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401(k)での貯蓄、その後は・・・・

近年浮き上がる401(k)の欠点

2019年、401(k)の受給方法としてAnnuity(年金)のオプション追加を奨励するSecure Actがアメリカ議会で承認されました。
この法案の背景は、リタイアメント資金が早々に底を尽き路頭に迷う退職者が沢山いるから。

401(k)は働いている間の節税効果もあり、
ポートフォリオの選択肢も多く、老後資金を貯蓄するのにはとても良い投資制度。

いざ退職後、投資のフェイズは終え、その後その401(k)をどのように管理しどのように受給しますか?
あなたの401(k)の資金は何年持ちますか?

退職後の401(k)

退職後の401(k)は "投資" から "消費" にフェイズが変わります。
(もちろん仕事は辞めているので追加で入ってくる資金はありません。)
一般的に、ポートフォリオのStockの割合を減らしてBondの割合を増やして、残高の3~4%を引き出して使うなどが推奨されています。

しかし実状は・・・・・
ポートフォリオの内容を変更することは容易にできるのですが、
RMDと言われる引き出し必要最低金額、そして引き出した金額には税金がかかるので、残高の3~4%以上を引き出すことになり、25~30年持つと思われていた資金も10~15年で使い果たしてしまうというパターンが!!

また「退職後は5~7%の運用で~」と予想していたのに、それに満たない運用実績が残高生命を短くすることも。

↓↓↓↓↓ 過去の記事を参考にどうぞ。↓↓↓↓↓


Annuityは危険!?

「Annuityは危険な商品、避けた方がいい!」とよく聞きます。
実際Annuityを買う際は本当に適しているか、精査する必要があります。

Annuityの定義は「定額の収入を一生涯受給する」というもの。
(中には10年、20年など期間を決めて受給する商品もあります。)
Fixed IncomeをLifetime long。これは今はもう珍しいPensionと同じ。
2019年のSecure Actによって、Pensionと同じ受給スタイルを401(k)で可能にするプランスポンサーが増えてきています。

このAnnuityの受給スタイルを選び、退職後はマーケットを気にすることなく401(k)を生涯続く定額収入として受け取るという選択肢もあるのです。

一方、401(k)プランスポンサーが提供するAnnuityにも注意点が。
受け取れる定額収入の金額は足りるのか?
配偶者がいる場合、401(k)のオーナーが死亡した後どうなるのか?

老後資産構築計画はお早めに!

401(k)、IRA、Roth IRA、Mutual Fund、Real Estate、生命保険にAnnuity。
老後資産構築の選択肢がいくつもある中、自分に合ったバランスを見つけるのが重要。
また401(k)のAnnuityの受給はプランスポンサーによって様々なので一度見てみることをお勧めします。

Disclaimer

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