37歳（今年38歳）から"Restart"する、漢のビートマニア

栗坊

■はじめに

皆様noteでははじめまして、栗坊と申します。
おっさんです。音ゲーやってます。

今回は1人のおっさんがひょんなきっかけでビートマニアというゲームに熱入れまくって大会へ参加させていただいた、そんなお話です。

9/22（日）に開催されたIIDX非公式大会「TANIGUCHI CUP 2024 -Revenge-」に参加させていただきました。
運営の皆様、実況解説の皆様、参加された皆様、御覧いただいた皆様、一緒に戦ったチームメンバーの皆様、お疲れ様でした＆ありがとうございました。

アーカイブはこちら。
全試合とんでもない熱量でした、是非見ていただけたらと思います。


皆様お疲れ様でした！

TIHAYA選手、Y-AX!S選手、MOUKA選手、FU---選手、本当におめでとうございます。
文句無しの優勝、感動しました。

この記事を書く目的は今持っている感情の整理や振り返り、色々あって折れてた自己肯定感の回復もあるのですが、
栗坊の取り組みを明記することでまだ見ぬスーパープレイヤーが今後大会に出るために何をすればいいか、大会でどうすれば実力を発揮できるのか、そういう部分の一助というか、ヒントになればという側面があります。
未来を育てることもおっさんの役目。
既にそんなんやってるよってことも多いと思いますが、1mmでもお役に立てそうな内容があれば幸いです。

んで、恐らく長文になります。
大半は自分のことばっか書くことになるので、
必要そうな部分以外はさらっと読み流してくれても嬉しいですし、
時間ある時にじっくり見てくれるともっと嬉しいです。
もしかしたらただのウケ狙いの文章の中に、本質が隠れてるかもね。

それではLet’s Go！

■きっかけ

きっかけはDJ TIHAYAとのひょんなやりとりでした。
「栗さん最近ビーマニ頑張ってますね、谷口杯リベンジって大会が今度あるんですけど絶対出たがいいですよ」
えーーーーーやる！！出る！！
今年38歳、まだ37歳。鬼のはしゃぎ。未だ大人になれない。いや、大人って何。俺がピーターパンだ。
ライバルに入れて目標にしているDJ TIHAYAからの提案。大会で実力がどこまで通用するのか、まだ見ぬプレイヤーとの邂逅、交流。
僕にとっては宝石箱と言っても差し支えない、非常に魅力的でキラキラとしたものでした。

本当に出たいのか？勢いで返事して無いか？
そう考えて少しエントリーを待ちましたが、何日経っても出たい気持ちは抑えきれずに7/16に意を決してエントリー。
ここからDJ KURIBOにとっていい意味でビートマニアのプレイスタイルが狂い出します。

■ドラフト選考までの取り組み

大会の概要は「■はじめに」のURLを参照いただけたらと思うのですが、本大会はドラフト制の団体戦となります。
ざっくり説明すると課題曲が3曲あり、それぞれの曲上位2名がチームリーダーとなり、
チームリーダーはエントリーした候補者の中から3名選びチームを構成するというスタイルです。

候補者の皆さんをざらっとリザルト根暗して見て一言。
「え・・・俺より全員上手い・・・」
そして大会の性質上、レベル12が出来るプレイヤーが重宝される。
その上、低難度帯の候補者も格上ばかり。
全ジャンルでしっかり勝てる武器が必要。
さぁもう窮地。どうするDJ KURIBO。
次回、栗坊○す。デュエルスタンバイ。

いや、終わらねぇ、終わらねぇよ！！！！
絶対取ってもらう。
その為に必要なこと、それは自分の魅力や長所を知ってもらうこと。
とにかくそこに全振りしました。

■取り組み①：やれば伸びるところを知ってもらう
栗坊は残念ながら単発8分しか上手くありません。
スクラッチはできないことはないけど平均以下。ソフランできません。
チャージノーツ？え、聞こえんかったもっかい言って？
～完～

