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【超便利】便利なシャトル集め器"簡易版シャトルンバ"の作り方を丁寧に解説


こんにちは、ゆうバドのパパです

「《ググってもシャトル集め器》の作り方が載っていないじゃないか!」

ってことで自分で作ることにしました
メルカリショップはこちら
今回はシャトル集め器【簡易版シャトルンバ】の作り方やノウハウをすべて紹介していきます
【この記事の筆者】
・ゆうバドのパパ(34)
・バドミントン歴10年(上手くはない)
・マシンエンジニア17年(こっちは得意w)
・趣味はモノづくり(おもしろそうなら何でも作る)

【バドミントン×モノ作り】ということで記事を書きました
…ってどうでもいいかw
どんどん本題に入っていきます

「そもそもシャトル集め器ってなに?」

コート内に落ちているシャトルを一気に集める道具です
手で拾うよりも圧倒的に効率がよくその分多くシャトルを打つことができます
現在はモップを使用しているクラブが多い印象です

「じゃあモップでよくない?」

試した方がほとんどだと思いますがモップでシャトルを集めると大量のホコリがシャトルに引っかかってしまいかなりのストレスになります
更に雨の日など湿気の多い日はモップがとても重くなりますよね?
シャトルンバはシャトルにホコリがつくことはほとんどありませんし、キャスターがついているため湿気や暑さで操作性が変わることはありません

「どうしてノウハウ紹介しちゃうの?」

理由は色々ありますが1番の理由は

《シャトルンバをチームに1台》

だからです
ジュニアのクラブ、学校の部活、バド好きサークルなど、団体を問わず各チーム1台はシャトル集め器を持っておいて損はないと確信しています!
私は今まで【シャトル集め器】という存在を知りませんでした
練習で打った大量のシャトルをモップか素手の2択でシャトルを回収する日々…
バドミントンでモヤモヤする効率の悪い時間…
ですがそんな時、息子が通うジュニアのクラブで初めてシャトル集め器と出会いました
初めて触るシャトル集め器に驚きを隠せませんでした

私は鳥肌が立つほど感動しました
いままで息子の打った大量のシャトルをひとつひとつ手で拾っていたので、大袈裟にいうと雷に打たれたくらいの衝撃があったと思います
単純にこの感動をみんな味わってもらいたいと心から思いました

「じゃあ売るだけで良いじゃん?」
って思いますよね…
その通りなんですが、あくまで目的は

《シャトルンバをチームに1台》

モノを売るという時点でハードルが爆上がりします
「この感動を一人でも多くの方に伝えたい」と思っても届けられる環境がなければ話になりません
そのため、誰でも制作できるように現状のシャトル集め器を簡略化して再設計をしてみました
名付けて《簡易版シャトルンバ》←安易w
シャトル集め器の機能はそのままで、安価に作れるものができたと思います
シャトルンバを使う→練習効率が上がる→個人、チームが強くなるっていうサイクルができれば最高ですね!
この記事を参考にぜひ手作りのシャトル集め器を作ってみてください
無料公開だからといって手は一切抜いていません!
実際に100均に通い何度も何度も試行錯誤していかに安価で性能が維持できるかを研究しました。

製作等に関する疑問点などありましたらTwitterのDMまでどうぞ
できる限り丁寧に対応いたします
(モチロン無料です!)
アカウント名:ゆうバド
前置きが長くなりましたがいきましょう!

材料、道具と費用

まずはシャトルンバ作成にかかる費用をご紹介していきます
よかったら上の画像を参考に部品を揃えてみてください
※機能性を確保でき、できる限り安価なものを厳選しました
※購入店舗はどこでも構いません
材料

  • 木材 約400円(30mm*40mm*1000mm)
    ※カット代は別(1カット30円~50円)
    ポイントカード等でサービスとなる場合あり

  • キャスター4ヶ 約600円(車輪径25mm)

  • パッチン錠2ヶ 約1000円(バネ付きが好ましい)

  • フローリングワイパー 100円

  • 延長ポール 100円

  • 磁石 100円
    ※強力なもの推奨

  • 磁石用補助プレート 2ヶ 300円

  • マスキングテープ 100円

  • 蝶番 200円
    ※ダイソーの蝶番は取付ビスなしφ2.4×10mmを8本

  • ビス M3×10 24本 200円
    M3×30 2本  100円

  • プラ段 約400円
    ※プラスチックダンボール板

  • 強力両面テープ 約800円(磁石取付用)

