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デュエプレ環境振り返り(7弾)

こんばんははじめまして。海月です。

書いているのがたいてい夜なのでこんばんはとしておきます。

自己紹介はあまり意味を成さないと思うので省略します。

とりあえずデュエプレはサービス開始当初からプレイしていて、毎月マスター到達するくらいです。

デュエプレ環境の振り返りを行っていきます。

今回は7弾篇です。

6弾がまだの方はこちらからどうぞ。

第7弾パック概要

2020年12月10日にリリースされます。

エキスパンション名の「超神星爆誕」は、DM-22 「不死鳥編 第4弾 超神龍雷撃」を彷彿とさせるものです。

その通り不死鳥編のカードがメインで収録されることとなりましたが、いきなり5弾あった不死鳥編の4弾目のタイトルを文字り、その看板である「アポロヌス・ドラゲリオン」を引っ張ってきたあたりから、不死鳥編のカードがよっぽど省略されるのではないかと考えられました。

ただ、この不死鳥編は紙で相当に不遇で、”暗黒期”と称されるほどに売上を落とした時期のカードたちであったため、その背景を踏まえると納得が行ってしまうものです。

結果的にはこの後の8弾、8弾EXにかけて不死鳥編のカードは収録されていきますが、こんな事情があったところからもあまり期待されるエキスパンションとは言い難い側面がありました。

現実の背景はほどほどに、ゲームの背景ストーリーに触れると、不死鳥編は転生編から一万年後の世界です。

インビンシブル呪文(紙では進化クロスギア)の暴走によって発生した時空の裂け目・ユニバースから現れた強大な力を持つフェニックスが主役となります。

進化GVによって4枚のカードを消耗することから扱いの難しいカードばかりでしたが、シンパシーをメインとした強化を受けて表紙を飾ります。

「アポロ」は初のワールド・ブレイカー持ち

とはいえ、これらに対しても公開当初(「マザー」については一番初めに公開されたカードでした)は「その程度で戦えるのか…?」とユーザーに疑問符を浮かべさせます。

また、その他の全リスト公開前の小出しの事前公開カードもイマイチなものが多く、不死鳥編の悪夢再来かと雲行きが怪しくなっていました。

ところが、リリース直前の公式番組にて強力なサポートが続々と判明すると光明が差します。

その後の活躍を見るに、同じ雷であってもそれは暗雲によるものではなく、青天の霹靂であったのかもしれません。

同生放送内で判明したカードとしては、「パンダ」と「ギフト」もありました。

「ギフト」は紙で猛威を振るって殿堂入りまで上り詰めたカードであり、基本コストが上がったものの、条件次第で紙と同性能で扱える点ですぐさま高い評価を受けます。

「パンダ」はこの時こそパーツに不足があったものの、確実な踏み倒し効果は決して悪くない性能で、その後ビートダウンのエースとして息の長い活躍を見せてくれるデッキへと成長していきました。

そしてこの生放送で判明したカードによって存在感を薄めた「マザー」ですが、全リスト公開時に「ピラミリオン」「ガトリンガー」といった、『メカオー』の基盤となるカードが判明したことで評価を一変していきます。

『アポロ』と『メカオー』がリリースを目前にして注目の的となった一方で、早くから情報が判明していたカードとしては「インフェルノ・ゲート」が話題を集めていました。

こちらは11/21に開催されたBA2ndの配信にて登場が発表されましたが、効果とコストについては未判明で、どのような調整がされるかとユーザーに様々な妄想を抱かせます。

12/1に詳細が判明すると、コスト以外の効果がそのままで、入手しやすいVRというレアリティであったことからも大きな反響を呼びました。

同じ調整無し組としては「グール・ジェネレイド」も様々なシナジーを持ったカードとして期待がかかります。

また、背景ストーリーの繋がりで言えば新たな種族・”ハイブリッド種族”も登場します。

ドリームメイトだけは「お宝猫ニャンジロー」が5弾にて先行収録されています

多色でないにもかかわらず複数の文明にまたがる種族で、構築の拡張性に貢献していきました。

その活躍には差があるものの、いずれも今日まで根強いファンを持つ存在意義の大きかったカードたちです。

変わったところでは昔のPS2のゲームオリジナルカードや、実際には長らくプレイすることができなかったGBAの特典カードも追加されました。

「メタモルフィース」は「ウォルフィース」というカードをモデルとしたデュエプレオリカ
5弾に収録されていた「ガルバロス」も同じゲームからの輸入枠でした

これらはすべてドラゴンですが、この7弾で光と水にもドラゴンが追加され、全文明にドラゴンが揃うこととなります。

サイクルでは「提督」や「コミューン」なども初登場でした。

公開制大会などのランクマッチとは異なるメタゲームが繰り広げられる場では、常に意識されるカードとして活躍を続けましたね。

その他環境上で見かけられたカードたちは以下のような感じ。

7弾はデザイナーズが幅を利かせたとよく言われますが、よくよく見てみるとグッドスタッフの権化のような「ガルベリアス・ドラゴン」や、『赤白速攻』にも入った「ミリオンパーツ」など、粒ぞろいでしっかりカードパワーも上がっていました。

