ナツモルデッキ考察 こぼれ話

くろまいです。

考察を行うにあたり、一連の流れからは不要と判断した内容をだらだら拾って再構成する記事です。極私的な内容なので、考察本文とのリンクは切ってこっそりマガジンへ入れておきます。知見となりうる情報は何もありませんが、よければお付き合い下さい。長いです。





何故ナツモルを握るのか?


TV版エヴァみたいな文体。要はオリジンです。


結論だけ先に書くと『妥協から発生した物語の、妥協しないフィールドでの決着をまだ見ていないから』になります。よくわからないですね。


そもそもの前提ですが、モルフォン自体は別に好きなポケモンではありません。進化前のコンパンはウルトラセブンに出てきても違和感のない不気味さで割と好きですが、モルフォンにはそういったとっかかりもなく、初代赤緑のサファリゾーンで出てくるとビックリするけど別にいらない枠、もしくはチャンピオンロードに出てきては雑に狩られる経験値要員ぐらいの認識でした。ひどい。


そんな自分の一番好きなポケモンはフシギバナで、ポケカを始めた時も最初はフシギバナを使うつもりでいました。


でも使いませんでした。


他の人が使ってたからです。


少年の日の思い出


自分がポケカを始めたのはneo2の『遺跡をこえて…』からで、人生においては小学校の高学年になります。


原作ゲームの方は初代赤緑からほぼリアルタイムで遊んでいたものの(なおこの記事を書いている途中で『アニメのサトシより先にオーキドからポケモンをもらった世代』というジェネハラ自己紹介を考えついてしまったので、リアルで決して使用しないようネットの海に流して供養します)、カードの方は親が良かれと思って買ってきた『大人にもわかるポケモンカード戦略』がなんだか小難しかったため、敷居の高さを感じてそのままスルーし、ポケモンスナップや金銀の方に熱中していました。


そうこうしているうちに2000年になり、クラス替えを経て新年度が始まります。



その時のクラスは自分が一番楽しかった小3の頃のメンツをマイナーチェンジした感じで(小中高で時々発生する、クラスメイトが数年単位でシャボンディ諸島よろしく再集結する現象に名前をつけたい)、楽しくやれそうかなーと最初はぼんやり思っていましたが、当時の自分はおうち遊びばかりしていたからか情緒発達がのんびりしており、他の子が小3→小4を経て精神年齢のパラダイムシフトを終えていくなか、一人だけ友達100人のノリを持ち込んで場の空気が凍る、といった事態が頻発し、なかなか馴染むことができませんでした。つらい。


そのクラスで流行っていたのがポケカでした。


ぼくのなつやすみ2000


うちの学校は授業の邪魔をしない・失くしたら自己責任という前提のもと、高学年になってからは本・カードゲームの持ち込みがある程度黙認されていたので、20分休みや昼休みはみんな何かしらのホビーを使って遊んでいました。



当時は遊戯王のバトルシティ編が連載中だったこともあり、学校内のシェア占有率はおそらくOCGが一番だったかと思いますが(マハー・ヴァイロに装備魔法つけて殴ってる試合を見たことがあるので、多分そんな時期)、うちのクラスはカースト上位の子がポケカ派だったため、それに準ずる形でみんなポケカをプレイしていました。



自分は最初の出会いが先述の『大人にも~』だったのに加え、カードの色合いやサプライ関連の落ち着いた雰囲気も合間り『ポケカは大人向け』というイメージをずっと持ち続けていたので(MTGをモデルにしているだけあって、ポケカは全年齢の使用に耐えうるデザインコントロールを再初期から徹底していたように思います。伝わらない前提で例えるなら、90年代~00年代初頭ぐらいまでにワンダーライフスペシャルが発行した任天堂公式ガイドブックみたいな感じ)、それを自分より精神年齢の高いクラスメイトたちが難なく使いこなしているのを見て、『カッコいい』という憧れと『このままじゃマジで置いてかれる』という焦りの気持ちが両方芽生えたのをよく覚えています。



そんな感情のまま終業式を迎えて夏休みに入り、親の買い物で付き合わされたイトーヨーカドーのレジにて最新弾のパックが目に付き、お願いして1パックだけ買ってもらうことに成功。


それがneo2『遺跡をこえて…』で、入っていたキラ枠はバンギラスでした。


当時引いたやつは大掃除の波に飲まれて消えたので、
また別の個体                                 


このバンギラスのカードがマジでカッコよく(イラストも勿論だし、背景がマザー2のギーグよろしくドクロになっているのも最高)、丁度ゲームでサナギラスを進化させたばかりということもあってテンションが上がり、本格的にポケカを始めることを決意します。


丁度夏休みで親戚回りをすることになっていたため、そこでもらったお小遣いを全て注ぎ込んでカード資産を集め、新学期になったら「じつはおれもまえからカードもってたんだよー」的な感じでぬるっと仲間に入れてもらう作戦でいくことにしました。姑息。


