日の目を見なかった子ども向け原稿:どうしてこんなに大ごとに?

子ども向け新聞で、ほかの記事とダブるからとボツになった原稿。子どもが感じていそうな気持ちを想像したと言いながら、私自身のわだかまりを解消するために文章にまとめてみた面があります。

あれこれ政府や行政、報道のウェブサイトを見てみましたが・・・みんな記述が難しすぎる。といっても、この文章も小学生向けだとどうかという話ですが。

学校が休校になったり、大型連休なのにお出かけできなかったり、新型コロナウイルス感染症は私たちの生活を大きく変えました。感染した人は日本では1万人に1人ぐらいですから、身近にいるという人は少ないでしょう。それなのに大ごとになっているのはどうしてでしょうか。
 Q:こんなに大変なことになったのはなぜ?
人から人へとうつる病気で、治す薬も防ぐワクチンもないからです。
 病気のもとである新しいタイプのコロナウイルスが体の中に入り込むと、つまり感染すると、急に命が危ないほどまで症状が重くなる人がいます。重くなりやすいのは、もともと病気を持つ人やお年寄りです。
 一方で、感染してもかぜのような症状ですむ人や、何も変わらない人が多くいます。症状が出るのも感染してから数日後です。検査でウイルスが体から見つからなくても感染していることがあります。
 ウイルスを運ぶのはくしゃみやせき、つばや、これらがついた手です。感染の広がりを防ぐには、手洗いやマスクに加えて、みんながほかの人とできるだけ近づかないようにすると効き目があります。そこで、学校を休校にしたり、人が集まる場所やお店を閉めたりしてきました。

話はこのあと医療の負担へと続きます。そちらを中心にまとめます。