜を特殊召喚する。この際、誘われし者は左端に置くようにする。

  7. アナコンダの効果で守護竜を闇属性に変更し、守護竜とアナコンダで幻影騎士団ラスティ・バルディッシュをリンク召喚する。この際、バルディッシュは右側にリンク召喚する

  8. バルディッシュ効果でデッキから幻影騎士団ダスティローブを墓地へ送り、幻影騎士団シェード・ブリガンダインをセットする

  9. 墓地のダスティローブ効果でデッキから幻影騎士団ステンドグリーブをサーチし、ブリガンダイン効果で自身を通常モンスターとして特殊召喚した後手札のステンドグリーブをレベルを変更しつつ特殊召喚する

  10. ブリガンダインとステンドグリーブで御影志士をX召喚し、効果でブロックドラゴンをサーチする

  11. 御影志士とおもちゃ箱で特殊召喚した方の誘われし者で星鍵士リイヴをバルディッシュの右側のリンク先にリンク召喚し、ジェリービーンズマン、誘われし者、御影志士を除外して手札からブロックドラゴンを特殊召喚する

  12. リイヴの効果でデッキから星遺物を継ぐものをセットしてそのまま発動し、墓地からレベルのあるモンスターを特殊召喚する

  13. 12で特殊召喚したモンスターとブロックドラゴンで落ち消しのパズロミノをバルディッシュのもう1つのリンク先にリンク召喚した後墓地に送られたブロックドラゴンの効果で魔救の探索者、魔救の追求者、ギガンテスをサーチする

  14. 墓地のブロックドラゴンを除外してギガンテスをパズロミノの左に特殊召喚する

  15. 魔救の探索者をパズロミノのリンク先に特殊召喚し、パズロミノの効果でレベルを1に変更する

  16. ギガンテス、パズロミノ、リイヴの3体で召命の神弓アポロウーサをリンク召喚する

  17. 魔救の追求者を手札から特殊召喚する

  18. 魔救の探索者と誘われし者でナチュル・ビーストをシンクロ召喚する

  19. 墓地の守護竜の効果で誘われし者を墓地から特殊召喚し、誘われし者と魔救の追求者でナチュル・パルキオンをシンクロ召喚する

  20. 展開完了

補足

上記の2ルートではどちらもバルディッシュを右に出すように、と言っていますが厳密にはその必要はなく、左側に出しても展開は可能です。しかし私は基本右側に出して展開しているためそのように説明しています。
ただ、右側で出す場合その後の展開で出しているパズロミノが左、リイヴが右なのは絶対です。
左側で出す場合はその必要はありませんがパズロミノのリンク先に気を付けて展開する必要があることにはご注意ください。

また、継ぐもので蘇生するモンスターを「レベルのあるモンスター」という書き方をしているのはレベルさえあればどのモンスターでも良いためこの書き方をしています。
ブロックドラゴンとレベルの異なるモンスターを合わせてパズロミノをリンク召喚するのですが、ブロックドラゴンを出すまでのルートでブロックドラゴンと同じレベルであるレベル8のモンスターは1度も使っていないため、レベルさえあればどのモンスターでも条件を満たすことが出来ます。
ただし、リンクモンスターはレベルを持たないモンスターであるため、リンクモンスターを蘇生しないようご注意ください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

ナチュル星杯の最終盤面は非常に強固であり、いきなり攻撃力の高いモンスターが出てきたり壊獣を投げられたりでもしない限り崩れることは少なく、手数が多いデッキでも魔法や罠に依存するデッキも少なくないため、1度展開しきってしまえば並大抵のデッキでは太刀打ち出来ずに敗北していくのでかなり強力なデッキだと思います。

反面、モンスター主体デッキでは妨害回数に限度があるためマストカウンターをある程度見極める必要がありますし、機界騎士などいきなり高打点が出てくるデッキや壊獣カグヤなどこちらの盤面を蹂躙するのがコンセプトのデッキには弱いです。

またデッキ枚数が膨らむため誘発や捲り札を多く入れることが難しいためガチ対戦に持っていった時高い勝率を維持できるかと言われると難しいと思います。

そのためナチュル星杯で本気で勝ちを狙う場合は相当デッキ構築を寝る必要があり、雑に勝てるデッキでは無いことは理解していただけると幸いです。
ただ決して弱かったりロマンデッキだったりする訳ではなく、強さとしてはフリーマッチ以上ガチマッチ以下くらいだと個人的には思っています。

皆さんもそれぞれのナチュル星杯を握って戦いに挑んでみてはいかがでしょうか。

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