大宮アルディージャ 外国人選手列伝 2012-2018

noteでは初めて書きます。

こちらの一覧に刺激を受けまして、自分でも大宮アルディージャ版外国人選手列伝を記してみようかと思いました。

自分がアルディージャをちゃんと見始めたのは2012年からなので、それ以前に加入・活躍した選手(トゥット、トニーニョやラファエルなど)のことは記しておりませんです。

それでは始まり。

カルリーニョス・パライーバ(2012-2013.8、2014-2015)

正確なロングパスが持ち味の左足の魔術師。ただ、責任感の強さからか、よくポジションを空けてボールを奪いに行ったりすることもあって、守備を考えると怖かった。加入した年のナビスコカップ予選の試合で、得点を決めながら引き分けに終わった試合のインタビューで「勝てなくて悔しい」と語り、「これが勝者のメンタリティ」かと驚愕させたものです。

その後、鈴木監督の解任、ベルデニック監督就任に伴ってあまり起用してもらえなくなり、翌年にはジュビロ磐田にレンタル移籍することに。2014年には大熊監督が就任した大宮に復帰。2015年のJ2優勝時には渋谷監督の下、大活躍したものの、同年限りで契約満了。翌年からの2シーズンは徳島でプレーした。現在はブラジルのサンタクルスでプレーしている。

そういや、入団当初はポニーテールにしてたなあ。

チョ・ヨンチョル(2012 - 2014.7)

新潟から移籍してきた快速ドリブラー。それ以上に「ごんだ 止めすぎ」などのかわいいツイート、ファンを大切にする姿勢でどこのチームのサポーターからも愛された存在。2014年のシーズン途中にカタールのチームに移籍。

その後、韓国Kリーグのチームを経て、2019年シーズンより新潟に復帰。

ズラタン・リュビヤンキッチ (2012.7-2014)

2012年シーズンのベルデニック監督就任にあわせてやってきたスロベニアのナイスガイ。こんな男前おるんか。柏戦のハットトリックなど、印象深い活躍でした。2015年シーズンからは浦和に移籍。2018年まで在籍。現在は所属チームなしとのことで、このまま引退になってしまうのでしょうか。


男前や・・・。

ミリヴォイェ・ノヴァコヴィッチ(2012.8-2013)

長身をぐっと低い体勢にしてちょっと猫背でゴール前に上がってくるストライカー。2. ブンデスリーガとはいえ、ケルンで得点王になった選手が来るとのことでびっくりでした。

期待にたがわぬ活躍で、FC東京戦で早速得点を決めたときには「これはすごい」と思ったものですが、札幌戦のハットトリック、3点差を逆転した天皇杯・川崎戦と、印象的な活躍も多く、大活躍でした。

大宮を退団後は清水・名古屋を経てスロベニアのマリボルに移籍、2016-2017シーズンで引退しました。

イ・グノ(2012.7-2012.12)

ええはい、ガンバ大阪などで大活躍したグノさんとは別の同姓同名です。

パク・チソン2世という触れ込みで、高校から直で大宮に入団したものの、当年は大宮で出場なし、翌年2013年はは北九州にレンタル・2014年は秋田にレンタル。その年の末に契約満了となり、大宮ではついに出場なし。

その素朴な顔立ちと、ヨンチョルにかわいがられていたことしか印象になく・・・。

ルーカス・ニール(2013.8-2013.12)

オーストラリア代表キャプテンも務めた胸板系DF。とにかくその体ではじき返す・・・とは言いつつも、スピードがあまりなく、さいたまダービーでの一発退場など、あまり活躍できなかった印象。

しかし、「8連敗+1勝+8連敗」という傷心のシーズン後半を送っていた大宮サポに、ニール兄貴の胸板は癒しだった・・・かも。

ジェナン・ラドンチッチ(2014-2014.7)

大熊監督が就任した2014年。前年に退団したノヴァコヴィッチのかわりに清水で活躍したラドンチッチを獲得。活躍が期待されたものの、これが11試合で無得点と大誤算。サポからの叩かれぶりはちょっとかわいそうだった。

2014シーズン中に大分に移籍。そのシーズン終了を待たずに膝の治療のため退団。お子さんがかわいかったことくらいしか印象にない・・・。

ドラガン・ムルジャ(2014.7-2017.6)

レッドスターで得点王に輝いた選手が2014シーズン、降格の危機に瀕していた大宮に現れた。デビューした広島戦で早速2得点の大活躍。これならあるいは・・・の願いもむなしく、大宮は降格してしまうのですが、翌年J2で大車輪の活躍。J2で優勝を決めた試合で2得点を挙げ、さらにPKをゲットした場面は本当に震えました(なお、本人はPKをゲットするのはうまいが決めるのはうまくない)。

