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透析専門医試験2024年度以降対策(2023年度受験を踏まえて)

はじめに
例年7月中旬に透析専門医試験用の問題集が受験される先生方に配送され、多くの先生方が同時期に試験勉強を始めるかと思われます。

そこで、本記事では2023年度透析専門医試験を受験した筆者が、試験勉強で使用した教材の内容と、実際に出題された問題を照らし合わせて2024年度以降の対策資料を作成することとしました。

筆記試験はX1、X2の選択式問題100題からなり、試験時間は120分です。
実際の試験後に想起を行い100題中90題以上を記録することができました。
また、各々の問題がどの資料まで勉強すれば解けるか分析し、殆どの問題を記録できたため、どの資料をどのレベルまでやり込めば凡そ何点まで取ることが期待できるか分析することができました。

本資料の構成

試験の平均点を基準にして、合格のためどの資料をどれぐらいやり込むべきか(何周解くか、問題集なら正答のみ把握できれば良いかなど)について適切な戦略を解説します。

さらに本試験は腎臓内科、泌尿器科など複数の診療科の方々が受験しており、同じ腎臓内科でも施設によって維持透析の外来患者を担当しているかどうかなど、診療の守備範囲は異なります。
「外来で透析患者のデータ管理をしていれば当たり前の事だが対策資料のみでは十分カバーされていない」問題も少量ですが散見されました。
日常診療の守備範囲に応じて必要な試験勉強量も変わってくるため、考えられる必要な勉強量の違いに関しても言及しています。
また、疫学や透析患者の医療統計の変遷は必ず出題されますが、疫学・その他の分野(直近では2024年8月にCKD-MBDガイドラインの改訂版が出ます。)において、最新のトピックをどこまで自身で掘り下げるべきかにも触れています。


本番の正解の内容に準拠し主に〇×形式で80題分以上の問題を作成しました。内容は◯×形式を80題程、一問一答形式が7題です。
Ⅱの内容は本番の試験の100題中80題以上分をカバーしています。
◯×形式の問題例:ポリウレタン(PU)製グラフトはエコー下穿刺が行いやすい。
一問一答形式の問題例:特定疾病療養受領証の対象疾患を3つあげよ。


Ⅱの解答ですが、著作権遵守により解説を原則書くことはできないため基本的に解答のみとなります。ただし×の問題は正しい内容を記載し、著作権に触れない内容であれば簡単な解説を付記しています。中には問題に関連した試験頻出テーマについてコメントしているものもあります。

よって本資料はⅠが中心となりますが、Ⅱの問題は正答肢の内容に基づいているため、答えがわかるかどうかは点数に直結すると考えられます。
Ⅰで述べている標準的な対策資料を最低1週してからⅡの問題を見れば自分の理解度を客観視でき、試験までの目標の設定に役立ちます。
また、十分にⅠの資料をこなした後でⅡを見ても、同じく理解度や目標を知ることができ正解できていれば自身、安心に繋がるでしょう。

まとめると、本資料で試験に必要な正しい資料や勉強法を把握することで本番まで遠回りせず余分な勉強時間を減らしたり、勉強量の目標を把握し客観視することで合格率を少しでも上げることが期待できます。
直近3年の会場で受験された方の合格率は85%前後です(書類審査不合格者もいるため実際の認定率はそれよりやや低めです)、難しくはありませんが油断していると足を掬われます。受験費用も3万と安くはありませんし、口頭試問もあり長丁場な試験なので一発で終わらせたいものです。
内容は有料としていますが、受験資格を満たしてから試験本番までの最短ルートを示すことができたかと思います。
本資料を活用してくださった方が少しでも試験合格に近づき、試験勉強の時間も含め有意義に活用できる時間が少しでも増えることを祈願しています。


透析専門医試験対策の資料は下記の通りです。

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