後にいつまで環境を席巻するのだと批判を受けるほどになった7弾が、どのような環境変遷を経ていったかを以下で述べていきます。

少々長い記事ではありますが、この時期にプレイしていた人が懐かしめる、プレイしていなかった人には「こんな時代があったんだな」と楽しめる記事になれば幸いです。

New Division 環境デッキ

主に最終形を記載していきます。

アポロ

※空いている2枠には「アポロ」が入ります

一撃必殺がわかりやすく強力で、看板を担ったことからも真っ先に注目を受けます。

「コッコ」→「センチ」×2→「センチ」+「アポロ」の5ターンキルの流れはわかりやすく強力で、これを軸に様々なカラーリングが検証されていきます。

そして、そのいずれもが基盤の固さ故に一定の強さを持ち合わせていました。

当初は『赤青』や『ラッカ』が多く、過去の『赤黒デスフェニ』を思わせる『赤黒』や「グール」を採用した『クローシス』、ブーストを加えた『赤緑』など、信じられないほどの多様な構築に派生していきます。

少しずつ時間をかけて、後に主流となる『赤白』へと帰結していきました。

『赤白』も当初は単純な色呼びでなく、”カウンターアポロ”という二つ名が付いていたあたり、結論に至るまでの過程が窺えます。


メカオー

当時は青枚数が課題でした

『アポロ』と並ぶ7弾の代表的なデッキです。

『アポロ』がワンショット性能を特化させたデッキだとすれば、『メカオー』攻撃力を落とした分器用さを特化させたデッキでした。

下級ブロッカーから展開とリソース確保、トリガーによるカウンターに極めつけの「超神星」によるロックを持ち、ほとんどすべての対面に回答を持つという唯一性を光らせます。

これを書く2022/5現在まで未だに現役の強さを持ちますが、さすがにここまでの活躍は開発側も想定外のことだったでしょう。

ただ、現在の構築にたどり着くまでには長い道のりがありました。

「マザー」が評価されるまでや「ハルカス」が採用されていた頃など、今では信じられない過程を経てきています。

これについては熱烈なファンのまとめがあるので、そちらを参照した方が良いでしょう。

不思議なことに、それだけの完成度を誇るデッキであってもこの初出の7弾で圧倒的なTier1ということはなく、その後もほとんどの環境で突き抜けた強さとなることはありませんでした。

環境デッキとの相性を一つ一つ考えると立ち位置が良くないのに、なぜか環境上位にいるという性質を持ったのは、後にも先にもこのデッキだけかもしれません。

活躍の割に下方修正が一度たりとも入らなかったことはその証左とも言えるでしょう。

この頃から高いプレイングが要求され、玄人に好まれるデッキタイプでした。


除去サファイア

「アポロ」「マザー」の二枚看板に続いて存在感を放っていた「インフェルノ・ゲート」はコントロールデッキで採用されていきます。

6弾環境で既に『除去サファイア』が存在したため、そこに色が合ってマナカーブを綺麗に描くことができる「ゲート」は「ロスト・チャージャー」と共にパッケージで投入されました。

最も想定されていた使い方とも言え、7弾リリース直後から流行を見せます。

基本的な動きは従来の『除去コントロール』と変わりなかったものの、「サファイア」の着地が10マナから7マナになった差は小さくありませんでした。

「ゲート」によって「サファイア」の実質枚数を増やせることからも、”7マナあって暇があったら「サファイア」を投げる”という多少雑な使い方ができるようになります。

攻撃性が上がったことで多少の不利対面も引きとトリガーで捲れる可能性が生まれましたが、それでも環境上で立ち位置が良いとは言えませんでした。

総合的なデッキパワーは低く、流行度の割に上位で使用されることはあまりないデッキタイプとなります。

ハンデスと「サファイア」による逆転を許さない性質が事故を起こした対面の希望を絶つこともあって、悲しいことに敵視されることも多々ありました。


4c天門

「ゲート」と「サファイア」のパッケージは『除去コントロール』の枠を抜け、『天門』にまで出張するようになります。

クローシスカラーで組んだ場合がどうしても防御に難があったため、それを補うために「天門」ギミックを採用するのは納得のいくところです。

この”防御に困ったら「天門」を入れよう”という知見は後に様々なデッキへ活かされていきます。

この『4c』はゲートサファイアギミックによって従来の『5c天門』などのどっしり構えるタイプのデッキに対して強く出ることができ、攻守一体の強さを発揮します。

採用カードも幅があり、小型の除去やハンデスカードを充実させたり、高コストのパワーカードを増量したりと、環境読みからの個性を魅せることができました。

『アクアン天門』などの別称はその名残とも言えます。

一方でグッドスタッフカードから構成されたギミックの多いデッキであったため、器用貧乏という面も併せ持ちました。

「天門」があるにもかかわらずビートデッキ代表の『ブリザード』に対して五分から不利寄りであり、回りが悪ければ何もできずに負けるということも頻発する、使ってみてわかる難しさがあるデッキでした。

