イベントを始めるときのアレソレ

この記事は、定期ゲ・鶏 Advent Calendar 2019 19日目の記事です


初めまして、くらぷきと申します。
乳のやたらでかいっていったらもしかしたらあの人?ってなるかもしれませんね。適当にツイッターとかでくらぷきで検索したらいいと思います。

セレココトシタのときの経験で書いていきたいと思います。
この文を読んでやってみようとか思ってもらえたら幸いです。

ところで。

イベントロールやろうぜ!!

・・・割と参加はするけど主催しよう!って人は少なくないんじゃないでしょうか。
多分敷居が高いとか自分には無理だ~って思ってる人もいると思います。

大丈夫です。意外とそうでもないです。(ちゃんとしていれば。)
前置きはこれくらいにして本題へ行きたいと思います。

わりとイベントを初めてやってみたい人向けに書いてみたいと思います。
※ここでいうイベントロールとは「何人か集めて探索したり戦闘したりするやつ」を指します。


1.いるもの

・イベントの流れ
大事です。最初から最後までアドリブっていうのもいいですが基本ソレはやめたほうがいいです。
たいていグダッグダになります。
ただ、出発点と着地点だけ決めておいて途中はアドリブ。または参加者にゆだねる。というのはアリです。
運営難易度を下げるならば中間地点をゆるめにいくつか決めておくといいかもしれません。
あんまりガチガチに最初から最後まで決めておくのはお勧めできません。
これについては後程。
イベントロールを開催する数日前から予兆というかそういうのを流しておくと参加しやすい。
・・・気がします。要は宣伝です。イベントをPRしていきましょう。
どういう系のイベントなのかわかるようにする意味もあります。
そうすることで「こういう系なら参加しなけりゃよかった」なんていう人が減ります。


・時間
時間は皆が共有しています。
開始時刻はとても大事です。知り合いだけならその人たちですり合わせするといいです。
それ以外の不特定多数とやる場合は話が変わってきます。
経験的に大体PM8時あたりだと割と人がいます。
後は土日とか。
でも日曜日は場合によっては土曜日や金曜日よりあまり都合がよくなかったりします。
それと日付が変わるまでにはなるべく切り上げれるようにしましょう。
これも後程。


・人
参加者あってのイベントです。
最初のうちは少ないかもしれません。5人も来てくれたら上々です。
繰り返し行うことで人は増えます。あとは時間帯もあります。
朝早くにやってもだれもこれませんからね。
一週間くらい前から皆の目につくようなところに宣伝するとかお勧めです。
ただいきなりめちゃくちゃ人数が来ると大変なので参加人数を絞るなどは自分の余裕と気力で相談です。
簡単な処理をする戦闘イベントでも人数がおおいと結構大変なので


・犠牲(戦闘イベント)
犠牲です。いらない場合もあります。大体は自分のキャラとか専用に作った敵キャラが犠牲になります。
イベントで作ったキャラをほかの人に倒してもらうのであまり愛着があるとしんどいかもしれません。
でも中身の薄いキャラだと動かしにくくはなると思うのでロスト前提なキャラを用意するのがいいかと思います。
悪役を作るときのコツとかもありますがそれはほかの人が書いているので詳しくは割愛させていただきます。
ただ一つ言えるのは「ちゃんと倒せる敵を作ること。」これにつきます。そういう意味での犠牲でもあります。


・切り捨てる心
貴方はせっかく来てくれた参加者の皆さんの意見をできる限り尊重したいかもしれません。
それは素晴らしいことです。
しかし慣れないうちはお勧めできません。
なぜなら参加者の皆さんは主人公です。
主人公なのでみんな自分の子が一番目立ちたいと思っています。
なのでちょっと違うことをしたくなります。
一人がやるとみんな「俺も私も」とだんだん収集がつかなくなってきます。
そういうわけで慣れないうちは違うことしてもいいですか。という提案は断ることも大切です。
自分の力量が上がってきたらそういった「わがまま」も聞いてあげられるようになってきます。
ただ開始時に「特殊行動はできません」など一文添えておくと余計なトラブルはないかもしれません。


