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同人活動開始からコミケC103参加後記

こんばんは。くろいちです。2023年ももうおしまいですね。

C103に参加された皆様ならびに運営そのほかに携わった皆様、お疲れさまでした。初参加だった自分も、とても充実したコミケを過ごせました。

せっかくなので、今回の創作物の振り返りでもしようかな、と思います。あまりにも製作がぎりぎりになってしまったせいで、あとがきも書けませんでしたし。

概要

今回の『号外』ですが、「シナリオ終了後、デビューから6年目の年末で引退するナリタタイシンの記者会見」をそれっぽく作ったものとなります。
一面の写真はアプリ版の最後の目標レースとなる、有マ記念で勝利した時の写真……をイメージしてSolokitsune先生に描いてもらったものです。時間軸的には会見の3年前の写真なのですが、協力者の「引退会見の一面はその選手の一番輝いてた写真のほうがエモい」との助言を参考に、会見の模様の写真は二面に回し、一面はレース勝利の写真にしました。エモいでしょ?


記者会見の質疑応答については、あんまり自分のことについて明かさない彼女に心情をバリバリ暴露させてます。アプリ版から、さらに3年経っているので、彼女もかなり精神的に成熟しているんじゃないかとか、最後の機会だから、ということでそこはひとつ……
あらかじめ作成した質問の内容自体はもっとたくさんあったのですが、受け答えがうまく思い浮かばなかったり、質疑の流れにうまく乗れなかったりで掲載できなかったものも結構あります。質疑応答だけじゃなくて、トレーナーとかチケゾーとかハヤヒデにもコメントもらいたかったし、架空の企業の広告も入れたかったりと、まだまだやりようはあった気もしますが、今回の自分にはこれが限界でした。とはいえ、一面の出来は(誤植があるということを除けば)自分なりには満足しています。いいでしょ?これ。B3っていうでかいサイズなのも、スポーツ新聞みたいにでっかい文字入れたり、ちょっと薄くて後ろの文字が透けてたりするのも新聞っぽくて、上手く雰囲気出せたと思います。

終わり良ければ総て良し

今回の冬コミでの頒布物の『号外』ですが、自分がこの界隈に来るときから、「いつか出したい」と思っていたものになります。
自分の中の哲学として、「終わり良ければ総て良し」というものがあります。でも、良い終わりを迎えられることって単純じゃなくないか。「良い終わりを迎えるにはどうすればいいのか」とか「そもそも良い終わりってなんだ」とか考えるわ考えるわ。
そんな自分が考える一つの「良い終わり」が引退会見なわけです。現実のアスリートに照らし合わせて考えれば、華々しく引退できる選手なんてほんの一握りなわけで。多くの記録を打ち立てたり、大勢の人に愛されたり、特別な貢献があったり……
引退会見ができるということはそれ相応に、素晴らしいキャリアを送れたんじゃないか、そんな素晴らしいキャリアを送って、「自分は幸せだった」って推しのナリタタイシンに言わせたかった、というわけです。あれだけ卑屈で自己肯定感が低かった彼女が「幸せだった」ってみんなに言うの、エモくないですか?自分はそのシーンが見たかった。なのでいつか作りたかった、という題材でした。

現地にて

現地で感じたことは、目を引くデザインだと結構多くの人が見てくれる、ということ。
やっぱり文字だけのに比べて、ぱっと見で内容は伝えられることが大事だし、デザインの工夫も大切だなあと思いました。新聞風にするときも結構意識しました。
一方で、財布の紐を緩ませるのは簡単じゃないな、ということも感じました。片っ端から買ってったら簡単に軍資金は尽きちゃうから、買う予定のなかったものは結構我慢が必要で、それだけに衝動買いしてくれた人はありがたい限りです。当然、買うつもりで来てくれた人にも感謝ですけど!!!
衝動買いというのがどうしても起こりづらい小説島で感じたことです。来年は自分の作品のファンを増やしていければと思います。当然それに適うだけのクオリティを達成しないといけませんけど。

サークル立ち上げから

もともと、文字が読めるようになってから高校くらいまで、小説やらライトノベルやらを大量に読み漁っていた人生でした。創作活動自体は大学からでしたが、小説でもゲームでも漫画でもアニメでも、気に入った展開があると頭の中でつなげて空想して楽しんでる自分が、この界隈に来るのは時間の問題だったと思います。

1月の大井メガイルミでカス太.NETさんに色々相談に乗ってもらい、2月のプリステに参加することに。そこでタイシン島の方々の優しい(そして圧のある)勧誘をいただき、SSを書いてみようと決意。4月のプリステにサークルとして初参加しましたが、当日の朝6時まで書き続けて、コンビニで印刷して自分でホチキスで綴じるという限界態勢でした。頒布数に関してはからっきしでしたが、隣に配置されたSolokitsuneさんと知り合うことができました。その縁で冬コミではイラストを頼むことができたので、当時の自分は間違いなく「持って」ました。

当初の予定では、9月から11月までにもう一本短編小説を書き上げる予定だったのですが、なかなか思うように筆が進まず、結局11月に参加したプリステでは4月に出した短編小説を製本し直して出すに留まりました。
並行して進めていた冬コミの原稿は、大学時代にサークルの仲間に校正を手伝ってもらいました。ただ、途中からあまりにもスケジュール通りに原稿が進まず、かなり不義理を働いてしまいました。文章量に対して、掘り下げる深度がかなり深かったのが誤算。考えても文章が浮かんでこないため、最終的には段組みとかに全然時間かけられず、最低限の要素しか入れられなかったのが心残りではあります。

おわりに

来年の目標は、
・知り合いを増やす
・即売会に4回以上の参加(今年を超える)
・合同企画に参加するor企画する
・題材の姿をしている売り子さんを頼む
でいきたいと思います!

良いお年を。


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