余談ですが、この頃から『天門』における「バルホルス」の地位が低下し、2枚以下の採用に抑えられるようになります。

”「バルホルス」が弱い”という言説もまた、時代を語るものです。


デアリカチュア

最新のカードが活躍する裏で、次の8弾にてND落ちが宣告されている「カチュア」も暗躍を始めます。

5ターンで勝敗を決めるインフレが加速する中、まったく劣らぬカードパワーで対抗しました。

この7弾では「フェアリー・ギフト」を獲得し、3ターン目の「カチュア」着地を可能として6弾で発露した理不尽性を一層増していきます。

振れ幅があることから一見して雑なデッキの印象を持たれがちでしたが、”竜虎”の相性で親しまれた「サラマンダス」と「ティガ」の使い方は工夫を求められ、リソースが少ない中で最善手を狙うプレイングが必要でした。

『除去サファイア』がデッキパワーの不足を嘆かれ始めると、横並べのデッキに対する歯止めとしての役割を担うようになります。

『ペンチカチュア』の別名も6弾ではありましたが、この7弾では『除去サファイア』が序盤に流行った都合上、場を退きやすい「ペンチ」は抜かれる傾向にありました。

環境中期以降、『除去サファイア』の勢いが陰ると再び数枚採用されるようになります。

入れ替え枠として、射出した「サファイア」を使い回す「ゲート」の採用もしばしば見られました。


ブリザード

最速で鉄板構築が確立した

同じく古参も最古参のデッキとして、最後の華を咲かせるが如く活躍したのが『ブリザード』です。

「ブリザード」自体のND落ちはまだ先の9弾登場時になるものの、デッキの主要カードである「メリッサ」、準レギュラーの「マルル」落ちが痛いと考えられていました。

そうした古いカードを軸として構成されたデッキであるものの、その強さは決して劣ることはなく、この7弾でもトップを争う底力を見せます。

小さいように見えて値千金だった強化カードが「ソーラー・コミューン」。

同種族が横並びしやすいこのデッキでは、防御カードとしてはもちろん、3コストで相手のクリーチャーをタップキルさせるための手段として重宝されます。

「超神星」擁するデッキがその特性上横並べの準備をすることから、このカードと『ブリザード』の戦術は異常なほどにマッチしていました。

7弾環境の『ブリザード』の強みはすべてこのカードにあったと言っても過言でないほどに縦横無尽の活躍を見せます。

構築はほぼ4×10に洗練され、環境上に大きく不利を付ける対面もなく、女王の格を保ちました。


ツヴァイ

Divisionが分かれたことで、最もその煽りを受けたデッキでした。

「ビジョン」と「パラディン」が使えなくなったデッキパワーの低下は大きかったものの、同時に「マーキュリー」という上等な切り札を獲得します。

構造上有利となる素直なビートダウンが環境に少なく、一定数のコントロールがいた点では向かい風でしたが、後手4ターン目の「ツヴァイ」+「マーキュリー」という新たな上振れルートが強烈な強みとなります。

『ブリザード』は有利対面でしたが、積極的に攻撃するスタイルが基本の『ブリザード』が溜めてから「ソーラー・コミューン」で盤面を取る戦略を取ると一筋縄ではいきません。

”『ツヴァイ』に対して不用意に手札を与えてはいけない”という今や常識になった事実を知らしめるきっかけにもなりました。

タッチ白に関してはノイズになる上に「マーキュリー」で無効化されるという弱さがありましたが、だからこそ意表を突きやすく、『メカオー』に対して「マーキュリー」と「マザー」のどちらを立てるかの二択を迫ることができました。


ドリームメイト

他ハイブリット種族のように「超神星」を迎えることはできなかったものの、優秀な踏み倒し効果を持った「ケンジ」を切り札として成立します。

この時は赤と緑を軸にトリガーをタッチした形が多く、デッキパワーは低めな構築でさほど人気デッキということはありませんでした。

が、『メカオー』『ブリザード』には構造から強く、構築を寄せることで『ゲートサファイア』や『天門』『ツヴァイ』とも相性差を埋める器用さがありました。

環境要因として「デーモン・ハンド」が少なかったことも追い風だったと言えます。

『カチュア』を除けば総じてプレイで五分近い勝負を挑むことができ、環境後期に開催されたささぼーNewYearCupではささぼー氏が使用して、512名中のベスト8という好成績を出しました。

後に『ブリザード』の後継の如くビートデッキの代表として成長していきますが、その始まりは穏やかでいて熱い青い炎のようであったと振り返って感じられます。


ウェーブストライカー

『ブリザード』が「超神星」着地の隙を「ソーラー・コミューン」で突いたのと同じように、4ターン程度を準備に費やすデッキが多い環境で再び注目されます。

『リース』は盤面処理に特化し、『ネクラ』であれば『天門』とも戦いやすく応用を利かせることができました。

活きの良くなっていた『ブリザード』に長らく有利を付けるデッキタイプであったこともポイントでしょう。

6弾でも環境の伏兵として環境末期に活躍をしたデッキでしたが、この7弾でもおいしいポジションをさらっていきます。


5c天門

当初は前述した『4c天門』がこの環境の主流でした。

が、環境も中盤に差し掛かった頃、再びかつての「ボルバルザーク」を4投していた頃の『5c天門』へと回帰します。

『4c』と比べた際に、より広い範囲のカードを扱えることと、そのスペースがあることが売りでした。

色が増えたのになぜスペースが広がるのか?と疑問を感じる人もいるかもしれませんが、これは前述の通り『4c』がゲートサファイアギミックに多数の枠を割いていたためです。

