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Guzzle Pittのこと、その六



Guzzle Pitt休眠へ

前回の更新からひと月以上経ってしまいました。(汗)
前回は2009年のアルバムhomeless制作からメンバー3人で一番ライブをしていた2012年あたりまでの事を書きました。
2010年〜2012年くらいまでがGuzzle Pittとして一番ライブの数もこなして歌も演奏も充実していた時期。今その頃のライブ映像を見ると声もよく出ていて、演奏も息が合っています。
ほんとはこの頃に完全3人バージョンのアルバムをレコーディングしておきたかったなとちょっと後悔しています。
というのも2012年5月のライブを最後にそこから10年以上メンバー3人が揃うことが難しくなったからです。今回はこの空白に思える10年の思い出を書いていこうと思います。

音楽酒場ブギオープン

2012年の4月に私の兼ねてよりの夢だったライブができるバー「ブギ」をオープン。
オープンから1年間はランチもやっていて、REOにもランチのスタッフとしてブギに入ってもらっていました。
そんなことからランチタイム終了後に店で練習して、5月にはブギでGuzzle Pittライブを開催。ただ私も初の飲食店経営で、しかも最初の一年は昼も夜も店に立ち、さらにそれまで経営していた九州◯郎塾もバイトに丸投げしてたとはいえ引き続き経営していたのでかなりのハードモードに突入。Guzzle Pittのことまで全然手が回らなくなってきました。
同時期REOはそれまで勤めていたバーの閉店に伴う転職活動、さらに家庭の事情で地元の小倉に再び引っ越してしまいます。
そうした数々の状況が重なってGuzzle Pittの活動は2012年の夏くらいからその後約10年にわたって休眠状態に入ってしまいました。

福岡市人権啓発センターCMに採用

そんな活動休眠中の2013年に降って沸いたグッドニュースが。
縁があり福岡市人権啓発センターのCMソングにGuzzle Pittの「君は僕の友達」を使っていただきました。
Guzzle Pittのサポートキーボーディストの金ちゃんがこの曲をとても気に入ってくれていて、彼が毎週出演していたピアノバーでカバーして歌っていたところ、たまたまそれを聴いていたCMプロデューサーの方が「今作っているCMにピッタリだ!ぜひ使わせて欲しい」ということで私の方に連絡が来たという流れ。
で、出来上がったCMがコレです。

このテイストどっかで見たことないですか? 福岡に住んでる方ならピンと来たかもしれません。そう、福岡のお土産の定番「通りもん」のCMです。
実は同じ監督の作品らしいです。
こすかー!!!


the Stag Party Showとの縁

このバンド休眠中のトピックをもう一つ。以前より座長の北村氏とは既知だった劇団the Stag Party Showの福岡公演「夜汽車に乗って」の劇中伴奏と楽曲提供の依頼をGuzzle Pittにいただきました。
本来ならお芝居用に何曲か書き下ろすべきなのでしょうが、何せバンド休眠中ゆえ既存曲でならということで受けさせてもらったのですが、知らない人が見たら全てこのお芝居のために書き下ろしたのではないかと思うくらい上手く台本に組み込んでもらいました。ほんとに全てドンピシャでさすがプロだなあと思うと同時に、座長がすごくGuzzle Pittの楽曲を聴き込んでくれているのを感じて感動しました。

音楽:Guzzle Pittということで演らせていただきました

この時のメンバーはREO不在。私KUROとpyongchang、サポートにベースの普工とピアノの金ちゃん、そして音楽仲間の響子が入っての5人編成。普工は客演としてお芝居にも参加。
会場は円形ホールの名の通りお芝居はセンターステージで繰り広げられ、周囲270°に客席が設置され残り90°のスペースに我々バンドメンバーという配置。つまり自分から観てお芝居のステージごしに客席があるという今まで味わった事のない演奏環境、芝居とのコラボなど初めての事づくしで貴重な経験になりました。

アクロス円形ホールにて出演者とバンドメンバーで記念撮影。良い経験になりました。

その後も劇団the Stag Party Showとのコラボは度々あり、この年の7月には「夜汽車に乗ってTHE Movie」の上映会をブギで開催。上映前のライブを普工&金ちゃんとさせてもらったり、2018年にはショートムビー「タンブリンライフ」のロケをブギを含む住吉エリアで行い、主演はGuzzle Pittのベースサポートの普工、ちょい役で私も出演、オープニング曲的にGuzzle Pittの「最果の夜」が使われました。ちなみにエンディング曲は当時ブギのスタッフだった伊藤彰吾の「muda」です。
トレーラーがYouTubeにアップされているのですが、前半部分に「最果の夜」後半部分に「muda」が使用されています。


Sound Summitファイナル

話は前後しますが2016年の夏にオーガナイザーとして15年にわたり開催し続けてきたSound Summitをファイナルとしました。
もう自分も50代になり出演者達も高齢化、新しい人もあまり出てこない状況が続きこの年で打ち止め。
自分の店でできるちょっと小規模なSSボーナストラックやSSマスターズを無理のないペースで開催していく様にシフトチェンジしました。
Sound Summitに関してはまたいつか項を変えてこのnoteに綴ろうと思います。
そしてこの2016年のSound Summitファイナルで最後にみんなで歌ったのがやはり「君は僕の友達」でした。
ファイナルということで全国から参加してくれた素敵な仲間達に囲まれて演奏するこの曲は格別でした。

数多くのコラボで凌いだ10年

homelessを2009年にリリース、結成10周年記念ミニアルバム「LOVE 10th.」を2010年にリリースした後に作った曲は2012年に友人の結婚式に合わせて作った「君が笑う」、よく年にやはり友人の結婚式用に作った「わかる」、そしてSound Summitの10周年を記念して響子と合作した「berieve in love again」の3曲のみ。
KUROとしてはブギの楽曲制作企画Creatorsに「木曜日の宝石箱」「夏の日のエモーション」「バスルームからハローグッバイ」の3曲を提供してはいますが、まあコレはGuzzle Pittとは別物。
つまりどの曲も言わばタイアップみたいなもので純粋に制作した楽曲が無い10年でした。

この時期のライブはKUROとpyongchangの2人での演奏はちょいちょいあったのですが、色んな音楽仲間とコラボをたくさんしていました。
新曲がほとんど無い時期だっただけに、これらのコラボは新鮮で面白いものでした。
お馴染みの金ちゃんや普工はもとより、プロデューサーのDr.HBさんや元メンバーのnao♪さんにも度々サポートしてもらいました。
残念ながら蛇子の活動を引退したくっきーにキーボード&コーラスで入ってもらったり、ブギを始めて仲良くなったミュージシャン達とのセッションや遠征先で現地の音楽仲間とのセッションなど数え上げたらキリがないほど多くの人と絡ませてもらいました。
そんなコラボしてくれた皆さん口を揃えてGuzzle Pittの曲を褒めてくれて、過去の楽曲達を本当に愛してくれていてありがたかったです。
下の動画は2016年に沖縄でライブをした時に現地の三線とピアノのラコルドのお二人と鍵盤ハーモニカの金ちゃんとのコラボによる「人待ちの月」。三線の音が入ると一気に空気感が変わるので面白かったです。

そんな感じで多くの仲間に支えられた10年が終わり、いよいよGuzzle Pitt再々始動となる2020年以降のお話を次回、Guzzle Pittシリーズの最終回として書こうと思います。

また気長に待っててくださいねー。(^^;;;

つづく

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