  • 補強テープ 約400円(プラ段補強用)

※価格は全て税抜きです
※価格については私が制作した際の参考価格です
※地域、店舗により価格の変動がありますためご注意ください
工具

  • 定規300mm 100円

  • シャーペン 100円

  • 木工用のこぎり 200円

  • 木工用やすり 100円

  • きりor電動ドリル 100円

  • プラスドライバー 100円

  • カッター(プラ段切断用) 約600円
    ※オルファ推奨

保護メガネ、作業着、安全靴等は各自でご用意ください。
…お決まりなので追記しておきます
トータル約6500円くらいで簡易版シャトルンバは作ることができます!
シャトルンバの性能を考えるとコスパ的には最強です
※工具に関しては自前のものも使用した為、最低価格の商品をピックアップしてあります(工具の場合、性能と価格は大体比例します…)
※地域、店舗により価格の変動がありますためご注意ください
※簡単な組み立てだけで完成する正規版シャトルンバはメルカリショップで7980円で販売をしています。

シャトルンバ作成手順

大きく分けて6段階の手順があります
1.木材を切る
2.木材にケガキ(マーキング)
3.穴あけ
4.組み立て
5.プラ段制作
6.磁石をつける
たったこれだけの手順でシャトルンバは完成します
各工程、大まかな所要時間は書いておきますが工作に慣れていない方で大体4時間くらいを目安に考えてもらえればと思います。
のこぎりやキリなど鋭利な道具を使用しますのでケガをしないよう細心の注意で作業をしてください。
尚、当ブログではケガに対する補償、賠償等は一切行いません
作業は自己責任にてお願いいたします
一応お決まりの文章なので書いておきます…
本当に注意しておこなって下さいね!

【図解写真の訂正】

図解で使用されている写真は左の銀色取り付け金具を使用していますが、今回紹介する簡易版シャトルンバでは右側の仕様で説明をしています
(部品点数及び加工工程が増えてしまう為)
販売しているシャトルンバにつきましては左写真の様に銀色金具で仕上げてあります
木材を切る

【所要時間 約45分】
木材をのこぎりを使用し成形をしていきます
【使用材料、工具】

  • 木材 約400円(30mm*40mm*1000mm)

  • のこぎり

  • 定規

  • シャーペン

  • マスキングテープ

木材はホームセンターにてあらかじめ定寸にカットしてもらうことを推奨します

  • 30mm*40mm*420mm 1本

  • 30mm*40mm*200mm 2本

ここからカットするのは200mmの2本のみになります
まず定規とシャーペンを使い木材にケガキ(目印のマーキング)をしていきます。
寸法は画像の通りにおこなってください

2本目も同様の寸法でOKです
マスキングテープを使用しケガキをより分かりやすくします
※初心者は必須。私もいまだにやりますので
バイス(万力)や足等で木材を固定して、のこぎりで切断していきます
※ホームセンターのDIYコーナーを利用するのもありだと思います(電子ノコを使用する際は別途専用のノコ刃の購入が必要かもしれません)
※切断方法については詳しくは触れませんのでYouTubeなどを参考にしてください

  • 始めはゆっくりと切り溝を作る

  • 挽く(引く)ときに力を入れる

  • 無理に切ろうとしない

フローリングワイパーも同時に加工しておきます

寸法はタテ40mm ヨコ110mmでカットしていきます
ノコギリでもカッターでも切りやすい方をお選びください
※形状がいびつなためケガには注意する

ケガキ(マーキング)

【所要時間 約30分】
【使用材料、工具】

  • 木材
    30mm*40mm*420mm 1本
    30mm*40mm*200mm 2本

  • 蝶番

  • パッチン錠

  • フローリングワイパー

  • 定規

  • シャーペン

木材にキャスターや蝶番、パッチン錠、取っ手を取り付けるための穴をあけるための印をつけていきます
なぜケガキと穴あけをするの?
確かにビス(木ネジ)を使用すれば穴があいていなくても部品を取り付けることは可能です
しかし、木材は柔らかいため力の入った方向にどんどん曲がっていってしまいます
あらかじめ小さな穴をあけておくことで、ビスを真っ直ぐ締めることができ仕上がりが圧倒的によくなりますよ
もちろん私も必ずケガキをしてから穴をあけるようにしています
キャスターのケガキ