その後いくばくかの愛想笑いを経て懐が潤い、いざカードをまとめ買いする段階に至ったところで、先述の話に戻ります。


大人社会がそうであるように、小学生男子のコミュニティにも不文律というものはちゃんと存在し(女子も当然そうなのでしょうが、自分は所帯をもってなおその辺りの感性が鈍すぎるのでスルーします)、その中でも特に『まねっこ禁止』というのは大きなウェイトを占めていたように思います。


加えて当時は先述の遊戯王の影響で『デッキ=その人の個性』という価値観が主流だったこともあり、クラスメイトの子達はみんな示しあわせてメインポケモンが被らないようにデッキ構築をしていました。バクフーンを中心に炎ポケモンで固める子、ニューラのコイントスに命をかける子、R団のサンダーで戦う自爆気質の子、カスミのドククラゲを大量展開して逃げまくる子…


そんな中に御三家であるフシギバナがいないはずもなく、クラスにポケカを布教したカースト上位の子が既に使っていました(ドロソサーチは小学生基準なのでさておき、採用ポケモンはちゃんとメガバナなので、普通に強かった)。


自分としては初めて貰ったポケモンの最終進化系なので思い入れもあるし、先述した『大人にも…』内での『エナジートランスが特殊能力の中でも抜きん出て優れています』的な記述を覚えていたので、本当は第一弾パックを買い漁ってフシギバナデッキを組みたかったのですが、コミュニケーションツールとしての役割を期待して始める以上、初手でコミュニティに喧嘩を売るのは本末転倒だと子供心にわかっていたので、泣く泣く握るのを諦めることに。


それなら次はせっかく当てたからバンギラスを使おうと考えましたが、こちらはこちらでレア枠の悪エネルギーを2枚揃えるのがかなり難しく、基本エネルギー目当てで3箱買ったneo1スターターのうち、確定封入の特殊エネルギー枠が3箱ともリサイクルエネルギーだったことに絶望し、こちらも握るのを断念しました。


今なら強さがわかるけど、子供心には超地味な絵面


頭を抱えに抱えた結果、最終的に

・フシギバナがダメなのは仕方ないとして、やっぱり草ポケモンを使いたい

・最新弾ならまだコンプしてる子がほとんどいないから被ることも少ないだろうし、最悪トレード用として持っているだけでも話のネタにはなりそう


という思考に行き着き、初めて買ったneo2パックにビードルが入っていたことから、進化ラインもきっと封入されているはず!と信じ、残りのお小遣いは全てneo2へ投入。無事にスピアーを入手しました。


neo2は全体的にイラストアドが高め。公式絵0枚だし


この『さんばいどく』のテキストが強そうに見えたのと、neo1スターターの中に確定毒効果をもつトゲピーが入っていたことを踏まえ、【毒を中心にした状態異常で戦う草デッキ】を自分のアイデンティティとすることに決定。


とはいえスターター3箱だけでは単色デッキを組めるだけの草エネが集まらなかったので(最初なのでエネはデッキ内に25枚程度という公式おすすめ配分を律儀に守ってました)、残りは緑の次に好きな色で、スピアーと同タイミングで入手したソーナンスとアンノーンAを使える超エネルギーで穴埋めし、なんとか夏休み中にとりあえずのデッキが完成しました。


完成したデッキのアタッカーたち。弱そう



新たなる希望


そして夏休み明け、宿題と一緒に作りたてのデッキをリュックへしのばせ登校。女子が無限に歌っているWhiteberryの『夏祭り』をバックに、クラスの男子へ向けアプローチを開始します。


(ドラム普通にうまくね?)



カースト上位の子はちょいこわなので、人当たりのいい子を狙って声をかけるなど要所要所でチキンムーブをかましたりもしましたが、当初の想定通り最新弾のカードには興味を持ってくれ、なんだかんだ仲間に入れてもらうことには成功。



ただ肝心のデッキの方はさっぱりで、なかなかしっくりする感じがありませんでした。



これは勝てないという意味でもそうですが、『使いたいポケモンが全然出せない』というのが一番の理由だったように思います(neo2とneo1だけだとサーチカードがポケモンマーチと遺跡の石板しかなく、ウツギやクルミも強さがまだ関知できず不採用だったため、特に進化カードについて完全な今引き勝負となっていたのが原因)。



自分としてはコミュニティに入れた時点で目的の大半は達成していたものの、あまりにも勝てないのはさすがに面白くないし、周りの子が飽きて遊んでくれなくなるリスクもあったため、9月のお小遣いが入った段階でデッキへのテコ入れを決意。



丁度neo2→neo1とパックを買ってきていたため、このまま新しい順に遡っていくこととし、neo1の次に新しいパック、ジム拡張第2弾『闇からの挑戦』に手をつけました。