その部分を「エリクシア」と「ボルバルザーク」1枚に入れ替えても4枚程度の空きができ、そこ対応力に割くことができました。

これを可能とした「ボルバルザーク」のフィニッシャーとしての強さが殿堂後も光る構築です。

とは言っても「エリクシア」も飾りではなく、着地が間に合えば「超神星」や「サファイア」さえ止めるパワーは唯一無二なものでした。

この環境では屈指のプレイ難度を誇るデッキとなります。


New Division 環境変遷

まずはわかりやすい強さを持った『アポロ』が流行を見せます。

「コッコ」→「センチ」+「センチ」→「バルケ」+「アポロ」による5ターンキルは、初めて遭遇した人を閉口させる圧倒的な破壊力で、6弾の「ツヴァイ」に続く新時代の訪れを感じさせました。

当初は『ラッカ』や『赤青』の構築が多く、特に初動が「コメチャ」「コッコ」の赤のみに振り切られるまでには多少の時間を要しました。

同じ「超神星」として注目を集めていたのが「マーキュリー」であり、こちらを採用した『ツヴァイ』と『メカオー』も流行を見せます。

後にNDは白入りがメインとなる
最初期はスパーク入りも見られた

環境デッキの『メカオー』の項でも少し触れましたが、当初は「マザー」の評価は曖昧であり、呪文を止めるというはっきりとした強さを持つ「マーキュリー」を高く評価する声が多く見られました。

『ツヴァイ』『メカオー』の両デッキで使用可能という点も影響していたことでしょう。

『ツヴァイ』は6弾環境での強さもあって早速「マーキュリー」を加えた型が試運転され、『メカオー』も今後の大躍進に向けた一歩を踏み始めます。

これらに対抗するかのように増えたコントロールデッキが『除去サファイア』です。

前述の通り、元からあった『除去サファイア』を基盤に、知名度の高かったゲートサファイアのギミックを搭載するだけだったことから早期に流行しました。

「ゲート」がVRであったために構築難度が低かったことも影響していたと考えられます。

先の「超神星」のデッキたちがいずれも降臨の準備をすることから、盤面と手札に干渉していく除去コントロールデッキは環境適正のあるものでした。

が、実際のところ、この構造を覆せないほどのデッキパワーの差があったことはすぐには明るみになっていませんでした。

そうは言っても、流行り始めた以上はそれに強く出られるデッキが台頭してきます。

その役割を引き受けるのは、従来から圧倒的有利を付けていた『ブリザード』です。

デッキ自体が古く、6弾で『ツヴァイ』に対して抗う術であった「アポカリプス・デイ」も「マーキュリー」で無効化されることから立ち位置が悪いかと思われましたが、そこに「ソーラー・コミューン」です。

これによって各「超神星」のデッキに対等に渡り合うことができ、7弾環境の主要デッキとしての地位を確立します。

『除去サファイア』に対して『ブリザード』が出て来るなら、その『ブリザード』を狩りに『天門』が現れることもまたこれまでの歴史からして必然です。

6弾環境の生き残り、『4c天門』が戻ってきました。

※空いている3枠には「魂と記憶の盾」が入ります

従来の構築にゲートサファイアギミックが搭載され、その他の部分を除去コントロールに寄せることで広い対面を見ることができました。

やはり『天門』でありながらもやや脆い側面はありましたが、一方で攻撃力は上昇し、こちらも『天門』というデッキタイプの変化を感じさせます。

こうして新環境のメタが回り始めた頃、1周年記念特番内にて過去2回のBATTLE ARENA の総合優勝者を決めるGRAND MASTER決定戦が開催されました。

ボルサリーノ@海軍大将選手は『メカオー』一本で勝ち抜き、そのリストは後に公開されます。

「マーキュリー」<「マザー」の採用枚数となり、当初は珍しかった「アポカリプス・デイ」の採用や悩ましかった3コストの枠など、その後の指標となったことでしょう。

たくまん選手が使う、当時トップクラスに流行していた『ラッカアポロ』と『除去サファイア』を打ち砕いたことからも、『メカオー』が環境への解となることが知れ渡りました。

そうして迎えたドルバロムカップ終盤、見事に『メカオー』はNDにて1位の結果を収めます。

構築はより研究が進み、「ソーラー・コミューン」と「キャプテン・ハッスル」の採用が注目を集めます。

「ソーラー・コミューン」は横並べする『ブリザード』の採用にヒントを見出したもので、序盤の盤面勝負から終盤のカウンターまで縦横無尽に働くカードでした。

「ハッスル」の大きな役割の一つが、暗躍を続けていた『デアリカチュア』に対抗するためです。

「エル・カイオウ」がなかったこの時代の『メカオー』にとって、パワー4000(「ジャンボ」込みで5000)は貴重な存在でした。

タップキル戦術を強化して、真っ当に戦っては不利を付けやすい『デアリカチュア』に対策を打ちます。

当の『デアリカチュア』はと言えば、6弾の時と同様に静かでいて着実に数を増し、ドルバロムカップの終了を以て広く普及することとなりました。

こうして『アポロ』『除去サファイア』『4c天門』『ツヴァイ』『メカオー』『ブリザード』『デアリカチュア』といった、7弾の主要面子となるデッキが出揃います。

環境デッキの数が非常に多様で、後に1月下旬に開催されたささぼーNewYearCupでは、対面勝率60%を超えるデッキが存在しない”クレイジー的りょう環境”と称されるほどに、安定して勝つことが難しい環境でした。

