I Need U
黒田です。
昨日、とあるアーティストのライブに現地参加をしてきました。
会場は2000人ほど入るホール。
満席です。
立ったり声援を送ることはできません。
ペンライトを振ったり拍手は可能です。
開演前にそのアナウンスを聴いてどんな感じになるのか期待と不安半々でした。
そしてついに開演の時間。
生バンドの演奏音が会場全体に鳴り響いた瞬間、思わず涙がこぼれました。
カラダ全体に伝わる空気の振動、
あぁ私がこの2年間我慢していたものはこれだった。
ネット配信でお酒を飲みながら、一緒に歌いながら観るライブも楽しい。
でも現地で体感できるこの感覚は何物にも代えがたいことを痛感しました。
右隣の男性も何度もティッシュで目をぬぐっています。
分かる分かる分かる、ほんとそうだよね、
私よりも彼の方がこの日を待ち焦がれていたかもしれない。
そんな想像をするだけでもさらに涙腺がゆるみます。
曲によってペンライトの色を変えたり
歌のリズムに合わせて拍手をしたりペンライトを揺らしながら
アーティストも観客もいろんな工夫をしてライブを楽しみます。
アンコールも拍手をし続けることで実現しました。
実はそのライブ前日にそのアーティストと一緒に番組をやってる方が
コロナウィルスのPCR検査で陽性になるというニュースが飛び込んできて
ファンたちの悲鳴が上がっていました。
しかし数回の検査で陰性、濃厚接触者とも判断されず
予定通り開催されるとアナウンスされたのがライブ当日の朝。
これだけでも感動する準備は万端だったんです。
そんなちっぽけな想像をはるかに超えてくるのが現場なんですね。
その感覚もすっかり忘れていました。
一緒に歌うことはできなかったけど
ジャンプしたり踊ったりはできなかったけど
みんなが頑張って作り上げ実現したライブはやっぱり素晴らしいものでした。
アーティストはもちろん、スタッフ関係者のみなさんには感謝してもしきれません。
こうして少しずつ日常が戻ってきていますね。
せっかくなら昔に戻るのではなく、バージョンアップした日常を作っていくのもアリか。
健やかで素敵な一週間になりますように。