前置きが大変長くなりましたが、ここからが本題になります。



デザインから見たナツモルの魅力


とりあえず2パックほど購入した中、まず入っていたのはナツメのコンパンでした。


前座



現在使っているデッキと完全にマッチしたわざエネシンボル、トゲピーよりも速い1エネ確定毒付与。人によっては取るに足らないコモンカードですが、これまでの文脈を踏まえた自分にとってはこの上なく魅力的に映りました。


またジム拡張シリーズの特徴として『公式絵の仕草ありきでわざ名を考える・それっぽいエフェクトを周りに付けるなどの工夫により、ポケモンが実際にわざを使っているところをイラストで表したカードが多い』というのがあり(おそらくはジムリーダーのポケモンという野生個体より戦闘民族寄りであることの表現と、買った子が公式杉森絵ばかりでガッカリしないための措置)、その例にならってはかいビームを出しているイラストも、川北特撮直撃世代の心をガッチリと掴んできました。




そのためいきなりですがここを勝負どころだと判断し、スピアーの時と同様集中的にお小遣いを投入(とはいえそんなに手持ちはないので、無駄撃ちしないよう1パックずつ買っては剥いてを繰り返した記憶がある)、3ターン目ぐらいで無事ナツメのモルフォンを手に入れました。



真打



先述のとおり、『ポケモン』としてのモルフォンには特段思い入れのなかった自分ですが、ことデザインされた『カード』という観点で見た場合、このナツメのモルフォンには初見時から強く惹かれるものがありました。


ナツメのコンパンの最大わざコストがエネ2個要求だったところに来て、まさかの両方1エネわざ、効果も攻撃的なものから一転して防御的な内容。これにより『幼虫→成虫を経て全く別のポケモンになる』という驚きを表現しつつ、それでいてコンパンの時点で草→超の順にエネを貼れていれば、進化後もそのまま問題なく全てのわざが使えるという、マナカーヴにもちゃんと配慮が行き届いたわざ構成。


わざ名についてもそれぞれの効果を端的に表しつつ、語呂合わせまで意識するという芸の細かさ。そして何よりも進化に伴うわざのパワーインフレを、威力でもエネコストでもなく投げるコインの枚数を『0→1→2→3』と増やすことで表現しているのが最高のオシャレポイントで、ポケカの大人っぽさの一端がコイントスにあると考えていた自分は(コイントス・口笛・指パッチン・フーセンガムは小学生男子のできるとカッコいい仕草四天王なのです)、この部分に一番魅力を感じました。


加えてイラストも青版公式絵をベースに、コンパン同様わざエフェクトをかけつつ、鱗粉と背景の植物を重ねて花が咲いているように見せ、このカードが内包する『回復効果持ちの優しさと、昆虫が元来持っている不気味さ』の二面性を表現していたり、カード全体のカラーパレットを緑・黄・紫の3色にまとめることで統一感を出していたりと、ひとつひとつの仕事ぶりがとにかく丁寧で、一度見たイラストなのに、工夫次第でこんなにカッコよくなるんだ!と、子供心に深い感銘を受けたのを覚えています。


(あとこれは現代目線で見た時の魅力ですが、青版当時は設定がまだふわふわしていたことに起因し、公式絵で唯一モルフォンの羽が表裏違う模様で描かれているのも希少性の高さに繋がっていてグッド)


総じてスピアーを手に入れた時以上に気持ちの昂りを感じた自分は、このカードをデッキの中心にしたい!と考え、残りのお小遣いはナツモルと相性のいいカードの入ったパックのために使うこととし、一旦お店を後にしました。


導かれし者たち


自分は困ったらすぐ攻略本に頼るヘタレなので、この時もまずはカードリストを見ることとし、先述の『大人にも~』以降で何か書籍が出ていないかを確認しに本屋へ。そこで旧裏の聖書『オフィシャルブック2000』を発見しました。


値段は小学生基準ではかなりお高く、残ったお小遣いでは当然手が出ませんでしたが、うちの両親が書籍の購入には割と寛大な精神を持っていた事が幸いし、なんだかんだで買ってもらうことに成功(さすがに金額の面では渋い顔をされたものの、最終的には表紙含む装丁の大人っぽさが決め手になって『ゲーム攻略本よりはためになりそうだしいいか』みたいな感じで許可をもらえたので、当時のクリーチャーズとメディアファクトリーのイメージ戦略にはマジで感謝してます)。


帰宅早々食い入るように読み漁った結果、バリヤードが超エネで起動できるし、回復を続ければ倒されないから相性がいいのでは?と考え、次に買うパックは『ポケモンジャングル』に決定。


残ったお小遣いで1パックだけ剥いたものの無論当たらなかったので、家の中のごみ捨てや風呂掃除を繰り返すことで臨時収入を経て、なんとか9月中に無事バリヤードを入手しました。


