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J2第2節 徳島vs岡山 away 

・試合前分析

同じ4-1-2-3。ミチェル・デュークとチアゴ・アウベスに前から当たられるのは嫌だなという印象。徳島は前節から右サイドバックを川上エドオジョンに変更。

・前半

 前半3分、ミチェル・デュークのプレスからビルドアップのパスをインターセプトされ、チアゴ・アウベスがゴール。身体がデカくて運動能力が高い選手にプレスかけられるとこういうことは起こり得る。チアゴ・アウベスの左足は特別と言えるものなのでしょうがない。打たれたら失点を覚悟しなきゃいけない。試合の入りが悪かったと言えば、それまでだけどもミチェル・デュークのプレスをかわす冷静さが必要だった。
 反撃は9分に藤尾選手が決定機を迎え、20分以降はしっかり試合を支配できていた。今節先発の右SB川上エドオジョンはデュエルも強く走力もあって素晴らしい。40分同点シーンは浜下の右をエドオジョンが走ることで、ディフェンスに二択を迫るいいランニングだった。24分にPKを献上しているものの、個人的判定ではPK取られるのは厳しくないか?

・後半

 前半のうちに試合を支配し始めていたが、後半も同様。ただ、ファイナルサードでの崩しに苦しみ、得点に至らない。岡山のヨルディ・バイスが素晴らしく、危険を摘む予測によって徳島はチャンスを意図的に作り出せなかった。西谷、渡井のクオリティを活かすには、櫻井がもう少しゴールに近い位置でボールを受ける必要がある。加えて、もう少し積極的に長いパスを蹴ってもいいのではないかと感じる。
 57分にミチェル・デュークが交代してからは後ろからボールをつなぐことに苦労はなくなった。ミチェル・デュークはほとんど足が止まっていたと思う。今後も、序盤に全速力で前線からのプレスを仕掛けてくるチームがあることが予想されるので注意が必要だと思う。今節のように序盤で失点してしまうと取れるはずの勝ち点3を逃すことになる。59分のカウンターの場面はほぼパーフェクト。シュートまでいけなかったことが悔やまれる。
 72分に岡山がチアゴ・アウベスを下げ、木村を投入したが、この選手は結構厄介だった。サイドでのアイソレーションという単純な攻撃だが、思えば昨季からこれを苦手にしているような気がする。82分に木村から川本という流れで決定機を作られてしまった。
 徳島は77分にバケンガ、杉森、児玉を投入。87分にいい形での崩しをするが決定機に至らず。この交代のあたりでチーム全体の足が止まったのか、少し迫力不足だったように感じる。特にバケンガはもっとボールを受けて相手の脅威にならないといけなかった。試合はこのまま1-1で終了。今節も勝ち点3を取れた試合だったが、逃したという表現が正しいと思う。

・決定機数

徳島           岡山
'9     藤尾                                    '3    チアゴ・アウベス GOAL
'40   藤尾  GOAL                        '5    ミチェル・デューク
'56   藤尾                                    '24   ミチェル・デューク(PK)
'60   白井                                    '82   川本 

ほとんど試合を支配してた割に、決定機4は少ない。守備面では序盤のバタつきから3分、5分と連続して決定機を作られたのは反省が必要。24分のPKは微妙なところ。82分に作られた決定機は今後も狙われる気がするので注意が必要だと思う。

・ポヤトスインタビュー要約

いい試合をできた。勝てた試合。こちらの方がサッカーをしていた。守備についてはmuy bien。

・所感

2試合続けて勝っていてもおかしくない試合。即時奪回については、J1でもここまでできるチームはないと思う。よくトレーニングされている。今、決定機数やゴール数が少ないのは、個人間の連携がまだ足りないからで今後もっと良くなっていくと思う。


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