・エクセルとか表計算ソフト
これは文明の利器です。
イベントを管理するにあたって超便利です。
しかしエクセルがないっていう人も多いと思います。
その時はスプレッドシートなんかもお勧めです。
またはフリーの表計算ソフトを使うのもいいでしょう。
ワケがわからないときは紙と鉛筆で管理しましょう。
できる人はマクロとかつかって管理すると複雑な処理をするイベントでも楽々管理できます。
あるいはそういう処理専用のソフトを作るのも手。手抜きするために手を入れるのは大切です。


あるとべんり

・キッチンタイマーなど
これは時間の管理に使います。
宣言を開始してから時間を決めて(5分10分など)おくときに使います。
個人的には時間制限を設けるのを推奨します。
理由は簡単です。

なぜなら途中で寝落ちする人がいるから

時間が過ぎたら何もしなかった扱いとして次々進めることで運営がスムーズになります。
寝落ちなどした人を待っていると平気で30分すぎたりなどはざらに起こりえます
寝ていますか?という質問にはYESと答えられません。


2.気を付けたいこと

イベントを運営するにあたって気を付けたいことなどを書き連ねます。
割と悪意のある言い方も含まれます。
以下、イベント運営をGM、参加者をPLとします。

・プロットはゆるく中間地点を数個ほど
上でも話したように最初と最後を決めてゆるく中間点をきめておくとよいと書きました。
ガチガチの一本道が一番運営としては簡単です。
が、これをするとおそらく不満は結構出ます。
ガチガチにきめてしまう、とはあらゆる結果にかかわらずいきなり真逆に進んだりなど、
PL側からするとなんだこれ?となったり徒労感が出ます。
ではゆるゆるにやるとどうなるか。PLは自分の子を目立たせたいイキモノです。
ゆえに自由だととてつもなく自由です。ある程度中間地点を決めておくことで軌道修正が容易になります。
遊ばせるなら柵のなかで走り回らせるようなイメージです。
いきなり曲がるとバレますが緩やかに曲げていくと人はそれが曲線であることには気づきません

・分裂させない
PLとは自由を好むイキモノです。
ちょっと違うことをして別のラインを作らないといけなくなる場合も往々にしてあります。
そうなると単純にGMの手間は二倍になります。
そして処理待ち中にずっと片方を待たせるなどしてはPLは寝落ちたりして離れます。
そういうわけで慣れないうちはなるべく目的を一つにしてもらいましょう。
慣れてくれば別行動2グループでザッピングさせるのも面白いかと思います。

・時間管理
人数が少ないうちはあまり気にしなくてもいいですが人数が増えてくると遅い人早い人が出てきます。
もちろん参加者にも初めての人はいるのであまり急かすのはよくありません。
とはいえロール受付時間がないと寝落ちしたときや無言離席に対してずっと待ち続ける必要がでてきてどんどん遅くなります。
大体の目安ですが、イベント時間が0時を超えるときつくなってきます。
というわけでPM8時から開始、AM0時で切り上げられるようにできるといいです。
大体ロール受付時間を最大20分程度。間の処理や次のフェーズ移行含めて40分程度で次のロール受付ができると6回はロールフェーズができます。
とはいえもう少し長考してほしいものもあるかもしれません。
そういう時は話自体を短くして別の日で続きをやることで解決できます。
イベントのようなガッツリしたロールは結構疲れるので変に一日で終わらせるようにするよりは分けたほうが参加者にも優しいです。

・尺
上の時間管理に通づるモノがあります。
目的設定として

○○をたおせ だとか ■■を見つけろ!