大掃除の波を逃れた、当時からの歴戦個体


また時期を同じくして、とりあえずデッキの一員だったアンノーンにも新規カードが来ます。ポケモンカードトレーナーズvol.8に付属していたプロモーションカード、『アンノーンJ』です。


アイコンの元ネタ。古代文明屈指の陽キャ


現代旧裏基準ではよわよわですが、小学生基準の貧弱カード資産を前提として考えた場合、毎ターン好きなポケモンサーチは実際のところかなり有用で、今引き勝負になりがちだった自分のデッキの欠点を丁度補ってくれそう、と思いました。



加えて準備も既に所持している遺跡の石板とポケモンマーチで問題なく可能だし、何よりも複数のカードを並べて意味のある単語を作るという行為にエクゾディア的なカッコよさを感じたため(ここ重要)、Jを手に入れてからすぐに残りのアンノーンも揃えることを決意。


すでに『I』は最初のまとめ買いで自引きしていたため、残りの2枚が入っているプレミアムファイル2を文房具だからと言い張って購入してもらい(余談ですが、プレミアムファイル2同梱のアンノーンは『N』『E』『O』の3種で、表向きにはポケモンカードneoの『neo』から来ていますが、実はこの3枚は最低1文字以上が『FIND』『UNDO』『JOIN』『GIVE』『HELP』『WANT』のパーツになっているため、4文字揃える系のアンノーンを使う場合、プレミアムファイル2を購入しないとパックを剥くだけでは決して効果を発揮できないという商魂たくましいオシャレポイントがあります)、無事に4種揃えることに成功しました。



(当時はまだ登場してなかったけど、コンセプトが近いのはエクゾディアよりこっち)




こうして巨大資本(=両親)の力を最大限活用し、『ソーナンスで耐えている間にガン積みの遺跡の石板とポケモンマーチでアンノーンJOINを揃え、以降はピン差しの各種ポケモンをサーチして戦う』デッキのメインギミックが完成。おかけで使いたい進化ポケモンが毎回ちゃんと出せるようになり、満足度が上昇。



ついでに勝率もほんの少しだけ改善しましたが、何よりもコインを投げまくるナツモル・凶悪な壁のバリヤード・アイキャッチ力の高いアンノーンという個性豊かな面々により、対戦相手の子が自分のデッキに興味を待ってくれるようになったのが当時は一番嬉しかったです。



ちなみに先述のトレーナーズ内にこんな描写があり、
当時自分もカッコいいと思って真似していましたが、
普通にルール違反です              


その後はコラッタとロケット団参上!目当てで買った『ロケット団』に入っていたわるいゴルバットを加え、新弾が出る度にクロバット→わるいクロバットとラインを強化しながら、年度と裏面が変わってコミュニティが完全に消滅するまでを走り抜けました。


最終的なメンツ。本当はこの中にわるいフシギバナも
入れたかったけど、忖度してやめた        



人生はどうせ妥協の連続


(BLEACHでおなじみドミニク・チャドを有するバンド)


見出しは上の曲の歌詞の意訳ですが、自分がこれまでつらつら経緯を語ってきたデッキもまさに妥協の産物だと思います。顔色を窺い、予算を気にし、その時の運にも左右される。なんなら大人になってからもずっと同じようなことを繰り返している気がします。


とはいえ少しだけ年齢を重ねて思うのは、妥協ってそんなに悪いことじゃなくね?ってことです。


自身のコントロール下にない外的要因によって発生するという点では『停滞』や『絶望』と似ていますが、妥協には外的要因と向き合い、良かれ悪しかれなにか一つの選択をしたという結果が伴うからです。とりあえず先には進めてるだけいいじゃん、という話でもあるし、外的要因と向き合った際の思考は自身の中に蓄積され、進んだ先で全く新しい何かと上手いことリンクする可能性もあります(事実自分もフシギバナを諦めたからこそ『限られた条件下で満足度を最大化する』工夫と計算を無意識の内にするようになり、それがそのまま工夫と計算のオンパレードであるナツモルというカードの魅力を感知する素養になっていた気がしますし)。


あと自分も一介のオタクなので、物語に触れてそこからあーだこーだ考えを巡らすのが好きな人種ではあるのですが、物語って単一の状態では発生しないんですよね。異なる価値観や概念同士がぶつかり合って、その結果生じるあれやこれやが物語に繋がるわけです(一人称で他に登場人物のいない話が仮にあったとしても、メタ視点まで考えれば作り手が受け手に対して思想や価値観のタイマンを仕掛ける物語と読み替えることもできる)。


話が脱線した上に小難しくなりましたが、ここで言いたいのは『妥協には自己以外の外的要因を伴う以上、そこには必然的に何かしらの物語が発生している』ということです。多くの場合それはマイナスの感情から始まるもので、そこからプラスへと這い上がるためには起承転結の『転』にあたる何かが必要になるわけですが、自分にとってはそれがナツモルというカードで、その時のカタルシスがセットになっているからこそ、大人になった今でも強く心に残り続けているんだと思います。


