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マキタの電動草刈り機を分解してみた

故障した電動草刈り機
8年くらい使用していたマキタの電動草刈り機が故障してしまいました.修理はあきらめて新しいのに替えるのですが,捨てる前に分解してみました.中身を見てみたい人もいるのではないかと.

草刈機

マキタの充電式草刈機MUR182UDというもので,2013~2014年頃に購入して8年くらい使いました.故障の症状としては,動かなくはないのだけれど回転数が上がらなかったり,電池が切れる前に止まってしまうという状態です.春~秋の休日しか使いませんが,セイタカアワダチソウとか木の枝とか藪とか結構負荷をかけて使っているので長持ちした方かもしれません.

ヘッド部分
モータが付いている先端側を開けてみると,ギアがだいぶ摩耗しています.近所のホームセンター経由でマキタに修理に出してみたのですが,診断結果はモータ・ギアの摩耗,費用見積もりが15,000円くらいということで,新しいのを新品(本体だけ)購入する場合の費用約24,000円くらいとあまり変わらないかと思って,修理せずにそのまま返してもらいました.
一応,モータやギアの部分だけ売ってないかとGoogleで検索してみたのですが見当たりませんでした.

ヘッド分解

摩耗したギア

ギアがすり減った以外は特に壊れていないように見えます.樹脂カバーもリブだらけで結構丈夫なのか割れは見当たりませんでした.
エンジン式草刈り機と違って,説明書を見ても油を注すような話は書いてないのですが,油を注したらもう少し持つのだろうか?

コントローラ部分
バッテリを取り付ける根元側はこんな感じになっています.プリント基板とかが出てくるのかと思ったのですが,金属ケースのモジュールになっていました.隙間は樹脂(シリコンゴム?)で埋められていて草の屑などが入らないようになっています.過負荷のせいなのかモータへ繋がる3本線の1本のカシメが変色していました(写真左下).

テール分解

パワーモジュール

ハンドル
ハンドルのスイッチ部分も分解してみました.ハンドルのレバーのスイッチはオムロンのD2SWというIP67適合のシール型,逆転スイッチは日本電産コパルのやはり防塵型でさらにカバーを接着でした.あと,ナットはナイロンロックナットでした.

ハンドル

広告なんかではモータについて書かれることが多いのですが,分解してみてモータ以外のところもしっかり作ってあるんだなという感想でした.

新しい草刈り機
で,新しいのもまたマキタのを買いました.バッテリや充電器はいくつももっているので本体だけです.
今は18V以外にも,18V×2本,36V,40Vなどもっと強力なシリーズも出ているのですが,軽い方が作業が楽なのと,18Vでも刃が良く切れさえすれば硬い草でも切れるのでとりあえず18Vで良いかと.
(ナイロンコードを使うときに「もうちょっとパワーが….」と思うことはあるので,18V×2本とかもおいおいは考えようと思います.)

新しい草刈機



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