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倉貫書房立ち上げ実務裏話

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納品のない受託開発をしている会社が、「ISBNって何!?」というレベルから出版社を立ち上げるまで。 これから出版社を立ち上げることを検討されている方の参考になれば嬉しいです。
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#記録

はじめに

これは、お客さまのパートナーとなり事業開発や業務改善をソフトウェアで支援する「納品のない…

第1話:インディーズ出版とは!?

事の発端は、倉貫さんと仲山さんのポッドキャスト「ザッソウラジオ」に呼ばれたことだった。 …

第3話:トランスビューとの出会い

倉貫さんから出版事業の話をされた際に、すでに「トランスビュー方式」というワードは出ていた…

第4話:ISBNを取ってみる

師匠も工藤さんも、「少し時間がかかるから、とりあえずISBNの取得を急いだほうがいい」と言っ…

第5話:どんな出版事業をしたいか具体的に考えてみる

既存の一般的なやり方を踏襲するのであれば、第一ステージから、業界のレジェンド級の師匠たち…

第6話:どうやって読者に届けるか

冒頭に書いたとおり、私は、倉貫さんのように著者になったことも、出版事業に関わったことも一…

第8話:初版部数・価格を決める

この本は、初版印刷部数を増刷前提の1,000部、本体1,200円(税別)にしたのだが、決定までの経緯を書いていきたい。 まず、出版業界の方は、部数について、「あれ?」と思われたかもしれない。1部あたりの印刷費用は部数が多いほど下がることもあり、ほとんどの方から、「2,000部」が一般的だと聞いていた。実際に収支計算をしてみて、たしかに2,000部が損益分岐点であるとわかった時は、「うぉっ」と声が出た。 倉貫さんの既刊の販売数や、「初めての出版事業だから一般的な出版社の

第9話:印刷するまでに必要なこと

原稿は、すでに師匠に手を入れてもらっていたのだが、印刷・製本するまでには、DTP、校正、装…