(好きな曲が新しい作品に世代を跨いで使われてるのは嬉しい)



こうして夏休みの妥協から始まった自分の物語は、ナツモルとの出会いをきっかけにコミュニケーションの強度を増し、コミュニティの終了をもって『思ってた形とは違ったけど、楽しいこといっぱいあったしなんだかんだでハッピーエンド』としてまとめられ、自分の脳内記憶フォルダへ格納されました。


現代に戻ります。



そして時は動き出す


年号が変わって令和、ついでに戸籍も変わっていた自分はかつてポケカをプレイしていたことなど忘れ、仕事と保育園送迎を無限ループする傍ら、子供とアホ面で教育番組を眺めては毒にも薬にもならない感想を垂れ流す無為な生活を送っていました。


そんな中じじばば孝行で子供を連れて帰省した折、世間話の中でぽつんと一言。



母「あんたのカード、ゴミに捨てたから」
(満島ひかりの「ドブに捨てたから」風な口調)




俺「は?」




先ほどからちょいちょい伏線を張っていた、大掃除による一斉処分をここで知ることになります。母としては実家の私物を置き去りにしたまま同棲生活を始め、結婚後も一向に片付けに来る気配のない自分の態度に業を煮やした結果とのこと。10:0でこっちの過失。


幸い量が多いことによって1回では全てが終わらず、2回目の実行前にこの話を聞いたため残りは保護することに成功しましたが、それでもナツモル含む大多数のカードが三途の川を渡っていきました(GB2付録の2枚とか、それなりに価値あるやつもあったんだけどな…)。



自引きしたコイツは生き残っててよかった


                   

これまで存在を忘れていたくせに現金な話ですが、二度と手元に戻らないとわかると途端に恋しくなるのが人間の性というもので、これまで散々語ってきた子供の頃の思い出が走馬灯のようにフラッシュバックしてきます。


いっそのこと当時とは別個体になるけど、ナツモルラインだけでも買い直したら少しはモヤモヤも晴れるかしら、そんな気持ちでGoogle 君を検索。




そこで旧裏界隈のみなさんのブログに辿り着きます。



自分はTASとかRTAの動画を見るのが好きなのですが、これはおそらく『子供の頃自分が漫然と取り組んでいたものに、大人になっても全力で挑み続けている人達』への憧れが根底にあると思っていて、旧裏界隈からもそれと同種の熱量を感じ、すぐに夢中になりました。



以降は電車の中で、休み時間に、子供とTVを眺める合間もひたすらに記事とにらめっこしては感銘を受ける日々が続きます。恥ずかしいのでROM専は徹底していましたが、面白いギミックのデッキは下の画像みたいに疑似デッキきろくマシンへ落とし込み、寝かしつけ後の時間で動きを確認したりして遊んでいました。



赤がポケモン、緑がトレーナー、青がエネで全60枚。それぞれのカードには複数のカード名と番号が記載されており、番号は別途用意したデッキレシピ一覧と対応しています。回したいデッキの番号のカードとして読み替えながら使うことで、カードを買ったり入れ替えなくても複数のデッキを回して遊べる仕組み。フリクションなので追記修正も可。要は多重プロキシ                



充実した日々を過ごす中で、それでもひとつだけ気になっていたのは、


『ナツモル使ったデッキ、環境に全然いなくね?』


ということです(多分オフ会等で結果を残したのは白音紅さんのナイトスピリッツデッキぐらいで、それもナツモルはあくまでサブ扱いのピン差し枠のため、メインに据えたデッキとしてはほぼほぼ皆無)。



さすがにアンノーンJとかなら一目見て現代旧裏の水準に達していないのでまあわかるのですが、ナツモルは子供の頃に実際使った感じを踏まえ、ちゃんとお膳立てすればそこそこやれると思っていたため、『自分が未熟なだけかもだけど、ひょっとしてこのカード未だブルー・オーシャンなのでは?』という疑念が少しずつ芽生えるようになりました。

(Wiki仕込みの用語で知ったかぶるの楽しい)



ちなみに先ほど妥協から始まる物語についてだらだら書いたばかりですが、これはコミュニティに所属することが前提だからこそ生じた話で、そういった人間関係を排除した純粋な遊び(=生活に必須ではない、自己選択により発生するもの)には本来妥協の入り込む余地はなく、自分が決めた目標に向かって最大限努力する姿勢がそのまま楽しさや充実度に直結すると思っています。


(遊びについての曲じゃないけど、イメージは
こんな感じ)



自分にとってナツモルというカードは妥協によって生じた物語の一部で、その中においてはコミュニケーションツールとしての役割を十二分に果たし切ったと思っていました。が、もしブルー・オーシャンだとすれば理論値を探るための走り込みすら始まっていないのに等しく、妥協とは無縁な遊びの場において、語られるべき物語がナツモルにはまだ残っていることになります。