いやまぁそんな感じだったんです。CROSSROADとバビロニアで日々アリーナのポイントを食いつないでA2～A1行ったり来たり。
エントリーしてからドラフトまで期間は1か月。
1か月って何が出来る？何が伸ばせる？
実力上げやチャージは今からじゃ参加者の水準に持っていくことは厳しい。
そう考えた結果、取り組んだものは以下でした。
・スクラッチ曲
公式非公式問わず大会を見ていると、このゲーム、スクラッチ出来る人が制すると言っても過言では無いくらいスクラッチって重要なんだなって感じたため。
自分に出来そうな範囲で探すと、叩き皿中心且つBSS等のテクニック系、正規当たりのHEARTACHEを練習。
結果21個まで減らすことに成功。
・ソフラン曲
対策したら唯一無二の武器となりえるソフラン。
でも生半可なソフラン曲ってもう皆対策してるし、ソフランも結局アニュスとかの精度とかになるよなー・・・それだとやること変わらないし成長しないと考えた結果、博打ながら叙情と罪過に手を出しました。
この2曲出来る人って安心するよね。
叙情は過去の記憶で割りと早い段階でAAA出たものの、罪過はA+50からスタート。
AAA？現実見ようよって感じでしたが、栗坊は諦めが悪いです。
みかもさんの攻略動画をずっと見返し、Pフリーで1箇所ずつ体に染み込ませ粘着。ちゃんとAAA出しました。良かったね栗ちゃん37歳。

上記をしっかり取り組み結果を出し、アピールしました。

■取り組み②：実力を戦って知ってもらう
チームリーダーの皆様が開催されていた「BPLバトル面接」に、全員分お時間いただいて参加させていただきました。
1日目はSHIKIP選手、CXF選手、MORITA選手と面接。
取り組み①のスクラッチ曲を投げたり他で練習した曲を投げたりしたのですが、
やはり付け焼刃レベルのものでは安定せず、、、
固定オプションで鍵盤系は感触は良かったかなって感じでした。
この状況を踏まえて、二日目に臨みました。

2日目はENMT!!選手、STRNGI選手と面接。
この日から「固定オプション且つ、リーダー格含め全員に刺せる」って曲だけに絞って投げました。
要はCROSSROADとバビロニア。
何でもできる、じゃなく「こいつが味方なら安定して自選持って帰ってくれる」「敵に回すと厄介」の印象を持ってもらうためです。
STRNGI選手の提案でRCHE選手ともバトルさせていただいたりと色々経験させてもらいました。
3日目は谷リベへ誘ってくれたTIHAYA選手と面接。CROSSROADとバビ略。
全員との面接の感触は悪くなく、皆様から思った以上に評価いただいてその時点で嬉しさのあまり泣きそうでした。
歳を取るとねぇ、涙脆くなるのねぇ。

■取り組み③：人となりを知ってもらう
これが今回一番効果あったかもしんない。
栗坊として、一番売り込めるのはここだ！と思ってました。
谷リベは団体戦。実力と同じくらい、人柄、チームの雰囲気作りが大事だと思ってました。
そのため、実力とはまた別の栗坊を売り込む。
名付けて「栗坊ブランディング作戦」いやそんな大それたことはやってないんだけども

まずはエントリーのキャッチフレーズです。
直球でインパクトがあり、栗坊って誰だがわかるもの。
「GuitarFreaks界のエンターテイナー」
これしかないと思いました。
KACでは必ず「ギタフリの楽しさや魅力を全力で伝える」という想いで出ていたので、ばっちりハマってるのではないかと思います。

また、ドラフト直前のアピールポストに特技は笑顔と記載したのですが、正に「栗坊」を体現しているなと今でも自分を褒めたくなります。

最後にギタフリの過去実績（公式大会出場等）で大会慣れしていることも忘れずしっかりアピール。
持論ですが、とにかくアピールは思いつくものは何でも書いてみた方が良いです。たくさんしたアピールのどれかが、チームリーダーに刺さるかもしれません。

■ドラフト選考会議

8/21、チームメンバーが決まるドラフト選考会議を迎えました。
ここまで来たら後は祈るのみです。アピールできるものについては150%できた自負がありました。これで落ちたら9割は実力不足、1割は素行です。
いや俺の素行は普通に悪いな、5割くらい占めそう。
ドラフトのライブ放送でずっと手を合わせてお祈りしてました。
候補者紹介では実力よりもキャラクター性についてお話いただいてた印象で、
上手くアピールできたなと感じました。

