#113 また来る日まで。ありがとう。
帰京前夜。
いろいろな出来事や出会いが目まぐるしかった離島生活も今日で最終日を迎えました。
最後のリハビリ、親戚の挨拶まわり、荷造り、東京への荷物発送などなど。。
東京へ送り返した荷物は大きめな段ボール10箱。軽い引っ越し。
最後のリハビリでは、お世話になったドクター、看護師さん、PTさん、ヘルパーさんやたくさん癒されたポニーさんにも運良く挨拶することができて
みなさんに「明日の便で東京戻ります」と伝えたら
「足が良くなるまでここで働けばいいのに~。さみしいな」
と冗談で何度かひき止められた。笑
「東京で使い物にならなかったら戻ってきますね」
と冗談のお返し。
みんなあったかいな。
ありがたい。
前にも書いたかもしれないけど
両踵骨骨折という現在も、今後の生活で不自由をきたすであろうとんでもないケガをしてしまったけれど
引き換え…ではないけど何もなく帰っていたらこれまでの出会いはないし
じーちゃんも施設に預けられず、凄くもやもやしたかもしれない。
でも、こんな素敵な出会いもたくさんあり。
車イス生活や障がいを抱えた方の目線にも立てた気がする。
譲っていた側から譲られる側へ。
譲られる気分も、人からの目線とかも痛いほど分かったし。
他の人の歩くスピードについていけないのも惨めな気がして悔しかった。
だけどそれを含めて
失うものも大きかった分
得るものも大きかった
と自分では思っています。
同じ目線に立っていたつもりでいたけど、もっとその目線に近づける気がする。
痛く長い良い勉強でした。
次の来島はまったく決まっていないけれど
東京では感じられない大自然を求めつつ
こころがつかれてきたときに、じーちゃんや親戚、入院通じて知り合えたみなさんに会いにきてみようかな。
両足骨折は珍しいケースらしいので
「両踵骨骨折でお世話になったものですが」
といいながら。
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