見出し画像

「倉敷ガラス 小谷栄次展」明日から!阪急うめだ本店くらしのギャラリー

2020.03.24.  


こんばんは。
新型コロナウィルスの感染拡大の報道が続き、なんだか落ち着かない日々が続きます。
岡山の本店は石川昌浩さんの個展もあり賑やかな3月で、この連休も県外からのご来店が
目立ちました。
3月もあと数日ですが、明日から阪急うめだ本店7階のくらしのギャラリーでは
「倉敷ガラス 小谷栄次展」を開催いたします。

3年ぶりとなる小谷栄次さんの個展。
定番のコップや小鉢などに加えて、ワイングラスや一輪挿し、酒瓶など300点弱の硝子器がそろいました。

泡の硝子も色々。
硝子を溶かしていく時に廃油をいれることで泡を出します。
なので、坩堝の上の方(吹始め)は泡がねっとりと濃いですが、段々と薄くなっていきます。
均一にするために混ぜればいいんでは?と思いますが、やみくもに混ぜてしまうと泡が潰れて飛んでしまうとか。
光が透けた泡の硝子もきれいですね。

砡と呼ばれる乳白色の硝子も今回作ってくださっています。
まるで白磁のような真白な硝子。
徳久利(栄次さんは徳利では無く、このように表現されます)は一輪挿しに。
ぐい呑は豆鉢にしてもいいですね!
定番の色は、透明・薄青・青・泡の4色。
赤や黒、さきほどご紹介した砡などは個展ならではの展開です!
時短営業中なので、営業時間中に陳列作業を始めましたが、お買い物にこられている方も早速、足を止めて色々と興味深くご覧くださいました。
栄次さんの父 小谷眞三氏が始めた倉敷ガラス。
「民藝」の思想が色濃く根付いた倉敷という街で育まれました。
倉敷民藝館初代館長 故外村吉之介が唱えた「健康で、無駄がなく、真面目で、威張らない」。
この教えを胸に今日もひたすら窯に向き合い、日常使いの硝子器を作り続けます。
いろいろと不安要素も多い中での開催ではありますが、一人でも多くの方にご覧いただければと思います。明日は、倉敷から小谷栄次さんが仕事の手を止めて来阪。
くれぐれも、ご無理のない範囲でお越しくださいませ。
みなさまのお越しをお待ちしております。

以下、DM案内分より
小谷栄次さんのつくる吹きガラスのうつわ。
出来たものよりは、ちゃんと造ったものでありたい。
そして食器として毎日使ってもらえるものを作り続けたいと伺った事があります。
コップや小鉢など、毎日朝昼晩と使い続ける食器や酒瓶やワイングラス 、
花瓶など見た目も楽しみながら使っていただけるものまで、幅広くご紹介できるのは個展ならではです。
きっとお気に入りのうつわに出会えると思います。
あなた様のお越しをお待ちしております。