そしていよいよドラフト開始・・・
正直栗坊の役割上先鋒なので選ばれる場合に3巡目なのは確実であり、先鋒プレイヤーも層が厚い。
特に実力や栗坊ブランドをしっかりアピールできたと思われるTIHAYA選手、ENMT!!選手、STRNGI選手に選ばれなかった場合は落選確実と考えてました。

ドラフトが始まり、ばっちばちに尖ったMr.ソフランのSIZURU選手、全ての難易度帯・ジャンルに於いて隙がないJ.CHAN選手、同じ畑の完全上位互換であり名は体を表すTANPA2選手とピックされていき・・・
ENMT!!選手の一巡目希望選手の発表。ちょっとトラブルがあり発表までに時間がありましたが、なんとその結果、
「ENMT!!選手の1巡目希望選手は・・・KURIBO選手です！」

え？聞き違い？？獲られたすぎな俺の気持ちが産んだ幻聴？？？もっかい言ってもらって良いですか？？？？え？？？？？

ほんｔｔｔｔｔｔｔｔっとうにびっくりして良い意味で現実を受け止めるのに時間かかりました。
YOUTUBEのコメントもこんなんしか書けんかった。小学生かよ。

もっと無かったんかい

ドラフトの結果はこちら。

栗坊が所属するチームメンバーは以下となりました。
・ENMT!!選手
→あまりにも高すぎるビートパワーとメンタルと経験値を兼ね備えた、我らが頼もしいリーダー。最高に熱くて最高に面白い、漢の中の漢。最後まで全力で相手を倒し、最後まで全力でチームを盛り上げてくれました。拾ってくれたこと、本当に感謝しております。
・A.K.A.選手
→超絶若手の物量プレイヤー。すでにはちゃめちゃに上手いのにこれからまた上手くなるの？マジ？？Really？？？これから色んな大会に出て物量と高速で破壊活躍していってほしい。かわいい。
・FL4V1A（いりす）選手
→こちらも若手、ばっちばちにスクラッチが強すぎる。ワンブル2050超えてて流石に開脚横転しました。スクラッチを制する者はビートマニアを制するも同義なので、たたき皿で相手をちぎっては投げ、大会で活躍していってほしい。
・KURIBO
頭のネジ外れてる担当。ド単発と笑顔だけで凌いできた。

こんなアツいメンバーでやれることに大興奮してはしゃいでおりました。
今年何歳？うる歳。

そして運命の予選のグループ分け。
栗坊としては相手よりもジャンルが問題でした。
得意順としては以下。
CHORD>>NOTES=PEAK>SCRATCH>>SOF-LAN>>>CHARGE

結果はこちら。

先鋒CHARGE
先鋒SOF-LAN
そして予選が3位だった場合、
先鋒CHARGE
先鋒SOF-LAN

あーーーーーね！！！そういうことね！！！！ほんｔｔｔｔｔっとうに怒った！！！！！
苦手じゃない。できないじゃない。できる様になるんよ。誰が？俺が。
ソフランを。チャージを。揺れるBPMを。長い棒を。
栗坊が担当する場所は先鋒（レベル8～10）のCHARGE・SOF-LAN・PEAK・CHORD、そして次鋒（レベル10）のNOTES。
それぞれの武器を磨きつつ、穴を消していく練習が必要となります。

■大会までの取り組み

まずはチーム名を決めるところから。
我々は最高のビートしかする気が無いため「THE BEST BEATEST」に決定。
THE BESTでBEATESTな男達の大会への挑戦が、今、始まる。
その他諸々決めること決めて、さぁいよいよ大会へ向けての準備期間。
自身の練習もそうなのですが、栗坊としてチームに出来ることは全力で探して貢献しようということは最初に決めておりましたので、チームに必要な情報をスプレッドシートにまとめる、チームミーティングの議事録をまとめて展開する等、裏方もさせていただきました。
後は他Tmの根暗調査をして得意苦手を洗い出したりとか。役に立ってたら嬉しいです。

