『遺書』
幼い頃に松本人志氏の『遺書』という作品名を見た時には、嫌悪を覚えたものだったけれど、大人になると何となくそのタイトルに隠された真意がわかってしまったかもしれない、と思うようになった。
流れるように嘘をついたりしているうちに、「絶対に生きていけない」という思いが「絶対に死なないぞ」という形で発露してくる。
そうしてそれぞれの『遺書』は、字義どおりではなく大丈夫になる為に励ましとして書かれた自分への手紙として生まれてくる、そう解釈した。ちなみに冒頭の松本氏の本は読んだ事ない。
また書きたい何回も、遺書。書き直せるものだから。
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