マンガ脳かつ凝り性の自分には物語の未完が一番精神衛生上よろしくないので(冨樫仕事しろ)、結果が良かれ悪しかれ『ナツモルを使った最強のデッキは、環境においてどんな立ち位置にあるか』を知りたいと思うようになりました。


答えを知る上で一番確実なのは、自分よりも詳しい人に教えてもらう(=旧裏プレイヤーのどなたかが書いたナツモルに関する考察記事を読む)ことなのですが、自分が存在を知った時点で既に結構な歴史がある旧裏界隈においてもほとんど記事のないカードにそうそう出番が回ってくるはずもなく、ほぼ唯一の個別解説だったスイカさんの記事にてランクがBからCに下がったのを見つけた瞬間、『あ、これ自分でやんないと埋もれてくやつだ』と確信。


【ポケモンカード旧裏】旧裏環境カードランク最新版!目次(2022年4月3日最終更新)より引用。
いつもお世話になってます


そこからナツモル専用の疑似デッキきろくマシンをもうひとつ用意し、夜な夜な環境デッキとぶつけてはあーだこーだ構築をこねくり回す日々が始まります。自由時間も他の方の記事の閲覧より、ナツモルについて感じたことをメモにとって残す方が多くなりました(その成れの果てが本マガジン中のクソ長い考察記事です)。


構築の方針が決まり、ひととおりの環境デッキとのテストプレイが終わったところで



『殿堂にもよるけどtierランクは3かよくて2.5ぐらい、ただし運ゲを押し付ければかなり幅広いデッキに対してワンチャンあるかも?』



という自分なりの目星はつけられたものの、やっぱり環境も含めた正確な評価は対人戦の回数をこなさないとなんとも言えないな、という当たり前の結論に到達(一人回しだと制限時間を意識した練習が難しいのと、ドロソやサーチの切り方がどうしても自分の手癖ありきになってしまうため、環境デッキをちゃんと理想ムーブで回せてるかどうかの判断ができず、そもそも前提としてメタの把握は実際の肌感覚が大事)。



ここでようやく対戦会に参加する決意をします。


とはいえ当時はまだ仕事と育児以外に何かを乗っける時間的余裕はなく、加えて旧裏界隈もコロナ禍の影響によりオンライン対戦が主流でした。自分は緊張すると口数が多くなって無駄なプレミ(=失言)をかますタイプの人間なため、初見の方と顔の見えないままやり取りをするのはリスクが大きすぎると判断。失われたカードを買い直しながら、オフ会の機会が来るのを待ちます。


そして2022年、交換おじさんの値段に悶絶しながらなんとかデッキ1つ分のカードを集め終わり、子供の成長に伴い自分も妻もワークライフバランスが少しずつ確立してきたところで、SMB5月予選のお知らせが。格好のタイミングということで、早速申し込み。


初心者であることを強調し、失敗時の予防線を張る
醜い大人の図                 



こうしてオフ会参加が決定、同時にナツモルの物語もエクストラステージへと進みます。



今回は子供時代のようにコミュニティへ所属することが第一目的ではないため(無論お互いが楽しくやれるよう常に愛想良く努めるのは大前提ですし、結果仲良くなれるならそれに越したことはないです)、参加に先駆けて目標が明確になるよう、以下のような実績リストを作成しました。




Cをスタート地点とし、Sへ上がるほどナツモルの環境での立ち位置も良いことになります(スイカさんのカードランクをちょっとだけ意識)。



このリストを前提に各レギュレーション毎の対人戦を限界まで重ね、最終的な実績解除状況と照らし合わせることで、ナツモルのカード評価をできるだけ正確に算出する、というのが、今回の物語のメインプロットであり、自分がナツモルを握ってオフ会へ参加し続ける理由になります。



※なお自分は上記取り組みの一環として、飽きっぽい性格を咎めつつ考察の効率を上げるため、【なにかひとつ実績を解除するか、フリーを除く通算の白星数が10に到達するまで、そのレギュレーションの大会ではナツモル以外のデッキを使うことができない】という制約と誓約を自身に課しています。執筆時点で条件達成しているのはハレツー殿堂だけなので、他レギュレーションではもうしばらくの間、同じようなデッキを延々と擦り続けることになります。
対戦よろしくお願いします



サプライについての補足


普段使ってるものたちについて。


コミュニティ所属を重要視しない分、一回の対戦で少しでもお相手の印象に残るよう、自分と言えばこれ!というわかりやすいアイコンがあった方がいいと考え、ナツモルと自分の趣味や好みがリンクするようなものを選んでいます。口下手な自分にとってはコミュニケーションのネタになるだけでもアドだし、個人勢の基本として自分で自分の機嫌を取る行動はモチベ維持のためにも重要。



