石段のすき間に野の花……🌸
リハビリに行く途中で石段のすき間に、小さな可愛いピンクの花が咲いていました。
名前はわかりませんが、どんなところでも花は力強く咲くのです。
野の花のような友人を思い出しています。
友人は6年前に肺がんで新年が開けて4日目に亡くなりましたが、亡くなる直前まで、生きることをあきらめませんでした。
今年の抱負は、と聞いたら「家に帰って、お風呂に入って、ライフツールニュースの新年号の記事を書く」と言っていました。
結局抱負はかないませんでした。ライフツールニュースの新年号は彼女の追悼号になりました。
私は彼女の代わりに新年のあいさつと〈自立生活センター・ライフツール千葉〉の解散の報告をしました。
友人の名は水本恵子さん、「どんなに重い障害があっても最後まで住み慣れた家で生活する」ことを目指してライフツール千葉を立ちあげました。
彼女の病気は、シャルコー・マリー・トゥース症候群という難病で神経が麻痺して全身が動かなくなり、最後には人工呼吸器が必要になりました。
人工呼吸器を装着してからも、ライフツール千葉の活動を続け、社会に障害者の社会参加について発信し続けました。
「ピアカウンセリング」の講座を開いたり、手芸講座をしたり障害者の社会参加について考えて行動していました。
私もピアカウンセラー講座に参加したり「いけばな」を教えたりしました。
微力ながらお手伝いしました。
ライフツールニュースの記事もときどき書きました。
最後の何号かは水本さんになりきって書きました。
いまのコロナの状況下で、障害を持った人たちが行き場を失くしているのではないかと、きっと天国で心配していることでしょう。
代わりに頑張って書きますからね。
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