蝶番のケガキ

※左右2箇所
パッチン錠のケガキ

パッチン錠は受け側の金具を引っ張って締結をするためケガキをした後ピッチ(距離)を1mm程度長く修正しておきます
説明ムズ…💦
これも左右2箇所です

穴あけ

【所要時間 約20分】
【使用材料、工具】

  • 木材
    30mm*40mm*420mm 1本
    30mm*40mm*200mm 2本

  • キリor電動ドリル

キリorドリルにてケガキ(マーキング)をしたポイントに穴をあけていきます
この穴が組立て時のビスが入る目標となるので、できる限り木材に対して垂直に穴をあけていきます
穴はけがき線の中に必ず入れる
キリ、ドリルの径はΦ1.0~2.0まで深さは10mm~15mmでOK
工具の使い方についてはYouTube等を参考にしてください
ここもケガをしやすいポイントなので注意

組み立て

【所要時間 約30分】
【使用材料、工具】

  • 木材
    30mm*40mm*420mm 1本
    30mm*40mm*200mm 2本

  • キャスター

  • 蝶番

  • パッチン錠

  • フローリングワイパー

  • ビス

ここまで来たら後は部品を組み立てるだけです
順番はどれからでも構いません
やりやすいものからビスで止めていってください
ビスの規格は目安なので多少違っても全く問題ありません
要は部品同士が止まれば良いです

  • キャスター  M3×10mm 16本

  • 蝶番 付属のもの
    ※ダイソーの場合φ2.4×10mm 8本

  • パッチン錠 M3×10mm 8本

  • フローリングワイパー M3×30mm 2本

ビスは仮締めをする(締まる寸前で止めておく)
すべてのビスが入った後に対角にビスを本締めしていく
ビスは締めすぎない(止まった所から半周位締めるイメージ)
緩いと思ったら後から増し締めをおこなえばいい

プラ段制作

【所要時間 約30分】
【使用材料、工具】

  • 木材(本体)

  • プラ段

  • 補強テープ

  • カッター

プラ段を本体の形状に合わせてカットしていく

  • タテ65mm ヨコ430mm 1枚

  • タテ65mm ヨコ170mm 2枚

補強テープで取り付けていく
折り畳んだ状態で補強テープをつけていく
必要に応じて補強は行っていく

磁石の取付

【所要時間 約20分】
【使用材料、工具】

  • 木材(本体)

  • 磁石

  • 磁石用補助プレート

  • 強力両面テープ

  • カッター

木材(本体)とプラ段を固定するための磁石を取り付ける

磁石の準備
両面テープを磁石に貼り付け、カッターにて余分な部分を切り取る
※両面テープが弱いと磁石が外れやすくなる
磁石の取付
本体のキャスターがついている部分(4ヶ所)に磁石を取り付けていく
プラ段側には磁石用ステンレス補助プレートを本体側磁石取付位置にあわせて取り付けていく
(プレートの方が面積が広いためややアバウトでも大丈夫)

完成

お疲れさまでした
これでシャトルンバ完成となります
あとは試運転をしながら蝶番の角度など微調整をしていただければいいと思います!

最後に

ここまで本当にお疲れさまでした
はじめは「こんなの作れるか!」って思われたかもしれませんが、やってみると意外にできるものなんですよねw
世界に1台のシャトル集め器をこれからどんどん練習で使っていってください!
シャトルンバは1クラブに1台必須のアイテムになる魅力を秘めていると思います

少人数チームの練習効率アップや今まで体育館の隅でもどかしい思いをされていたバド未経験の父兄の方も即戦力で練習の手伝いができるようになりますよ

コートの近くにいることで選手、コーチと一緒になって練習に参加することもできます
ぜひ今日から練習で使用してみてください
今後も本ブログは改善を重ねてより良いものにしていく所存です
製作途中での疑問点、改善案などお問い合わせは、お気軽にTwitter @yuubad417までお待ちしています
「〇〇の方法がわからない」
「〇〇がうまくいかない」
なんでも結構です
可能な限り対応していきます
とはいってもシャトルンバは欲しいけど作っている時間がない方、モノづくりが苦手な方はもちろんいらっしゃいます
「こんなの無理」でもシャトル集め器には興味あるという方はメルカリショップにて9800円で販売をしています。
こちら
在庫は少ないですがシャトルンバを用意しています
販売用のシャトルンバは簡易版とは異なり材質、寸法、形状をこだわり抜きより使いやすいものに仕上げてあります。

本ブログはシャトル集め器をつくりたい!という方に向けてノウハウを公開しておりますので商用行為はおやめいただく様よろしくお願いいたします。
(意匠権取得中)

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