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2022/3/8 「男はつらいよ」寅さんみるなら・・・

スリルバカンス東京で訪ねる葛飾柴又帝釈天の話。
当初希望していた寅さん記念館・山田洋次ミュージアムはちょうど改装期間にあたって今回訪ねられないのだけど、映画でずっとメインロケ地となったお団子屋さんがならぶ寅次郎故郷の帝釈天とその参道、そしてたくさんの名シーンの場となった柴又駅、さらに足を伸ばして、映画のオープニングで必ず登場する江戸川土手まで。

クロダも1作品見たいと言っていたので、どの1作をすすめようか迷います。

1969年に映画の第1作目が公開。1995年の48作目が寅さんを演じた渥美清さんの遺作となった。1997年に第49作は、寅さんの伴侶になりそうだったリリーさんとの物語を中心に吉岡秀隆演じる甥っ子・満男と後藤久美子演じる泉の恋の話も描き、さらに、令和元年2019年の年末に、過去の名場面と満男の今、「とらや」の今が、50作目として「男はつらいよ お帰り寅さん」として公開されてます。

どれを見るかを決めるのに、いくつか選ぶポイントを提案したいと思います。
・ロケ地に思い入れがある作品を選ぶ
・出演する俳優さんで選ぶ
・時代で選ぶ
そして、無作為に1作選ぶというのでも。クロスタはテレビでやっていて家族でみたのが寅さん映画の定番で、選んで観ることなんてできない時代でした。

ロケ地でいえば、
通説では、高知県と富山県と埼玉県以外のでロケが行われ、次作を高知県で撮影する予定もたっていたとのこと。本当は全都道府県でロケするる予定だったのではないでしょうか。
そして、海外でも2箇所。第24作 「寅次郎春の夢」ではアメリカのアリゾナで初めての海外ロケが行われ、第41作「寅次郎心の旅路」ではオーストリアのウィーンがメインロケ地の1つとなっています。竹下景子さんが現地の観光ガイド役でマドンナを演じているので、1989年のウィーンの名所が見られて素敵です。
(アリゾナは、あのRoute66で行った66の町近辺っぽいような)

出演している俳優という点では、
「満男」を吉岡秀隆さん(第27作から)が演じているか否かの二つに、
「おいちゃん」が、初代・森川信さん、2代目・松村達雄さん、3代目・下條正巳さんで三つにわけられます。
以前、吉岡秀隆さんがテレビのインタビューで、今でも、富良野では純くん、柴又では満男って呼ばれると話していたのが印象的でした。
30年に渡るシリーズなので、本当にたくさんの俳優がキャストされていて選びきれないですが、吉永小百合さん、八千草薫さん、浅丘ルリ子さん、杉田かおるさん、泉ピン子さん、大竹しのぶさん、柄本明さん、宮崎美子さん、田中裕子さんと沢田研二さん、志穂美悦子さんと長渕剛さんも。

時代で選ぶのも。
初期の作品は昭和40年代なので、東京の街並みの違いや、変わっていないところを感じられる面白さも。各地の生活や鉄道旅行も当時の様子がわかります。
平成に入ると、東京も各地も今の姿に近いです。
そして、第48作では、阪神淡路大震災の被災地に立つ寅さん。これも、時代の一つの大切な場面を映す特別な映画です。

第50作の「お帰り 寅さん」は、全時代のムードが伝わってくるので、寅さんのダイジェスト映像目的で見るのも楽しいです。おじさんを想う満男の物語としても。

ちなみにタイトルで流れる曲「男はつらいよ」は渥美清さんが唄っています。亡くなった後は、49作目は八代亜紀さん、50作目は桑田佳祐さんが唄っています。

全50作のカタログは松竹映画の公式サイトと寅さん記念館サイトで。
これをきっかけに寅さんにはまったら、また寅さん記念館を訪ねる機会も作りましょう。

クロスタは、今回のスリルバカンス東京ではとバスにDEEP TOKYOで人気の柴又は?と提案されてから、もう何作も見ました。好きな場面がたくさんあできました。

寅さんは、全作オンデマンドで見ることができます。松竹映画のサイトでリンクされてます。
Hulu / UNEXT / GYAOストアでは、現在全作みられます。無料お試し期間で1作品見てみるのもよいのでは?!
Amazonプライムでは第1作目が無料配信されています
YouTubeでも全作300円レンタル視聴できます。作品リンクに行くと、3分ぐらいのダイジェストを無料でみられるので、これを流しっぱなしにするのも楽しいです。