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KEENができるまで 2話         夢への階段〜理容師を馬鹿にされた話

「夢への階段~理容師を馬鹿にされた話~ 」

専門学校(横浜商業高校理容科)に入学し、一年を過ごしました。平日は学校が終わると、そのまますぐお店に出て、営業をし、土日は朝から夜まで働き、その後練習の毎日でした。この頃から理容師という職業はこんなに頑張っている職業なのに、なぜ社会的認知度が低いのだろうと思い始めました。
ある知り合いの人の息子さんが小学生の頃、「○○くんは将来、床屋さんになるから、勉強は出来なくても、いいんだよね」と言われ、怒り、その知り合いの方は先生に文句を言ったそうです。「息子が勉強できないのはしょうがないし、そのことを言われるのは別に文句はないけれども、私の職業をバカにするのは許せない。他の人の何倍も努力しているのだから。」と言ったそうです。
私もこの話を聞き、とても腹立たしくなったのと同時に、まだまだ、認められていないなと思いました。しかし、このことがきっかけとなり、より一層自分のなかで夢への階段に向かう気持ちを強めていったのでした。