そうした環境であるほどにプレイヤーの創意工夫はが進むのが、カードゲームの最大の面白さでもあります。

構築の変化を複数回経験したデッキの一つが『天門』です。

当初のゲートサファイアを採用した部分ではブレなかったものの、デッキの初動となるドローソースをそれまでの「ブレイン・チャージャー」や「プリズム・ブレイン」から「アクアン」に切り替える構築が登場します。

『アクアン天門』とも称されたデッキです。

「アクアン」は「ロスチャ」を経由せずに「サファイア」を墓地に落とせる可能性があり、「サファイア」が2回殴った後のダイレクトアタック要因ともなるカードでした。

ユニークなポイントは「ブラッディ・チャージャー」の採用です。

初動としてブーストカードになるのはもちろん、「アクアン」にスレイヤーを付与することでタップされていれば「アポロ」だろうと「サファイア」だろうとどんなクリーチャーでも倒す逆転の切り札として機能することがありました。

ただし、代償として有用な全体除去札であった「炎槍と水剣の裁き」が「アクアン」で落ちる都合上採用しづらくなった点はよくできたところだったと感じられます。

さらに研究が進むと、ゲートサファイアが占有する枠にメスが入り、『5c天門』が復活します。

フィニッシュ枠は「サファイア」でも補われた

特徴は前述した通りで、最終的には『4c』の使用率を上回って『天門』の中でのメジャータイプとなりました。

カードプールに変化がない中、一つのデッキタイプがこれだけの変遷をたどったという事実は7弾環境の特筆すべき点でしょう。

また、正反対のデッキである『ツヴァイ』も様々な変化を遂げました。

従来通りのタッチ白の型では「クリスタル・ブレイダー」や「トリプル・ブレイン」を採用する後ろに寄せた構築が増え、変わったところでは『青黒』や、そこからさらに派生した『ドロマー』なども見られるようになりました。

「コミューン」はマザーを倒せる可能性を秘めており、「マーキュリー」は「サーファー」と「メルニア」で返すことができた

1/21のバランス調整後には、「インビンシブル・テクノロジー」のコストが下がったことからこれを2枚ほど採用した『青単』も見られるようになります。

後に『青単テクノロジー』は『ツヴァイ』と折衷して環境トップクラスのデッキへと成長しますが、その始まりはここにあったと言えるでしょう。

そうして7弾リリースから1か月強が経過して環境が成熟する中、ここまでに度々名前の出ていたささぼーNewYerCupが1/24に開催されました。

BA3rdを直前に控えた絶好のタイミングで開催された、試金石とも言える大会です。

出典:【デュエプレ】ささぼーNewYearCup デッキ分布動画【デュエルマスターズプレイス】

ある程度下馬評通りの分布となるものの、結果は『天門』の大敗に加え、『ネクラウェーブストライカー』の優勝という意外も意外な結果で幕を閉じます。

少しだけ先のデッキ紹介のところに書いていましたが、実はこの『ウェーブストライカー』というデッキは『除去サファイア』を除けば7弾環境の多くのデッキに五分前後で戦える強さを持っていました。

『ブリザード』もそうですが、もはや取り残されただろうと思われるデッキが快進撃を見せる様は度々プレイヤーを鼓舞するものです。

環境終盤に向けていよいよ詰めの段階かと思われたところで、新たな風を吹き込んでくれました。

そして、環境集大成とも言える2/13のBA3rdの結果が以下。

孫悟空@時短突破団さんは前述の通りドルバロムカップND1位も取っています

プレイヤーの『メカオー』『ツヴァイ』『ブリザード』の練度が高まり、これらが長く続いた7弾の結論となりました。

『天門』はささぼーNYCから比較すると大きく比率を落としましたが、これも3デッキに対して芳しい成績を出せなかったためだと考えられます。

『天門』が『メカオー』『ツヴァイ』に対して不利だというのはこれを書く2022/5の13弾環境時点で周知のことですが、その結論に至るまでには実は少々時を要したのです。(もちろん、当時の環境都合もありますが)

結果的にこの大舞台で栄冠を掴んだのは、環境初期に大流行した『アポロ』でした。

「リク」は不採用も多く、「アポロ」は3~4枚が主流だった

この時にはすっかり『赤白』が主流となり、「ガルベリアス・ドラゴン」の採用が一般化して今のよく知られたリストへと近づいていました。

デッキの立ち位置的には「ザーディア」と「リバイバー」による耐久を持つ『天門』を不利としましたが、3デッキを含め環境デッキと一通り勝負できる地力を持ち、『天門』が減っている裏をかくことができれば適切なデッキだったと言えます。

