幼児教室あれこれ

年中から2年間、子供を幼児教室に通わせていたが、そのときのことを書いていこうと思う。

どんな子が通っていたか

通っていたのは近辺の子ばかりである。我が家みたいに、田舎から電車で20分以上かけてやってくる子はいない。だからそれなりに顔見知りも多い。

通っている子は、2種類に分けられた。
一つ目は、両親共働き、自身は保育園通いであり、保育園は基本何もしないところなので、勉強の習い事として通わせるもの。当然、土曜日のみだ(通っていた教室は日月が休みだった)。
二つ目は、専業主婦家庭、平日の幼稚園が終わった後で通わせるもの。父親の稼ぎだけで幼児教室に通わせているので、基本金持ちである。小学校受験を視野に入れる人もいる。

我が家は、どちらでもない。専業主婦家庭だが、平日のレッスンは帰りが帰宅ラッシュにかかりかねないので、土曜日に通っていた。だから同じレッスンを受ける子たちは、保育園の子ばかりであった。

一応、宿題らしきものもあった。が、別にやらなくても特にお咎めはない。スケジュール通りやるなら週に15枚だが、1枚でもやっていけばシールがもらえる。シールが貯まるとおもちゃがもらえるという仕組みで、やらなかった子にはなにもないが、やった子にはご褒美が待っているわけだ。さすがに保育園通いの子たちは時間もないだろう、ほとんどやってくることはなかった。

どんなことをやるのか

ミラー越しに見学していて、以下のことをやっているようであった。

◯今日の質問
出席取りも兼ねて、名前、年齢、何か質問が一つ講師から出された。
春の花といえば、夏休みやりたいこと、お母さんの好きなところなどジャンルは様々。咄嗟に答えられるかという力も求められる。

◯リンクカード
さまざまな絵のカードが入れ替わり出てくる中で、あとからその順番にどんな絵が出てきたか答えていく。
無理矢理お話を作り、覚えていく。小さいうちは講師がお話を読んでくれるのでそれを覚えるが、大きくなると自分でお話を作って覚えていく。

◯フラッシュカード
テーマに沿った様々なカードが高速で次々と出てくる。

◯歌
世界の大陸、野菜の種類などの歌を聞き、講師が次々に出すカードを見る。

◯100玉そろばん
簡単な計算の練習

◯プリント学習

◯実験
月に1回簡単な実験があった。

全脳教育を謳っていたが、右脳系がやや時間が多いかなという程度で、確かに割く時間は同じくらいだった。

また、課外的なものとして、先述の宿題プリントのほか、暗唱があった。ことわざ、反対語、俳句、詩など暗唱して講師の前で発表する。ジャンルが終わるごとに賞状、トロフィーなとが貰える。

通っていた幼児教室は、幼児教室ではあるが小学生コースもあり、小学生向けの課外として都道府県かるたやどうぶつしょうぎがあった。これらは大会があり、子どもも年上に混じって参加してみたが、それなりに頑張ったもののなかなか勝てなかった。

やってよかったか

個人的には、よかったと思っている。もちろん我が家的には高い月謝だったが、将来への投資ということで、子供もいい経験ができたと思っている。
小学生コースも続けるべきか迷ったが、金銭的な余裕から当初から年長までと決めていたこと、土曜日にクラスが作られなかったことから継続を断念した。金銭的余裕があったら充分続ける可能性はあっただけに、残念ではある。

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