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「ラ・ラ・ランド」

今更ながら、ララランドについてのレビューを書いてみることにした。というのも、話題にはなったが観なかったという人が多いと思ったからだ。

正直に言うと、ララランドは芸術的な映画だが、内容も加味すると非常に薄味で、映画通の方には少し物足りなく感じる作品かもしれない。
まず最初に、高速道路での印象的なダンスパートが流れる、これはこれから始まる物語に期待感を持たせるという意味では非常にいい効果を発揮している。衣装、歌は観てる人に強いインパクトを与えるものになっている。しかし、そのインパクトあるダンスシーンを活かしきれないストーリーが、観てる側にちょっとした「退屈感」を与えてしまう。
端的にストーリーを述べると、とあるパーティで出会った夢追う男女二人が、お互いの挫折や苦悩を分かち合いながら愛を深めていくが、最終的にはお互いの夢の為に別れてしまうという、悪く言えば「おきまり」の設定だ。
ミュージカル映画の主役であるミュージカルテイストの部分に注目するのであれば、非常に満足のいく映画かもしれない(私はそのタイプで、実は結構楽しませてもらった笑)。

出演している俳優陣(エマストーン、ライアン・ゴズリング)は手堅いところを確保した感はある。そうはいっても、やはりこの二人の安定感はすごい。この映画の世界観にあったゴージャスな演技が印象的だ。

音楽はどれも非常にキャッチーなメロディで、聴いていて引き込まれてしまう。映画を観終わってもしばらくそのリズムが頭から離れないだろう。私もしばらくはララランドの音楽をi phoneで聴いていた。

総じて、音楽好きにはなかなかグッドな映画だが、音楽に興味がない方にはあまりオススメできない映画だ。(大体のミュージカル映画はそんなもんなのかな?)

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