決勝トーナメントでは元来分の良い『メカオー』に対して、しっかりとその力を見せつけました。

また、『ドリームメイト』もささぼーNYCとBAという二つの晴れ舞台で立派な成績を残したことで注目を集めます。

こうした成果もあってか、アリーナ後の7弾環境最終版には『アポロ』『ドリームメイト』が数を増やし、この環境の見事に設計されたパワーバランスを改めて知らしめつつ終わりを迎えていきました。


All Division 環境変遷

まだNDと大きくカードプールが分かれたわけではなかったので、簡易な紹介とします。

とは言え、その1弾の差が如実に出ていたのが『ツヴァイ』です。

NDとは違って、フルパワーの青単で組まれることがほとんどでした。

なんと言っても「ビジョン」が4枚使える『ツヴァイ』は強く、天下無双という言葉も的外れではないほどの強さを持ちました。

このグラフでは『ツヴァイ』の比率が22%ですが、多い時には30%に迫る勢いがあったと記憶しています。

NDでは五分から微不利寄りであった、ADでも強い『メカオー』に対して「パラディン」が相性差を埋めてくれていました。

暴れまわる『ツヴァイ』を、当初こそ構造上で相性のいい『除去サファイア』がその歯止めを担っていたものの、『ツヴァイ』側がドローソースを連打して溜めるプレイを確立するとそのパワーバランスが傾き始めます。

NDでの立場もそうでしたが、こうした点から7弾時点でデザイナーズデッキのパワーが段違いに高く、それを止めるためのコントロールは弱いということが明るみになりました。

「ロスト・ソウル」もあったことから『ツヴァイ』側の有利となることはありませんでしたが、見た目以上に『除去サファイア』側は苦戦を強いられました。

そして、これもNDとも共通する点ですが、『除去サファイア』の増加に伴ってそこにはっきりと有利を取る『ブリザード』が増加します。

『ツヴァイ』に有利だと思った『除去サファイア』が、実はそうでもないのに『ブリザード』にカモにされるというのは何とも悲しい光景でした。

『ツヴァイ』と『ブリザード』の相性を「ソーラー・コミューン」が埋めていたことはNDのところで述べた通りです。

ADでは『ツヴァイ』側が「スパーク」を抜いていることが多かった都合上、より差は縮まっていました。(場合によっては『ブリザード』側有利とも言えた)

では『ツヴァイ』を止める役割はどこに向いたかと言うと、『デアリカチュア』です。

『ツヴァイ』側は並べれば「ティガ」による全体除去、溜めれば「サラマンダス」によるハンデスを迫られ、どちらか一度でも決まってしまえば勝負がついてしまうプレッシャーのかかる対面でした。

ただ、『ブリザード』はこの『デアリカチュア』にも有利気味であったため、好位置を維持することとなります。

全体としてはここに『メカオー』を加えて、多少パワーバランスが違うくらいでNDとのメタ構造にさほど違いはありませんでした。

NDと採用候補が変わらないデッキがADでも戦えるだけ十分すごいことなのですが、フルパワーの『ツヴァイ』には相性差を詰められており、NDよりは若干格が落ちました。

AD特有のデッキでは、『デイガアウゼス』が「ピカリエ」を使える点で本領を発揮でき、横並べには「天使と悪魔の審判」を用いて抗っていました。

環境デッキと言うに十分な力があり、NDで使えない点が惜しまれたデッキです。(「エールフリート」「アールフリート」でリペアした型はあったが、環境に食い込めるほどではなかった)

「魔聖デス・アルカディア」を投入して「ツヴァイ」や「サファイア」を対策するものも一定数見られました。

また、NDでは淘汰されていた『速攻』は、こちらでレート1700に到達するほどの活躍を見せます。

強固なデザイナーズデッキを前にあまりメタゲームには絡んでこないと思われていたデッキですが、「火炎流星弾」がブロッカーを扱う横並べに刺さり、高いパワーラインを活かして速度で勝つことができました。

画像外でも「ラルビン」「リンパオ」「ベア子姫」などが採用選択肢となり、『ドリームメイト』のために用意されたカードが思わず強化につながっていたのは面白いところです。

『ブリザード』が『速攻』全般に不利を取っていた点でも、環境の隙を突いたデッキだったと言えます。

その他、『アポロ』『天門』『クローシスグール』『ウェーブストライカー』『ドリームメイト』『赤緑速攻』などがシェアを変えながら存在し、メタゲームは展開されていきます。

『ツヴァイ』の一強ぶりは始終変わることなく、その影響から『天門』はND以上に肩身の狭い思いをすることとなった点は特徴的でした。

たった1弾の使用可否(実質のところ、「ロスト・ソウル」「ピカリエ」「ビジョン」「パラディン」「火炎流星弾」の有無)によってメタゲームの流れが大きな影響を受けることに当時も驚いたものでしたが、振り返ってみて改めて面白さを感じます。


その他、当時あったこんなことやあんなこと

ランクマッチシステムの見直し(2020/12/10~)