自身の練習に関しては、本番までの1か月間、以下の配分で練習を取り組みました。

1週目：物量・チャージ・ソフランをひたすらやる
とにかく弱点である物量。もちろんレベル10だって一部重たいものが降ってきたりする訳なので、押し負けを少しでも無くす様にしました。そしてチャージに関してはスパルタで烽火連天の刃やof the first magnitudeのランダムノック。ソフランは全部一通り触って、ギアチェン知らない曲を無くす様にしました。
また、全週通してなのですが、担当するジャンルの曲は全てオプションを確認、見直しました。
これをやるやらないでは全然違います。投げられてあたふたするのが一番心もスコアも負ける。

2週目：各ジャンルで武器曲を作る・磨く
ある程度触ったら武器曲を作ろうと思ってました。
CHORDは漢の「CROSSROAD ～Left Story～」。俺の左物語を見ろ！の気持ちです。
NOTESは「7 Colors」と「SAMSARA」で考えた結果、「SAMSARA」へ。簡単ですが、知らないとリズムが崩れる単発で差をつけようと考えました。
PEAKは最初「花吹雪 ～ IIDX LIMITED ～」ミラーで10個とか出てたのですが、これがあまり安定せず。。。探してたら最高の曲がありました。
「Cradle」。なんと実は正規当たり、しかもソフラン箇所わかりやすいし正規だと取りこぼし無で安全に皿チョンできる、結構15個くらいで安定する。俺が対戦相手だったら急に投げられたら怒る。
チャージは2曲必要で、割と精度寄りの「獅子霞麗ノ舞」は決定してましたが、もう1曲をどうするか苦戦・・・
「Donkey Donk」と「Miami Sunset Drive」に取り組んでましたがそもそもチャージ離す癖があるし、チャージ以外でもとりこぼしが多くかなり苦悩しました。
私情ですがここら辺で仕事でメンタルやられて、平然とはしようとしてましたが内心ボロボロで焦りまくりでした・・・
ソフランは「Agnus Dei」は確定。単発寄り且つソフラン箇所もDNAがリズムを覚えてる。ギタドラプレイヤーなので。
もう1曲は1週目ですべて触った結果、もうこれを練習して鬼詰めしかないと思いました。
そう、「罪過の聖堂」。ドラフト前にAAA出した後の話はSNSで全くしてないので、まったく話題に出してなくNo Playだった「fun」や「mind the gap」よりも逆に怪しまれないと考えました。むしろそこらへんは練習したので誘い待ちでした。
ここから鬼の罪過Daysが始まる・・・。

3週目：ひたすらチャージ・ソフランの課題曲詰め
ここら辺で課題曲提出の期限もあったのでチャージの課題曲が定まらない焦りでどうしようかと悩んでました。
ある日なんとなしに触った「soldier's waltz」、こいつのチャージがなぜかキレイにはまる。階段も気を付けたら光る様になってくる。
え？？？まさかの君なの？？？
max-50を切った時点で全てを騎士道に捧げ、チャージの課題曲探しは完了。結果は不甲斐なかったけど許してください
罪過はギアチェンに改良 over 改良を重ね、2000乗ったので相当自信持って取り組んでました。1か月で154回は伊達じゃない。

4週目：全ての最終確認
武器曲と対策曲を1週するイメージ。本番1発勝負。何個出したら負け、みたいな感じでやりました。
感触はかなり良好。奮った気持ちで大会へ挑むことができました。

■大会当日

大会当日、まずはTIHAYA選手・L#RUKA（いおん）選手・SAGE.M（まる）選手・45NYAN君と一緒に朝ごはん。栗坊は昼からなんで、腹を持たせるためにかなりがっつり食べました。
L#RUKA選手から「栗さん昨日INOKI!さんがやってた罪過見ましたけど、2000点超えてませんでした？」と話がありました。バレてる。DJ INOKI!許さん
朝食は絶対に食べた方が良いです、そして量は出る場所によって調整しましょう。
そのまま会場inして色々な人へ挨拶。チームメンバーはFL4V1A選手は前日会ってましたが、ENMT!!選手とA.K.A.選手とは初めて会いました。
えのもっちゃんに開幕「うわ！やべぇ！！」って言われた気がしますが、やばさ具合はどっこいやろ！

