大草原の小さな家感想録 ~シーズン3 8話 「いたずらヤギ」~

大草原の小さな家 をDVDで観返しており、その感想の備忘録です。内容についてのネタバレ大いにあり。

今回は「いたずらヤギ」。

内容はコメディで、普段粋なところや頼りになるところを見せている大人たちが、次々とヤギに吹っ飛ばされて悪態をつくお話。
チャールズ、オルソン夫人、エドワーズ、ベイカー先生、オルデン神父……。
そもそもの発端は、パーソンのところで働いたお駄賃がわりにローラがヤギをもらいうけたところから。
ローラはすぐ動物を欲しがる。飼おうとする。子供ってのはそういうものですが、ちとローラはひどい。いろいろと動物に関しては辛い目に(アライグマだったり馬だったり)遭ってきたというのに。大勢を巻き込んでけろっとしているのは正直神経が太いと思う。フレッドが心配だから、じゃないんだよ。

チャールズが必死に集めた「い草」を食い荒らし、チャールズ激怒。らしくないキレ方をして「捨ててこい」と厳命。見たくないタイプのチャールズだ。いつもの優しいお父さんの面影はない。
最初、ウィリーにおしつけるが、フレッド(ヤギ)はオルソン夫人にもこれまた狼藉を働きキレさせたため、台無しに。オルソン夫人に関してはどんな目に遭っても笑えるからいい。
そしてヤギのもらい手を探す旅を始めるローラとカール。しかし今回は本当に大人達の描かれ方がひどい。三枚目にもほどがある。まぁヤギも悪い。エドワーズの密造ワインを飲んだり、盗み食いをしたり。
しかしその盗み食いが最後に功を奏し、い草取りでピンハネされ憤懣やるかたなかったチャールズの敵(かたき)を取ることに。ピンハネ元締め、ジェンクスのい草をばくばくと盗み食い、ついでにケツに一発。
納期に間に合わないため、初回の仕事を五ドルに値切った悪党ジェンクスが、文字通り「尻に火が付き」、十二ドルの高値で再度チャールズと取引。締結。よかった。
それにしても、動物のやったこととは言え、盗みで損した人間から(ピンハネ相手とはいえ)カネをふんだくって喜ぶインガルス夫妻の姿も、これまた見たくはなかった。
ただ、今回はコメディ回と割り切るべきでしょう。

面白くはありました。

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