ND、ADのフォーマット分離に伴って、ランクマッチにも大幅な調整が入りました。

具体的には

  • シルバー帯まで敗北時の星減少なし

  • ジャンプアップ、チャレンジシステムが実装

  • プラチナ帯への連勝ボーナスの追加

  • 翌シーズンの開始ランクの見直し

単純にNDとADでやることが2倍になったので、このテコ入れも納得のいくところですね。

また、このシステムが試行されたドルバロムカップから、ランクマッチ報酬にも見直しが入りました。

アルファディオスカップ報酬
ドルバロムカップ報酬

ND、ADでそれぞれ報酬がもらえるようになったため、最大でDMPは2倍、パックは3倍今までよりももらえる量が増えます。

また、シティ・バトルも見直され、全報酬獲得までの必要勝利数やストーリー展開が調整されました。


デッキビルダー2021発売(2020/12/10~)

おなじみのこのルピコイラストも限定品

汎用カードをND落ちから守るべく、構築済みデッキとして登場しました。

交換チケットが全ユーザーに配布され、新規ユーザーはもちろん、既存ユーザーにとっても多量のポイントが入る機会として歓迎されます。

この後開催される1周年記念キャンペーンと併せて、これまでの配布渋りに対するユーザの不満を払拭する大判振る舞いとなりました。


ランクマッチでの昇格不具合の発生(2020/12/17)

通常、デュエルマスター・レジェンドのランクには毎日0時付けの100位内が選出されますが、この期間はそれ以外にもレジェンドに到達できてしまうケースが発生しました。

連勝ボーナスとジャンプアップの追加の影響か、プラチナ帯で連勝している最中にマスターに到達すると、そのままレジェンドランクに昇格できてしまいます。(順位は100位以内ではなくてもよい。プラチナ→レジェンドにジャンプアップしてしまったのだと思われる。)

こんな感じ

0時のタイミングで100位内でなければ即座にマスターに戻されましたが、実績としてのレジェンド到達称号や月初報酬は問題なくもらえました。

ユーザー側は得すれど損することはなかったものの、このバグを利用できずにマスターに留まってしまったユーザーからは不公平だと不満も挙がります。


1周年記念キャンペーン開催(2020/12/18~)

大きくユーザーの気を引いたのは数々の配布物でしょう。

パック配布とスーパーデッキが配布され、これまでのユーザーの評価を一変させるほどのカードがユーザーの元に届きます。

そればっかりに触れちゃいますが…まぁやはりカードが手元にあってこそのカードゲームですからね。

企画する側の立場になって考えると色々難しいだろうなと思わされます。

その他、2度にわたるSPルールマッチや、一周年記念イラストの寄贈、第一回デュエプレ人気投票などのイベントが開催されました。

人気投票の結果については…あえて触れないでおきましょう。


バランス調整実施(2021/1/21)

各種インビンシブル呪文が軽減幅が1増え、「フォートレス」が手札に加える効果が焼却になり、「ザマル」の条件を満たした時のパンプが1000増します。

これについては当日に記事を書いていましたね。

(お前、そんな攻めた書き方してたのか…)

記録の意味合いとして記事を残している都合上、恥ずかしくて消したくても消せないのが辛いところです。

「ボルフェウス」などの一部は実際に書いていた通りになりましたが、「テクノロジー」のあそこまでの活躍は当時予見できていませんでしたね。

諸々含めて過去の自分を殴ってやりたいです。


7弾SR総評

7弾環境での当たりSR

・超神星ヴィーナス・ラ・セイントマザー

公開当初の安定して着地できるのか…?と疑問から、『メカオー』において「マーキュリー」を超える評価を受けるようになった流れは述べてきた通りです。

デュエプレ史に名を遺すほどに長期にわたって環境に居座ったSRと言えるでしょう。

ガーディアンを進化元とする使い道は「ラ・ウラ・ギガ」を『メカオー』に出張させる程度でしたが、後に『アーク・セラフィム』が強化されるとそちらで使われるケースも増えます。

また、9弾EX環境で現れた『5cメカオー』はこの離れない効果を存分に活かしたデッキであったと言えるでしょう。

リリースされたばかりの頃は効果の勘違いもしばしば引き起こし、離れない効果を一度切りだと思って1ターン中に何度も同じクリーチャーを除去しようとするシーンが頻発しました。


・超神星アポロヌス・ドラゲリオン

着地が容易なことが判明すると、「スパーク」を無視するフィニッシャーは極めて強力でした。

その性能はインフレ耐性も高く、この後にも長きにわたって様々なカラー・デッキタイプで採用されていきます。

他の「超神星」たちも負けず劣らずの活躍を見せましたが、「アポロ」に関しては勝つにしても負けるにしてもゲームを終わりに向かわせる性能の賛否が一段と別れるカードであり、後に殿堂入りを果たすこととなりました。

『アポロ』自体はやはり進化元が重めのドラゴンである上に、「コッコ」などの不安定なサポートが必要な点からも、常に環境最前線にいたわけではありません。

そのため当初は殿堂入りに懐疑的な声があったものの、時を経るにつれて1枚にでも十分なほどの強さを持っていたことが判明すると、複数枚平然と採用されていた時代が信じられないという声さえ聞こえるようになりました。