大会前のアップでENMT!!選手とさせていただいたのですが、生意気な栗坊なので、BPLバトル面接で唯一バビロニアが引き分けだったので決着を付けさせてくださいと懇願。
ボコボコにされました（栗坊21個、ENMT!!選手17個）。逆にこんな強い人がリーダーで良かったと心的にはプラスに働きました。

対戦までにも色々書きたいことありますが、（特に観客にいたDJ INOKI!さんの恰好について）文字数やばいし見てる方も飽きそうなのでここからは各対戦の感想を。

・1戦目
KURIBO vs SAGE.M （テーマ：CHARGE）
チャージが苦手同士の、漢の魅せ合い。
いやまるちゃんチャージ上手いだろ
1曲目：soldier's waltz
KURIBO：2391
SAGE.M：2414
はい、こけました。自己べ-90以上って何。
いやチャージ地帯は良かったんです、まだ。傷は浅かった。
問題は練習しまくって自信あった階段地帯。
よく本番では「指が走る（=速く押してしまう）」とは聞いてましたが、
ギタフリってどっちかというと指が遅れるんですよ、本番。
だから気持ちとして「少し速めに動かした方が栗坊的には良いのでは？」と意識した結果、
俺の指がsoldier's waltzの階段をBPM190くらいで刻み始めて世界崩壊。さようなら。ごめんなさい。
他の曲よりもダントツでこれが一番悔しかった。あれだけ練習したのに、自分に怒りを覚えました。
2曲目：真夏の花・真夏の夢
KURIBO：1464
SAGE.M：1450
これはなんとほぼ読み通り。チャージ要素よりは得意のズレハネで勝負を仕掛けてくると思ってました。
そして前の曲で失敗したことが逆に追い風になり、得意BPM帯なのもあってしっかり合わせることができました。
個人的にSAGE.M選手の土俵で勝てたのは大きい。

・2戦目
KURIBO vs MOUKA （テーマ：SOF-LAN）
実質クロバット vs バクフーン。先鋒ソフランの頂上曲での決戦。
1曲目：op.31 叙情
KURIBO：1340
MOUKA：1499
何がクロバットじゃ。ゴローニャの大爆発でまもるされただけじゃねーか！
はい、大爆発しました。ごめんなさい。
MOUKA選手の開幕「は！？」で笑いそうになりましたが、最後までしっかりやりきろうと思ってかなり善戦してたんですが、後半でギアチェン事故。
スクラッチは取らないって心に決めたのに体が勝手に2点取りに行ってそのまま160点くらい失点。代償はでかい。
でも会場が笑ってくれたのが本当に救われました。ただでは転ばない。
2曲目：罪過の聖堂
KURIBO：1960
MOUKA：1790
俺はこの日、この曲を「魅せ」に来たと言っても過言では無い。
正直CROSSROADよりも見せたかった、俺の新たな武器です。
前々日にMOUKA選手と3TOIMO選手にお会いした時に「罪過ってやりました？」と聞かれ、
「あれってやるなら1か月費やさなきゃいけないじゃないですか、だからやってません」って言いました。後半嘘付きました。ごめんなさい。俺は1か月罪過に費やしました。
研究しすぎてギアチェンミスのリカバリパターンすら体が覚えてます。今回の試合でいうと最初のとこ2回ミスって「ジャジャン！」からが爆速になってるんですが、ここは爆速でもできる様に譜面ある程度覚えて練習して、遅くなる2回目で2上げするところを1上げにしたりとか。
そして俺はエンターテイナー。ただ上手いだけではなく会場を沸かすパフォーマンスをしたい。
そう思って練習したのが、最後のチャージを左手で4本持ち替えて観客やチームメンバーへアピールすること。これも練習通り上手くできました。
ただ、途中で「任せろ！」とか「2個下げ！」とか言ってたのはアドリブです。ENMT!!リーダーに「集中して！」って笑いながら怒られました。ごめんなさい。でも忘れがちなところとかギアチェンわかりにくいところって言葉に出したら出来るんですよね。
不審者になる代償でスコアを取りに行く。