という目的をはっきりさせておくことで参加者が迷わずに進めることが容易になります。
ただ、そのままだと変な方向に行く人はいるのである程度誘導する
○○があやしいとかそういった誘導をする。
少し強引ですがやってほしくない方向に行ったり戦闘放棄して先に進もうとする人が出てきたらソレはダメだと止めるのも手です。
にげられない!とか
あくまでも最終手段になりますが、ストレートにダメという必要もでるかと思います。そういったときはあんまり表立ってやると変な波風が立つこともあるので非公開メッセージなどをうまく使っていきましょう。
やめてという勇気、
なお、戦闘ロールの場合、1D100でダメージを出す場合、
僕は70(ダイス面数×0.6-0.7ぐらい)×参加人数でHPを算出しています。
特別な固定値アタックや、RPボーナスなんかでうまく短縮したりするといいです。

3.こういうときは

イベント参加者も一人の人間です。
しかし対応に困ることをされることがあるかもしれません。いくつか例を挙げたいと思います。

・俺のキャラは最強だからいかなる攻撃も受け付けないぜ。
困りました。なんとボスの攻撃が設定的に喰らうのはおかしいという主張です。
折衷案としてはダメージを半分にするなどですが、それでも受け入れられない場合は御帰りいただくことを推奨します
無双されては話が成り立ちませんから、特にいい方法が思いつかない場合は仕方ありません。もともと負けることを想定していないのならそのまま壁ロールを頑張ってもらうのも手です。

・それさがしてんの?俺もってるよ?
なんということだ。話がおわってしまった!
特定のアイテムを見つけるフェーズになると出てきます。
誰かに頼ろうとかそういった場面に当たったりとか。
ただ。何もない原っぱで雨宿りしよう。となってテントやタープがでてくるならともかくとしてログハウスがいきなりでてきてはいかんのです。
まだレンチや剣といった普通のアイテムならいいのですが、いきなり伝説の武器とかそういうのを出された場合、回避する方法としては「こちらで用意しているアイテムを見つけないといけない」とする方法があります。

・私のはあらゆる防御を無視して攻撃が通りますが。
これも困りました。○○特攻の武器がたまたま合致してしまったときも含みます。上にも言えることですが、多数の世界観が合わさる都合上別の人が流通させて思いもよらぬ人が持っていることがあります。
これは防御を二重にして両方同時にやらないといけない、などで防ぐ方法があります。
しかし後出しの条件というのはあまりよくありません。
いい感じに回避するかしておくといいかと思います。
だってボスだって立ってるだけじゃないんだし。

・展開が気に食いません。なんで○○殺したんですか。
いやしらんがな。
しらんがなじゃいけませんね。
しかしウケを意識しすぎるとこういった言葉は結構刺さります。
万人ウケは無理です。ましてや人数が多くなってくるとなおさら。
しかしたいていは濃縮されてくるので合ってないなーっていう人は勝手に離れていきます。とりあえずは我慢しましょう。
なんにでも言えますがやりたいことをやりましょう。
ただし他人が絡んでくることなので無意味に殺したりとかそういうことはやめましょう。ちゃんと理由さえあれば大丈夫です。
大半は文句を言いたいだけではなく理由に納得できないことが多いので。

・私のキャラは戦いたくないので別の道を探して先に進みます。
展開次第ではたまに出てきます。
どうしても倒してほしい場合はPLだってGMの操り人形ではないので何かしらの倒す理由が必要になってきます。
一番簡単なのはそのボスに対して情に訴えかけるようなことを公開しないこと。意外とワケアリで悪事をしているキャラに対しては躊躇することが多いです。皆が皆悪は悪だ、滅びよ、とはならないのですね。
ただ、それ以外でたとえば足止めとして現れたボスなど。その場合はこっそり抜け出して先に確保しに行くということもあります。
これは抜け出す前にボスが気づいてしまえば大体何とかなります。
それ以前として募集の段階で戦闘は避けられないなどのPL情報を入れておくこともいいかなと思います。
(さすがに戦闘イベントです!と明言しておいて戦えないキャラを出されるとどうしようもありませんが。)
なおこれ自体は慣れてくれば別動隊として動かすのも大いにありです。
全員がボスをスルーしたら困りますが。


4.最後に

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
正直イベントやるにあたって最初からこれだけのことを全部覚える必要はないです。何事も慣れなので。
もしあなたが今後イベントを初めて開催する人のところで遊ぶ場合、
処理が悪いだとか遅いなどと言わずに全力でサポートをしてあげてください。
3章の事例も別の参加者がフォローしてあげることで解決に向かうこともあります。(ただしあまり必要以上に余計な事をせずにGMにこっそり聞くなどをお勧めします。)

では最後に一言。

きつねはいいぞ。


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