資本主義のバレンタインデー

本日はバレンタインデーだった。
テレワークで義理チョコの文化もより一層なくなった声も聞こえるが、一昔前までの古き良き文化が残る会社では、義理チョコの文化は廃れずに残っている。

一か月前に社内チャットで今年のバレンタインはどうするかの談義が行われる。部署ごとにお金を出し合って、いつも世話になっている人間に対して甘未を贈る。

かくして私も、役員や自分の座っている島の上の人など、計5人に、4人で一万五千円でバレンタインを執り行った。
一人当たり4000円ほど。
私の家族の勤務先でも、義理チョコ・感謝チョコの文化は存在するが、4000円はないと言っていた。
家族が言うように、ワンコインまでならゆるせる。せめて1000円まで。
コミュニケーションのきっかけとしてのやりとりと考えたら、とても素晴らしいものだ。
ただし4000円取られるのは誠に遺憾である。
同じ会社の人間について、まともに感謝を伝えられるのはバレンタインしかないということか。
義理チョコではなく、感謝チョコ。お中元、お歳暮と同じような贈り物ということで、自分に言い聞かせておく。

この一件で萎えてしまって、百貨店の催事売り場へは行かなかった。
きょうのおやつは明治ミルクチョコレート。

私にはこれがお似合いだ。

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