・3戦目
KURIBO vs RINO （テーマ：CHARGE）
大会調子最高潮ノリノリのCHARGEレジデント様。俺？チャイピもエキドナも未ハード。
1曲目：RIDE ON THE LIGHT(HI GREAT MIX)（LEGGENDARIA）
KURIBO：1669
RINO：1775
AWESOME PLAY！
It's LEGGENDARIA！
トリルしくりまくったの本当悔しいけど、トリルできても絶対負けてた。
RINO選手の仕上がり具合が良すぎる。
でもただでは転びません。次までに上手くなります！
2曲目：獅子霞麗ノ舞
KURIBO：1729
RINO：1731
なんでこれで負けてるの？？悔しい結果だけど最高に楽しかった戦い。
17個で負けるのか・・・。試合内容見返してますが、やっぱりチャージの絡みで最後は追い越されてしまいました。
これはRINO選手に単純にチャージ力と単発力が負けてただけです。
むしろこれだけ善戦したことも今後大きな自信となるでしょう。俺は強くなって帰ってきます。

チームの結果としては準々決勝敗退。
完全に俺が2タテくらったことが原因です。
ENMT!!リーダーが実力で相手を薙ぎ倒し、A.K.A.選手とFL4V1A選手が初参加にも関わらずしっかり自選取って活躍してくれたのに、俺は何もできず。
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
リーダーにあなたを取ってよかったと思ってもらえるくらい活躍して笑って優勝してほしかった。若い子たちに最高の優勝経験をしてもらいたかった。
大会終わった後にあまりにも不甲斐なさが込みあげて顔ぐっしゃぐしゃになってしまいましたが、ようやく自分のプレイを見返して笑いとして昇華して文章に起こすくらいには回復しました。
負けっぱなしで終わるおっさんじゃねーぞ、俺は。

その後の打ち上げはあまりにも面白すぎて購入して1週間くらいのハーパンが破けました。
いやどんな動きしたらこんな破け方するんだよ。

幸せの代償

■終わりに

終わりにじゃねーよ！！！！！終われねーよ！！！！！！！！！！！
俺は先鋒CHORDでCROSSROADを大会でやるまでは絶対終われねーよ！！！！！！！！！！！！

えー、色々言いたいことは言ったんですが。
僕は自分に感動したことがあります。
ソフランが上手くなったことでもなくチャージが押せるようになったことでもないです。
僕自身がまだこんなにもゲームに熱くなれたことです。
前回のKAC（もちろんGuitarFreaksね）では予選も通過可能なレベルではなく、解説としてお呼びいただいた時から「あぁ、こういう道もあるんだな。」って一線を退きそうな気持ちになってました。
そんな中、こんなに熱くさせてくれた「TANIGUCHI CUP 2024 -Revenge-」様には本当に感謝でいっぱいです。
個人戦では無く団体戦で、一丸となって取り組んで、勝ちに行った。これが大きいのではないかと思います。
何度も言ってますが、俺は必ず強くなって帰ってきます。
37歳（今年38歳）から"Restart"する、漢のビートマニア。皆様見たくありませんか？

これも重ね重ねとなりますが、運営の皆様、実況解説の皆様、参加された皆様、御覧いただいた皆様、一緒に戦ったチームメンバーの皆様、本当にありがとうございました。
特に参加するきっかけを作ってくれたちはや。そして、並み居る強豪の中で俺が欲しいって真っ先に指名してくれたえのもっちゃん。二人には本当に頭が上がりません。ありがとう。大好き。

そして最後に。この記事を見てる方が少しでも笑ってくれたり、ビートマニアのモチベーションに繋がったり、未来のスーパープレイヤー排出となる一助となれば、これ一番幸いです。
10,000文字。見るのだるかったでしょ？俺もこんな書くとは思わんかった。勝手に筆がノってた。筆？キーボード？iPhone？いや何でもよい。日本語ムズイね。
最後まで御覧いただき、誠にありがとうございました。

栗坊

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