人を恨む話

これはただただ呪詛を吐き出したい私の独白。故に、どんな感想を持ってもいい。これはただ私の独白で、私の呪詛で、私の祈りだから。

あまり心に良くない話だったりも上がるので、そういった話に弱い方は辞めておいた方がいいという事は先にお伝えしておく。何度も言うが、これは私の呪詛にもよく似た祈りのような独り言なのだから。


母が嫌いだ。けれど、愛している。

私という人間の感覚を、認知を、感情を、様々な物を壊した人物こそが我が母である。勿論他にも大小なりとも影響を与えてきた人間はいるだろう、けれど。この多くの呪詛を、祈りを向ける先は母1人。

幼く無知な子供を壊したのはあなたの言葉だ。
あなたの言葉一つ一つが、まさしく呪いとして私の心を蝕んでいる。

幼い頃からずっと容姿を弄るのが母だった。未だに変わらず、ふと笑いながらその呪いを吐き出す。悪意があるのか、無いのか。今となっては特段興味はない、ただそれが呪いとして根強く私の心を蝕み続けているのは事実だからだ。
母は容姿いじりを嫌がると言うのに。だのに、私には続けている。

これを呪いと呼ばずして何がある?

幼いながらに掛けられ続け、未だに続くその言葉に私は死ぬまで蝕まれるのだ。辞めてと言っても止むことのなかったその言葉に。

恐怖を植え付け、上手く謝罪も出来ない人間を作り上げたのは貴女の言動だ。
そして、貴女を根強く恨む私を生み出したのも貴女だ。

幼い頃の私と言えば、とにかくやんちゃっ子だった。
毎日のように飽きることなく遊びに出かけ、男子に混ざって下手くそながらにドッヂボールを楽しむ。宿題は分からないことだらけでめんどくさいと放置し、片付けもしない。そんな、やらかし上手な子供だった。
そして、毎日のように叱られたことを覚えている。内容なんてよく覚えていない、怒鳴られ、物を投げられ、殴られ、蹴られ、叩かれ、髪を引っ張られ、そして毎度のように家を追い出されたことはこんなにも覚えているのに。
ごめんなさい、と言えばベタな台詞だと思われるかも知れないが確かに「ごめんで済むなら警察は要らない」と言うような言葉で怒鳴られた。逆に言わなければ、「反省のはの字もないのか」と叱られた。
いつからか、謝ることを放棄し、ただ落ち着くまで黙って叱られ、言われた通りに家を出て家前に座り込むしか無かった。時に公園に向かったこともあるがそんなことをすれば警察に知らせてまで探しに来るような人だったから。
人形用に買ってもらった玩具のクローゼットを投げつけられ、ヘラヘラ笑いながら痛いなと触れたら傷つき出血していたこともある。
当たりこそしなかった硝子の茶碗を投げられたことだってある。リモコンを投げられたことも、リモコンで殴られたこともある。片付けを上手く出来ず叱られ、怖くて泣いて、疲れて寝てしまったら空の3段ボックスを投げられたこともある。何度も、何度も、痛みと恐怖に身を丸め少しでも身体を守ろうとする私に投げつける母は酷く怒っていて、余計に怖かったことだけを覚えている。

まだ書き出す予定だが、少し疲れたのでこの辺りで1度終えておく。まだ、まだ。私の呪詛は続くのだ

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