なお、まったくソースが見つからない上に、記憶もあいまいなのですが、レッドスター退団後に代理人から「ギリシャのチームと日本のチームとのオファーがあるけどどっちにする?」と聞かれて、日本のチームを選んでくれた、という話を目にしました。ありがとうムルジャ。

チョ・ウォニ(2014.7-2014.12)

ボランチにして右SBもできるという話で2014シーズン途中に加入。「韓国のガットゥーゾ」との触れ込みでしたが当時の大宮はボランチ過剰。一試合だけボランチで出た試合はいきいきとしてた印象。右SBではちょっとしんどそうでしたね・・・。余談ですが、ウォニさんのキーホルダー、持ってたはずなんだけどどこ行っちゃったかな・・・。

マテウス(2014.8-2014.12、2015.7-2018)

19歳で最初に入団した際には、平日アウェーの天皇杯1試合の出場にとどまり「幻の選手」扱いだった彼が、翌年再度入団。当時の強化部がその才能にほれ込んでなんとしても獲得したいとの意向だったとか。当初は「俺のドリブルを見ろ!」的なパルプンテぶりが目立つ選手でしたが、着実に成長、主力としてサイドを切り裂くドリブル、絶妙なフリーキックと大活躍。2019年からは名古屋に移籍しました。

「マテウスは大宮のホームグロウン選手」というネタがありますが、実際19歳から実質大宮でずっとプロ選手だったわけで。

マテウスは大宮が育てた

ネイツ・ペチュニク(2016-2017.7)

前年に千葉で活躍したペチュニク。とにかく右サイドでものすごく張り切ってプレーしてたのは覚えてるけれど、なかなか得点などの目に見える形での活躍にいたらず。翌年に当時J3の栃木SCに移籍させるというJ3の他チームサポから文句が出るようなことに・・・。栃木SCを退団したあとはスロベニアに戻って現役を続けているとのことです。

得点決めた後に、アシストした選手を指差して走ってくのが恒例でした


マルセロ・トスカーノ(2017.7-2018)

見た目はモヒカン系ヒャッハー、実際には家族思いの人格者。2017年の降格危機の際にシーズン途中で韓国Kリーグから入団。翌年も所属したものの、あまり印象的な活躍はできなかった。

次に触れるカウエ、マテウスとの「MCMトリオ」での活躍期間は短かったな・・・。

カウエ(2017.7-2018.8)

見た目は音楽系ヒャッハー、実際にもよくインスタで歌ったり踊ったりする動画をあげてる、でも一人娘を溺愛してるっぽい、やっぱり家族思いなカウエ。ポジションは主にボランチだが、当時の大宮ではいまいち合わず、翌年に新潟に移籍。

前の所属はポルトガルリーグだけど、その前はイスラエル、アゼルバイジャンなどのいろいろな国を渡り歩いた苦労人。

カウエ(左)とマルセロ(右)

キム・ドンス(2017.7-2018)

秘密兵器は秘密のまま。CBの人材難の中やってきた韓国人DFは前の所属がハンブルガーSVのセカンドチームという、どう評価したらよいのかわからなかったけれど、結局2シーズンで天皇杯1試合のみの出場で退団となってしまったことで、ますます良くわからないままでした。

現在はドイツのリューベックにいる模様。彼女(or奥さん?)がとっても美人さん。

ロビン・シモヴィッチ(2018-)

前年に降格し、1年でのJ1昇格を目指した大宮が名古屋を契約満了になったシモビッチを獲得。その際に「シモヴィッチ」とわざわざ「ヴ」表記に変えるこだわりを見せる大宮でした。

大宮では正直大活躍というわけではないけれど、まだまだこれからだと思ってます。さいたま市からだとIKEAが少し遠くてすまないです。あと、毎回年齢を見るたびに「え!2○歳だったの!」と思ってしまうのはほんとに申し訳ない。

ダヴィッド・バブンスキー(2018.8-)

大宮のこだわりによって横浜所属時の「ダビド」から「ダヴィッド」に表記変更された2号。ずっと坊主頭だったけど、最近少し髪伸びた?テクニックは抜群だがスタミナが・・・という話を聞いてまして、さいたま市の暑い気候は平気か思いましたが、なんとかやれている模様。サンペールや久保建英などのバルサ絡みでコメントしてることも。

なお、バブンスキーが得点を決めると、ツイッター上の大宮サポが「バブー!」「バブー!」と一斉に幼児化する模様。

駆け足で一通り触れましたが、なんというかあまり「ネタになる」選手がいないというか。みんないい選手です。大宮で活躍できなかった選手もいましたけれど、その時の大宮でいまいち合わなかった、というだけで、決してダメな選手だったとか、そういったことではないと思うのです。

それではこのへんで。

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