スリーブ


最初は小学生の頃に買ったインターナショナルを使っていましたが(大人向けの極致みたいなデザインで超カッコいい)、さすがに劣化が激しく買い足しも困難なので、オフ会参加時からは別のにしました。



本文中ちょくちょく触れていましたが、自分は幼少期から怪獣特撮が好きで、特にゴジラシリーズは自分のルーツということもあり、成人後も新作があれば映画館へと足を運び、子供にも昔の作品を見せては布教という名の洗脳行為を続けています(そもそもポケモンにハマったのも、システムに怪獣プロレスとの親和性を感じたからというのが大きい)。



ここで今一度ナツモルの画像をご覧下さい。





鱗粉と音波による攻撃を行うポケモンですが、実はこれ、VSシリーズのモスラと全く同じ技構成になっています(鱗粉によるフィールド形成と、触角から出す超音波ビームが武器)。






そしてモルフォンはモスラと同様蛾がモデル。




自分はこのカード、絶対にゴジラシリーズ好きがデザインしたと思ってます(妄言)。



ちなみにそんなゴジラシリーズですが、実は旧裏販売開始からナツモルが収録されるジム拡張第2弾ぐらいまでは丁度シリーズにおける空白期間となっており(ゴジラは劇中だとほとんどの作品で勝利をおさめていますが、メタ視点だと過去数回大人の都合という上位存在に敗北し、そのままシリーズ一時休止の憂き目にあっています)、その代わりに毎年『平成モスラシリーズ』が上映されていました。




このシリーズ、傑作として名高い平成ガメラシリーズ(勿論自分も好き)と丁度同時期だったこともあり、世間的な評価はお世辞にも高いとは言えないのですが、自分にとってはゴジラが死んで寂しい思いをしていたところに、『来年もまた映画館においでよ』と優しく手招きしてくれた作品達でもあるので、大人になった今でも思い入れの強いシリーズだったりします(特撮アベレージが高くて普通に良作な1、大長編ドラえもん風の王道ジュブナイルストーリーが魅力の2、大人から子供に向けたストレートなメッセージがグッとくる3と、どの作品にも何かしら見どころがあるので、未視聴であれば是非)。


で、このシリーズには共通の主役怪獣として、新モスラ(a.k.aモスラ・レオ、グリーンモスラ、モスラ・エクセルド。自分は新モスラ呼び派)という個体が登場します。



ボクっ娘という隠れ属性あり



幼虫形態から既にビーム攻撃持ちで、成虫に変態後はフリーダムガンダムみたいな高機動高火力の化け物へと成長しますが(しかも全攻撃にゴテンクス君が考えたかのような超イカすカタカナの技名つき。個人的お気に入りはシャイン・ストライク・バスター)、それとは対照的に生命を付与する能力も有しており、鱗粉を使って枯れた草木を甦らせることができます。



ここでもう一度画像をご覧下さい。





幼虫のうちからビーム攻撃持ち、成虫は鱗粉による回復が可能。



自分はこのカード、絶対に新モスラがモデルになってると思ってます(妄言二度目)。





ちなみに蛇足ですが、平成モスラシリーズを布教するためもう少し続けると、新モスラはフリーザよろしくあと2回変身を残しています。


下がモスラ2で登場したレインボーモスラ



新モスラとの違いわかる?



その下がモスラ3で登場の最終形態、鎧モスラです。



キング(ギ)ドラ絶対殺すマン



そして考察記事でも書きましたが、ナツモルが環境で戦っていくにはレインボーエネルギー鋼エネルギーが必要になります。



レインボーエネルギーで加速し、




鎧をまとうごとく鋼エネルギーで武装。







蛇足なのでこれ以上の妄言は控えます。






話が脱線しまくりましたが、これだけ親和性があるならスリーブはモスラしかありえんやろ!と思い、Google検索したところ過去におあつらえ向きのコラボがあったことを発見。




MTGのカード効果は切札勝舞くんがコロコロコミックで使ってたやつしか知りませんが(ヴィーアシーノの殺し屋とか)、イラストのタッチ自体は子供の頃から好きだったので、そのタッチで東宝怪獣が描かれ、しかもモスラ含むいくつかの怪獣がスリーブにもなっているとくれば買わない理由はないため、早速ネットサーフ。昆虫系は人気がないのか、他の怪獣に比べて比較的お安い値段で手に入りました。





