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【AJシリーズ】AIR JORDAN11について知ろう!

AJ10までの振り返り

1985年にNBAにデビューし、数々の功績を残したジョーダンは、1993年に一度NBAを引退し野球界に挑戦。しかし1995年、ジョーダンは"I'm back"という言葉でNBAに復帰した。

"I'm back"という言葉とともにNBAにジョーダンが復帰したことで、バスケットボール界は盛り上がりを取り戻します。

このタイミングで、エアジョーダンシリーズも11作目を迎えることとなり、「新生ジョーダン」に期待の眼差しが注がれることになりました。

また、エアジョーダン11は、実は日本のスニーカー界にも歴史に残る大きな影響をもたらしています

そんな史上最高の作品との呼び声も高いスーパースニーカー、エアジョーダン11をじっくり解説していきます!

ライター | Von-Sneaker
24時間スニーカーのことを考えるも、購入は年間10足程度という平凡な会社員。 街ゆく人が履いているスニーカーを眺め、分析を繰り返すアラサーパパブロガーです。

エアジョーダン11のキーワード
パテントレザー、72勝10敗、スニーカーブーム、SPACE JAM

デザインの特徴ーフォーマルをイメージしたパテントレザーを使用ー

ジョーダンはエアジョーダン11の開発にあたり、

「グッチに買い物に行ったらパテントレザーのクールなシューズがあった。そういうファッションシューズのようなコートで履けるデザインを頼みたい。最近はシンプルなものが好きで、色も2色ぐらいがいいし、変化を出すなら素材感で差別化したい」

という希望をナイキに出しました。すごい具体的な申し出ですよね。

それに対しデザイナーのティンカー・ハットフィールドは、光沢感のある素材としてパテントレザーの使用を思いつきました。

ジャンプマンロゴはヒールサイドに刺繍で入れ、素足感覚を重視するために無駄なパーツを省き、フォーマルシューズような見た目に仕上げたエアジョーダン11は、当時としてはとても先進的なデザインとなりました。

アッパーの黒い部分がパテントレザー。 引用元:NIKEスニーカー図鑑

伝説の1足へ

72勝10敗の記録

ジョーダンは1995年にエアジョーダン10を履いてNBAに復帰しました。

しかしシーズン中のカンファレンスセミファイナル「オーランド・マジック戦」で、完成間もないエアジョーダン11を履いてコートに立ちました。

今までオールスターゲームをニューモデルの発表の場とすることが主流だったため、異例の形での発表となりました。

この時にジョーダンは、白ベースのモデル(コンコルド)を着用しましたが、選手は全員同じ色のシューズを履かなくてはならないという当時のNBAルールに違反していたため、ジョーダンは罰金の対象になりました。

その後すぐに黒ベースのモデル(ブレッド)も作られたため、エアジョーダン1の時のように何試合も罰金を支払いながら履くことはまぬがれましたが、それほど早く彼が11を履きたがっていたことがわかるエピソードです。

そしてエアジョーダン11を着用した95年から96年シーズン、盟友スコッティ・ピッペンや、バスケ界の異端児デニス・ロッドマンを加えることで、シカゴ・ブルズは第2次黄金時代への第1歩を踏み出し、なんとシーズン72勝10敗という大記録を打ち立て、バスケットボール界に深い歴史を刻むこととなりました。

2015年には、72勝10敗という記録をオマージュしたスペシャルモデル「72-10」が発売された。 引用元:Hi LIFE

日本にスニーカーブームをもたらす

斬新なデザインに加え、ジョーダンが復帰したことも相まって、エアジョーダン11は日本に空前のスニーカーブームを巻き起こします。

当時「エアマックス狩り」という社会現象を起こした「エアマックス95」と並び、このエアジョーダン11が、今も語り継がれる日本スニーカー史における最盛期時代を作り上げたのです。

映画「SPACE JAM」

実はエアジョーダン11は、映画出演も果たしています。

1996年に放映された映画「SPACE JAM」にて、ワーナーブラザーズのバックス・バニーとマイケル・ジョーダンが主演をつとめ、話題になりました。

マイケル・ジョーダン以外にも、チャールズ・バークレー、パトリック・ユーイング、ラリー・バードなどのレジェント級のNBAプロバスケットボール選手も多数出演し、ファンを驚かせました。

この映画内では、エアジョーダン11スペースジャムというモデルが着用されました。スペースジャムはOGカラーではないものの、2000年に一般発売され、人気を博しました。

この映画「スペースジャム」は、めちゃくちゃおもしろいので、ぜひみてください!

アニメの世界に実写のジョーダンが入り込むというユニークな設定ですが、ジョーダンのプレーを映画内で楽しめるという最高の体験ができます。

私自身、2016年に復刻されたエアジョーダン11スペースジャムが初めて手に入れたエアジョーダンであり、今でも大切に愛でている1足です。

SPACE JAM(2016) 

OGモデル

Concord、Columbia、Bredの3色です。

コンコルド
引用元:NIKEスニーカー図鑑


コロンビア
引用元:NIKEスニーカー図鑑


ブレッド
引用元:NIKEスニーカー図鑑

エアジョーダン11の楽しみ方

エアジョーダン11は、「パテント」を楽しむモデルだと思っています。スニーカーでパテントレザーを使用したモデルってなかなかありません。ちょっとドレッシーに11を履くのもオツですよ。

履き心地はエアが入っているので悪くはないですが、バッシュバッシュしており、ホールド感が強いです。ヒールも並行にカットされたハイカットなので、私はちょっと苦手です。

サイズ感は、エアマックスと同じ、エアフォース1よりはハーフアップ、ニューバランス各種よりもハーフアップでいいと思います。

エアジョーダン11の楽しみ方
パテントレザーをかっこよく履きこなす。

まとめ

エアジョーダン11は、72勝10敗という伝説的な記録を打ち立て、かつフォーマルをイメージしたシューズという斬新さも光り、スニーカーブームという時代を作りました。

現代でも11は、シリーズ屈指の人気モデルとなっています。

特にアメリカではエアジョーダン1や4と並ぶくらい人気のようです。

私も初めて手にしたシリーズということもあり、特別感のあるものとなっています。コレクションとしても非常に美しいものです。これはぜひゲットしてほしいです。

それでは楽しいスニーカーライフを!

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