刀剣乱舞 廻 -虚伝 燃ゆる本能寺-EPISODE 2「物語る物語」感想・考察

※この記事には他のメディアミックス作品のネタバレが含まれている場合があります※
※歴史などに詳しくない、舞台の虚伝を見たものの全てを覚えているわけではない、そのため考察はお粗末なものになっています※
※今後、加筆したり消したりするかもしれません※

やっぱり季節が気になる

第二話の冒頭は畑のシーンから
季節はやはり夏を感じさせる
トウモロコシ・ナス・トマト・ゴーヤなど
しかし、意図的なのかミスなのか意味はないのか
第二話にしてはやくもよくわからないモノがちらほら見えるようになってきた

山菜は春に採れる

厨(くりや)でのシーン
トマトなどと一緒に置いてある左側のカゴの中身
おそらくタラノメやコゴミ(ゼンマイ?)などの山菜だと思うのだが…
山菜は春に収穫できるため本丸の季節が夏だとするとあきらかにおかしい
これは特に意味がある描写ではなく単純なミスなんじゃないかなと思う

花に意味はないのかも?

第二話で出てきた花は二種類
左文字の部屋にあった紫の花
軍議の部屋にあった白い花
最初にそれぞれの花を見たときに思ったのは、紫はキキョウ、白はスイセン
キキョウは夏に花をつけるが一緒に花瓶にある葉っぱは違うような気がする
スイセンは夏に花をつけない
そもそも花の種類があっているかわからないし、季節を無視して心情などを表現しているものなのかもしれない
ひとまずあまり深く考えなくてもいいのかも
ただ、ツバキだけはオープニングにも出てきているため注視していこうと思う

やっぱり掛け軸も気になる

第一話に引き続きチラチラとうつる部屋の掛け軸
やっぱりこちらも植物などと同様に気になってしまう
今のところ掛け軸は植物と違ってその場のシーンに合ったものが掛けられているように思う

「志操堅固」の掛け軸

軍議が行われていた部屋の掛け軸
一番上の文字が確認できなかったが、おそらく「志操堅固」
調べてみると大体の意味は「自分の意思を貫き通すこと」
この場合、「歴史を守ることを貫く」のだと思う
不動の「歴史を守ること、なぜ戦うのかわからない」ことに対しての意志表示なのかな、と
不動の気持ちも含まれているのかなと思ったけど、不動の気持ちは突き詰めると「迷い」になると思うので違うのだろう

左文字の部屋の掛け軸

第一話で気になっていたが下の方しか映っていなかったので触れなかった
今回は二文字「花果」は確実に見えている
花の上も若干見えていてはっきりしないが、「無花果(いちじく)」かな
でもイチジクだとして、どういう意味があるのかは今のところ自分はわからない(調べてみてもわからなかった)

宗三の夢と物語

宗三左文字の見る同じ夢は第一話からまだ続いている
今回もその夢について言及があるのだが、タイトルにあるように「物語」と関連性があるのではないかと一期一振は語っている
また、この回は他の刀剣男士の物語についてや、物から励起されている刀剣男士としての役割など、「物語」を中心に話が組み立てられているのかなと感じた

その夢は物語にもとづいている?

宗三の夢に対して前回、薬研は
「夢ではなく記憶」
「例えば強い心残りがあるのでは?」
とこたえていた
今回、その夢に対して一期一振はこのように言っている
「その夢は物語にもとづいているのかもしれない」
「刀としての物語、私たちにとって過去の記憶であり礎でもある」
「この本丸の皆にあるもの」
「五虎退の虎もきっと物語なのだろう」
「五虎退に虎たちが必要なようにその夢は宗三にとって必要なのでは」
薬研の記憶という考えをさらに一段階深くした考えだなと思った
「物語=過去の記憶=刀剣男士を形作るもの」

そして後半には江雪と小夜の物語とそれによる苦しみや辛さが描写されている
江雪左文字は
「私たちはしばしば過去の物語に囚われてしまう」
と語っている
江雪や小夜と同じように宗三も過去の物語に囚われている
それが同じ夢を見るという現象を引き起こしているということなのだろうか?
確かに整理してみるとこの考えは理屈が通っているように感じる
問題は同じ夢を見る原因が本当に過去の物語にあるのかという部分だと思う
今後の展開はここに繋がってくるんじゃないだろうか

三日月宗近の言葉

三日月宗近が不動行光へ向けて言った言葉はするどく印象的だった
「何で俺たちは歴史を守らなければいけないんだ?」
「もしおれが歴史を守らなかったら?」
そんな不動に対して三日月宗近は
「それは俺たちが物だからかもしれない」
「物は使われてこそ物」「おれたちは主によって使われる」
「それが(使われる目的が)歴史を守るためだというだけ」
「そうなれば斬らなければならない」
「物が役割を果たさなければそうするしかない」
役割を果たせないだけでなく、歴史を改変してしまう恐れもある
それでは処分するしかない
この上なく当然なことだ
色々と抱えるものがありそうな三日月宗近が言うとさらに重みを感じる
役割を果たさない危うさがあるのなら、最初から感情など持たせなければよさそうだが、感情があるからより強くなれる、のかなと思ったりもする

続けて三日月宗近は
「だが主はこの本丸のみながそうならないことを望んでいるはずだ」
と続けているのだが、画面に人形の審神者が映る前に宗三左文字が映っているのが不穏だなぁと感じた
ただでさえ同じ夢に悩まされているというのに、宗三にこれ以上の悪いことが起きなければよいのだが…

その他ゆるい感想

軍議

印象的なシーンなのに自分は正直覚えていなかったのだが、こういう内輪ネタっぽいことを取り入れていたり、キャンペーンにまで発展しているのはファンにとってうれしいことだと思う

左文字の部屋

前回と違って江雪と宗三の寝る位置が入れ替わってる!?
でも小夜が真ん中固定なのはかわいい

おわりに

今回も駄文を最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございます

初めて刀剣乱舞を見る人にもわかりやすいように、結構丁寧に進んでいるなと感じた
そろそろ本能寺の変に出陣するのだろうか

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?