以下オタクの早口。




イコリアコラボの東宝怪獣イラストはどれもいい感じですが、その中でも個人的にはモスラが頭ひとつ抜けてると思ってます。まず斜め構図なのがめっちゃカッコいいですよね。自身と高層ビルと月とを1枚に収めつつ、飛翔感の醸成にも一役買っているのが素晴らしく、これは空を飛ぶ怪獣だからこそできる構図取りだと思います。月ということで言えば舞台を夜にしたのも技ありで、これにより鱗粉の発光を表現できるようになり神秘性が増した上、鱗粉が光源になることでビルの壁面に自身の姿が写る、という超カッコいいシチュエーションを作り出すことに成功しています。月は女性の象徴でもあり、雌として描かれることが多いこの怪獣のコンセプトにも合致していますし。そして何より夜であればビル群や乗り物の照明を描く=そこにはまだ人間がいる、ということを自然に表現できるため、日常に突如巨大生物が飛来したことによる異物感と、その上で破壊が一切起こっていないことによって『この怪獣には敵意がない』というのを暗に示すことが可能になるわけです。まあ照明についてはVSシリーズ特有の背景素材とのちょっと雑な合成を意識している可能性もありますが。というか当たり前のように走ってる途中の電車が書き込まれてますね。これは多分初代か84ゴジへのオマージュで…



コイン


オタクが話を脱線させすぎた結果、文字数がとうとう15000字に到達しようとしているので、ここからは巻きでいきます。


最初は自分が現役時代最後に買ったポケカであるeスターター(VSショックから立ち直れないままとりあえず一回だけ買って、内容がなんとも言えない感じだったので、そのままやめた)にて、封入されていたハピナスコインを減価償却のために使っていましたが、折角ならナツモルにゆかりのある絵柄がいいなと思い、草・超両タイプをもつナッシーコインかセレビィコインで迷った結果、幻の方がご利益がありそうなのでセレビィにしました(当時映画館で売ってたVSはスルーしてたので、コインだけ買った)。



セレビィコインに変えて初めての大会で全勝できたので、なんだかんだ効果は出てる気がします。なんかオレンジのやつもあるらしいので、そのうち手に入れたいです。


プレイマット


小学生の頃に公式戦へ参加したことはなく、野良試合でプレマを使うような文化もまわりになかったため、オフ会参加に伴い新調しました。別になくてもいいんでしょうけど、ナツモルの性質上自分も相手もコインを投げまくるので、少しでも跳ねる要素は減らした方がお互いのためです。


最初は良くわからない迷彩柄のやつにしてましたが、公式のものでないからか、ハレツーバトルの際に机からはみ出して使えない、という事態が発生したため、ポケセンで買い直しました。





子供時代の忖度からは解放されたので、普通に相棒ポケモンです。とはいえ先述の制約と誓約により、カードの方はいつ実戦で使えるかが定かではないため、とりあえずプレイマットの形で一緒に戦ってもらうことにしました。



シックでカッコいいです。



デッキケース


当時買った公式のものが2つあるのでそれを使い回しつつ、3つめを最近買い足しました。



付属のシールの貼り方で個性が出るやつ



この中では左のやつに一番愛着があるので、ここぞという大会ではこれにデッキを入れています。もしお見かけの際は「あ、こいつ今日無駄に意識高い日なのね」とお考えください。


やや小さめなので、二重スリーブにするとぎちぎちになるのが玉に瑕。


まとめ


ロキノンのロングインタビュー並の量のこんな怪文書を、ここまでお読み頂いた方はおそらく0人だと思いますが、最後に少しだけ。


自分はサ終したホビーはある種のロマンなしには語れないと思っていて、当事者や話に興味を持った新しい世代の中に『それを掘り起こして追体験したい!』という熱意があって初めて、現代に甦るほどのエネルギーとなって新たなコミュニティを生むのだと考えています。


旧裏は競技志向のプレイヤーの皆様の尽力により、ゲーム性については殿堂ランク含めかなりのレベルまで理解と整備がされている印象で、自分もその恩恵を存分に受け、日々楽しく対戦をさせて頂いています。


とはいえそんなコミュニティも、最初はロマンを追い求める一部の方々の熱意を種火にはじまっているわけで、オワコン化を防ぐためには常に新たなロマンを継ぎ火し、世代が替わっても競技以外の部分で旧裏というフォーマットの魅力が減衰しないようにする、というのがゲーム性の整備と同じぐらい重要なことなんだろうな、という気がしています。


ここでいうロマンとはつまるところそれに関わる人間の歴史、物語に他ならないわけで、国産最古のTCGである旧裏には、語られていないだけでまだまだたくさんの物語が眠っていると思います。


8月に現代旧裏の原点である、関西旧裏オフの関東出張版に参加させて頂く機会があり、そこで今なおイベントとしての求心力を維持されていることに感銘を受けたので(あと参加賞まであんなに豪華なものを戴けると思ってなかったので、すごい嬉しかった)、熱意によって受けた恩恵はこちらも熱意で返さないとな、と実感。



そのためほんの少しですが旧裏現役当時の空気を共有した一人として、火の粉のひとかけらでもロマンへの継ぎ火ができればと思い、今回記事にしてみました。


おまけ




マインドスキャンを疑うレベルで自分にドンピシャなテーマの動画群。
オフィシャルブック2000の話もお待ちしております。



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