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会社という名の実験場を作ることにしました。

2020年も半分が過ぎてしまいました。
年明けには想像もしていなかったことが本当に多い半年間でした。

特に直近の3ヶ月は自分の価値観が更新されるいい機会だったので、変化とこれからのことについて書いていきたいと思います。


◼️4月からの3ヶ月間での考えの変化

3月の半ばからずっと地元の香川で過ごしています。よく人は住む場所と時間の使い方と周りの人によって変わると言いますがこの3ヶ月間はこの全てが変わりました。大阪から香川になり、移動時間がなくなり、同世代の大学生ではなくじいちゃんばあちゃんと過ごす時間が1番長くなりました。

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緊急事態宣言の影響もあり、人ではなく自然や自分自身と向き合う時間が増えました。

それに加えて現在5期生として参加しているMAKERS UNIVERSITYでも何度も自分自身の違和感に向き合うきっかけを作っていただきました。

この期間で特に「自分の原動力は何か」「なぜ地域なのか」の2つについては大きく認識が変わりました。今日の本題にもつながるので詳しく書いていきます。

◼️自分の原動力

自分の通っていた学校が廃校になってしまったりした経験からこれまでは「地域を盛り上げたい」といういわゆる地域課題の解決に重きをおいていました。地域にどんな課題があるのかを知りそれに対して自分に何ができるのかを考えるという順番で進めてきました。

なので原動力は「地域の課題を解決したい」だと思っていました。

しかし、継続してやることができるのかを考えた時にしっくりきていませんでした。地方創生や地域活性化という言葉の弊害として「地域をフィールドに何かしたい人=地方創生したい人」という風に無意識にラベリングしてしまうという現象がある気がしているんですが、自分自身無意識にそういう風にラベリングをしていたようです。

「地域活性化がしたい!」というよりかは「仮説を試してみたい」「もしこうやったらどうなるのか見たい」という欲求が原動力だったことに最近になってようやく気づくことができました。(これから先は実験という表現で扱います。)

◼️なぜ地域なのか

使われてない資産(空き家や放棄農作地)は多いが活用しようとする人は少ないので1人あたりの使える資産量はすごく多いなと実感しています。

また自分たちの作ったものがどういう影響を与えたのかが目に見えてわかる手触り感があることも個人的には重要な観点で全てが1/nではなく1/1であること、つまり自分たちがやる意味が大きいことに魅力を感じているんだろうなと思っています。


ここまでは真面目な理由を書きましたが結局のところ「PRGみたいでなんか面白い」っていうのが1番の理由かもしれません笑


少しずつ応援してくれる人が増えて、できることも増えて、気がついたら企業や行政も巻き込んだことが起こっている。地域がどうこういう前にこの過程自体が自分にとっては楽しいみたいです。


自粛期間のおかげで納得感のある言語化をすることができました。

◼️次の実験に取り組むために

さて長くなりましたがここからが本題です。

個人や任意団体でできることはどうしても限られていて法人格がないとできないことがこれまでも何度かありました。ただ先ほど書いたように「地域課題の解決」を目的として起業することにこれまでは自分らしさを感じることができていませんでした。

ですが、「会社は実験場であり、事業は自分が立てた仮説を検証することではないか」と思うようになり、自分の試したいことを思う存分するために会社という形で実験場を作ることにしました。

ということで法務局に書類出して正式に登記したら続きを書いていこうと思います。


ーーーーーーーーーーーー 数時間後 ーーーーーーーーーーーーーーーー


法務局に行って法人設立の手続きを終えてきました。

長くなってしまいましたが最後に会社の紹介だけ軽くさせてください🙇‍♂️

◼️会社名に込めた想い

会社名は香川県さぬき市出身の天才発明家平賀源内の名前をお借りして、「株式会社ゲンナイ」と言います。

功績としてはエレキテルの復元や土用の丑の日にうなぎを食べる風習を作ったことなどが有名ですが、自分の興味のあることをベースにしつつも発明を通して多くの人を幸せにしています。(夏の売り上げ不振に悩んだウナギ屋に相談を受け土用の丑の日にうなぎを食べる風習を作りウナギが飛ぶように売れるようになったそうです。)

また友人であった杉田玄白は源内が亡くなった時にこのような言葉を残したと言います。

「嗟非常人、好非常事、行是非常、何死非常 」
(ああ非常の人、非常の事を好み、行ひこれ非常、何ぞ非常に死するや)
(意味)ああ、何と変わった人よ、好みも行いも常識を超えていた。どうして死に様まで非常だったのか

この言葉からも自分だからこそできることを追求し続けていたことがわかります。


・自らの興味に従い実験することと目の前の人の幸せを両立すること
・自分たちだからできることを追求すること

この2つのことを大切にしたいという想いをゲンナイという名前に込めました。

江戸時代の人たちが「源内に相談してみよう」と言っていたように令和の時代を生きる人たちが「ゲンナイに相談してみよう」という風になることが当面の目標です笑

事業内容に関しては改めて詳しく書きますが「空き家を活用した民泊」「香川県内の企業と都市部の人の兼業でのマッチング」を準備中です。


◼️最後に

これまでの活動を通して地域でプレイヤーとして活動されている方々からお話を聞いたり、アドバイスをいただいたりしていた立場からようやく自分自身が地域で1プレイヤーとして取り組んでいくフェーズになりました。

自分自身がこの意思決定をできたのも何歩も先を進んでいる方々の存在があったからだと思っています。

なので次はヨリアイやReibreなどの活動を通して自分に関わってくれた人たちにとってキャリア選択の1つとしてこういう道もあるんだという事例になることで貢献ができればと思います。


長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。これから少しずつですが進んで参りますので今後もよろしくお願いいたします。

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