適材適所のDAOチーム

KURI-VERSE始動の公式アナウンスまであと1週間という日。
3月の下旬。

わたしは、Clusterに入って、くりすだくんのワールド制作にいそしんでいた。
MacBook Airのタッチパッドだとアバターを操作しにくいので、2日目くらいからは、スマホアプリで入り、作業をした。

スマホアプリの良いところは、アバターの操作が比較的しやすいところ。

PCでのゲーム等に慣れている人には、造作もないことなのだろうが、こちとら、普段ゲーマーではない。
ゲームは、下手である。

さて、Clusterのワールドづくりだが、操作性の簡易さとか、無料アイテムの豊富さとか、さまざまな機能が初心者に向けて配慮されているのがわかる。
さすが、日本の会社だな。
至れり尽せり感があるな。
思いやりがあるな。

ものすごく分かりやすくて操作しやすいアプリなのだが、あとは、わたし個人の問題だ(笑)

床を張って、窓とか、壁をつけて、木を植えたり、ぬいぐるみを置いたり、花を咲かせたり、どうにかこうにか、ワールドを形にしていきたいのだが、何回チャレンジしても階段がつけられない。
これは、アバターのくりすだくんが、かなりの低身長であるせいもあるかもしれない。
(ワールド制作は、アバターの動きや稼働範囲によって、アイテムを置く位置等が決まるから・・)
2階部分を作ることは諦めて、平面のワールドにしてみた。

「始動アナウンスを4月1日にしようぜ」ってチーム内で決めた時は、4月1日にするのは「チームKURI-VERSEが活動を始まるよー」ということをTwitter上で、フォロワーさんたちにお知らせするだけのはずだった・・・

のに。

なんか、今となっては、一応、KURI-VERSEというワールドを皆さんにお披露目するところまで、4月1日にやっちまおう的な、そんな暗黙の雰囲気をチーム内に感じる。

ので。

準備期間1週間こっきりでどうなるかはわからんのだが、どうにかこうにか、ワールドを人様にお披露目するくらいのレベルまで仕上げようと、三人三様、暗黙の了解のもとでワールド制作に労を惜しまず・・といった感じだった。

だが。

わたしは、自分自身に、致命的な欠点を発見する。

発見というより、再確認て感じ。
子ども時代から気づいていたさ。
あー、気づいていたとも。
「わたしは、空間認識とか、空間思考とか、算数や数学の展開図的な思考とか、そういう領域が著しく弱い。めっぽう弱い。」
ゆえに、ワールドクラフトで、立体的な建造物を造ることも難しい。

平面であれば、目に見える範囲ならば、認識できる。
でも、立体的な構造となるとお手上げだ。

ふと、小学校時代の知能テストなるものを思い出した。
積み木がたくさん積み上げられている図があって
「積み木が何個あるか答えなさい」的なやつ。
わたしは、こういう問題が出された時、目に見えるところの積み木しか数えられないタイプ。
複雑な形の立体になればなるほど、正面からは見えない範囲にも積み木は積み上げられて支柱となっているはずだ。
でも、見えないから、そこに何個積まれているか、さっぱりわからないのだ。
想像して積み木を頭の中で分解することができないのだ。

わたしは、若干8歳?9歳?10歳?ながら、自分のIQの低さをなんとなく察知してた。
隣の席のNくんは、こういうのが、得意。
見えない場所の積み木の数も難なく数えられる。
「でも、わたしには、見えているつみきしか、数えられない」
この手のテストの解答用紙に空欄が多かった。
わたしが、思い出の引き出しの中の幼いコンプレックスを思い出して、鬱々としている頃・・・

チームKURI-VERSEのアッキー(アキボットくん)が、Discordにアップした自作のワールドは、実に素晴らしい出来だった。
それは、もう、ログハウス的な、建造物そのものだった。
「ログ会館」って感じなんだってばよ。
中には、小さな舞台と客席、バーカウンター、トイレに、ラウンジまで完備している。
もちろん階段を昇って上階へも行ける。
課金して、木材まで購入したという・・。

「素晴らしい!!」
わたしも、もう一人のメンバーのCoin Cow Art氏も、アッキーの造ったワールドに関心するばかり。

自分の作ったワールドは、広げられたおままごとハウス的な、非常にのっぺりとした、平面的なものだった。(笑)

ここでね、あたしゃ、思ったね。

「ワールドの創造はアッキーにお任せしよう。
適材適所。
それぞれが得意なことをやればそれでいい。
それが、DAOなのだ。」

アッキーの新たな才能を発見した1日でした。