・超神星マーキュリー・ギガブリザード

『メカオー』のみでなく『ツヴァイ』でもエース級の活躍ができた汎用性が高く評価された当たりSRでした。

こちらも後に『グランド・デビル』が強化されるとそちらでも採用され、進化元に含まれるすべての種族デッキで切り札として働きます。

8弾で『ツヴァイ』から派生する『テクノロジー』においても重要な役割を担っていたカードでした。

『天門』をはじめとするコントロールキラーとしての強さはいつまでも強く、「アポロ」と併せて「スパーク」の価値を下げる一因ともなるほどの影響力を持ちました。


まあまあ枠のSR

・黒神龍グールジェネレイド

この7弾環境では『クローシスグール』が成立しますが、環境デッキに肩を並べるだけの強さを持つことはできませんでした。(ただし、『除去サファイア』には強く、ここでも『除去サファイア』は虐げられていた)

とは言え単体の性能は十分であり、紙で強さを知られていたことからも期待十分のカードだったと言えます。

8弾にて強力なドラゴンが追加されると『赤黒グール』が成立し、こちらで準環境程度の実績を残すことができました。

その後には12弾にて『Bロマノフ』での採用が見られた他、黒を採用するドラゴンデッキであれば常に候補となっていきます。


・独裁者ケンジ・パンダネルラ将軍

『ドリームメイト』のデッキとしての強さはせいぜい準環境級程度でした。

ただ、何度か功績を主張してきた通り、”見た目以上にやれるそこそこいいカード”という評価を登場当初は受けます。

8弾で『ドリームメイト』全体にプッシュが入って環境トップの地位に上り詰めることはこの時知る由もありませんでした。


後に再評価されたSR

・超神龍アルグロス・クリューソス

初めは8コストだったものの、1/21に上方修正を受けて7コストとなります。

その上でもさほど環境で見られるということはありませんでしたが、『赤白アポロ』や『デイガグール』などで採用されるケースが後にちらほらと見られました。

並々ならぬ愛を持ったプレイヤーによって、採用デッキで最終レジェンドの達成経験もあります。

実際、盤面上限と進化を主体とした環境では、フリーズ効果が遅延として活きることも多々ありました。


いずれにも分類できないSRは「蒼神龍スペル・グレートブルー」「魔聖デス・アルカディア」「インフィニティ・ドラゴン」「緑神龍ハルクーンベルガ」の4種です。

「グレートブルー」以外は少なからず環境で見かける機会もありましたが、他SRたちと比べるとどうしてみ見劣りしてしまう性能でした。

7弾はVR以下にまで範囲を広げても、活躍したカードとそうでなかったカードに割とはっきり区分けされてしまう極端なプールであったと感じます。

環境を大きく塗り替えた上で、そういった特色があったエキスパンションであったという点は留意する必要があるでしょう。


まとめ

デュエプレというゲームの性質が変わった、ターニングポイントとなったのはおそらく6弾だったでしょう。

7弾はその6弾が再構築した下地を固め、同時に多くのプレイヤーにそのことを強く理解させたエキスパンションだったと感じています。

具体的には

・キルターンの照準が「5」となり
・トリガーによる逆転を封じる
・デザイナーズが強い

という方向性がこの7弾で固まっていきました。

デザイナーズという点については『アポロ』の拡張性等を鑑みると一概に言えないことですが、ゲームスピードの高速化・インフレについては各所から協調されることだと思います。

この流れは8弾にてさらに加速しますが…それは次回のお楽しみで。

当時同じようにプレイしていた方は一緒に感慨に浸ってもらえると、そうでない方には「そんな時代があったんだな」と知ってもらえると幸いです。

では次は8弾環境篇で。


参考

【記事類】

デュエル・マスターズ Wiki

ドルバロムカップの環境変遷について #BEANSDATAのウラガワ

ヴィーナスカップの環境変遷について #BEANSDATAのウラガワ

デュエプレでの思い出(2)

【デュエプレ】さらばメカオー!スタン落ちまで環境に残り続けたメカオーの歴史を語る【前編】

7弾環境New Division デッキ考察【デュエプレ】

デュエプレ DMPP-07環境考察 - ミケガモのブログ

ささぼーNYCから見る環境考察(デュエプレ7弾環境)(拙著)

デュエプレNEW環境考察(1/13~)(拙著)

BATTLE ARENA 3rdに向けたNEW環境総括と最新傾向(デュエプレ7弾)(拙著)

デュエプレALL環境考察(1/1~)(拙著)


【動画類】

【デュエプレ】ささぼーNewYearCup デッキ分布動画【デュエルマスターズプレイス】

【デュエプレ】AD・ND最新環境デッキをまとめて紹介。7弾のおすすめデッキはどれだ??? #21【デュエルマスターズプレイス】

【デュエプレ】7弾環境徹底解説。相性表とデッキ分布から見る最強デッキとは。 ND #39【デュエルマスターズプレイス】

【デュエプレ】7弾NewDivisionランクマッチ環境完全攻略!メタゲームtierリスト、デッキ相性などを徹底解説!【解説動画/デュエルマスターズプレイス/デュエマプレイス】

【デュエプレ】7弾AllDivisionランクマッチ環境完全攻略!メタゲームtierリスト、デッキ相性などを徹底解説!【解説動画/デュエルマスターズプレイス/デュエマプレイス】


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