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呉エイジ
2019年10月2日 22:41
物凄い衝撃音、目の前が真っ暗になった。続いてざわめきとともに人に囲まれている気配。 目を開けたら沢山の顔が覗き込んでいた。俺は慌てて身を起こすと、通勤カバンを抱きかかえ、人々の足の間を逃げるようにして走り去った。 後ろを振り返ると群衆はまだそこに固まっていた。一瞬見ただけだが30人くらい居ただろうか。通勤前に恥ずかしい。交差点で転倒し気絶しかけたのだろうか? まぁ遅刻しないでよかった。醜