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新カード解説⑤(デュエプレ23弾)

こんばんははじめまして。海月です。

書いているのがたいてい夜なのでこんばんはとしておきます。

自己紹介はあまり意味を成さないと思うので省略します。

とりあえずデュエプレはサービス開始当初からプレイしていて、毎月マスター到達するくらいです。

23弾の新カードの考察第5弾です。

4弾はこちらをどうぞ。

指標はこんな感じ。

9~10 環境トップレベルのキーカード。
7~8 優秀。環境でもよく見かけるレベル。
5~6 悪くはない。デッキや環境次第で使われる。
3~4 環境外。地雷枠や限定構築向け。
0~2 見なかったことにしていい。

基本的にはグッドスタッフ性とカードパワーを焦点にしているため、コンボ前提のカードはこの評価の限りではありません。

また、評価はするものの、用途の紹介や背景ストーリーでの活躍を適宜織り交ぜていきます。

それでは以下、本題です。


聖鐘の翼 ティグヌス

事前評価:7
FT:何?アリエース部隊が全滅した?まったく、不甲斐ないぞ!――聖鐘の翼 ティグヌス

TCGからの変更点は、クリーチャーと呪文以外のハンデスにも反応するようになった点です。

単色化した《ベルリン》といったところですね。

性能が落ちてもハンデス対策としての効果は必要十分で、基本パワーを持ったブロッカーとしてビートダウンへの対策にもなります。

これに関しては《ベルリン》の性能が高すぎるだけです。

色の違いは十分にあり、黒のないデッキでの採用可否に関わるだけでなく、2コストの多色が1ターン目しか多色埋めを許容できない点から出しやすさが異なります。

黒の入らないデッキでは《コアクアンのお使い》が入りづらい=ドローソースが限られるということもあって、ハンデス対策がより重宝されやすいです。

【白単サザン】を中心として、ハンデス対策が求められた際にいの一番に候補に上がって来るカードでしょう。


スーパー・エターナル・スパーク

事前評価:5

TCGからの変更点は、自分のクリーチャーを選べなくなった点です。

《エターナル・スパーク》のスーパーカード版です。

こちらのカードの認知率が低くて、なかなかスーパーカードと認知されないとか…

コストが上がった代わりに対象範囲が広がり、カード指定除去になっています。

ドラグハートは6コストが最大のため、このカードはそれらをすべて除去できるという点が強みです。

クリーチャーに対しても中型サイズまでのクリーチャーは除去することができ、汎用性高く使えると言えます。

ただし、どこまで行ってもできることが1:1交換で、5コストという重さを考えるとカードパワーはそう高くありません。

便利カードではあるものの、構築の最適化を図る中で抜けていく傾向にあります。

TCGと比べると自分のクリーチャーを選べなくなったことで、《クロック》を使い回すということができなくなったのも痛いです。

選べた場合は【サイクリカ大地】などで候補とできたでしょうが…小さくない差だと感じます。


不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ

事前評価:6
FT:更なる力を得たヴァルハラ・デューク。ここに、不敗の英雄が誕生した。

TCGからの変更点は、マナ武装が9から7に緩和された点と、LOが敗北回避効果の範囲外となった点です。

大型ブロッカーの新たな選択肢であり、新たな戦術を加えられるカードでもあります。

フリーズの効果はシンプルながらに強力。

この強さは《ダイイング・メッセージ》なども示している通りで、延命としてもタップキルとしても優秀に作用します。

それが2面同時にできるのは地味ながらに唯一性が高く、これだけでも単体で3面止めることができる、攻防一体の効果です。

条件が緩和された敗北回避効果は、重いながらにある程度実用性のある値となりました。

TCGでは相当達成困難だっただけに、この調整はありがたいものです。

場を離れると効力を失ってしまう点は《ダイハード》に大きく劣るものの、逆を言えば盤面に保てる限りで非常に強力な効果となります。

同じ白の《エバーラスト》で耐性付与を試みると、意外に突破は難しいです。

盾が0の状態でも《クロック》+《吸い込む》の両方を封殺するといったことも可能です。

このカードがそこそこパワーも高いだけに、ビートデッキでは突破が困難ということも度々起こり得ます。

コスト的に踏み倒しありきとなるので採用は【天門】等のデッキに限られますが、いぶし銀的な強さを見せられるカードです。


龍覇 セイントローズ/天獄の正義ヘブンズ・ヘブン

事前評価:セイントローズ→7 ヘブンズ・ヘブン→8.5
FT:ネバーラスト様が遂にお目覚めになった!今度こそ、我らの正義を見せるときだ!――龍覇 セイントローズ

TCGからの変更点は、《セイントローズ》のブロッカー付与が自身からドラグナー全体に拡張された点と、《エバーラスト》の持つキーワード能力・エスケープが削除されて盾回収の耐性に変わった点です。

《セイントローズ》は光の5コストのドラグハートを出します。

フォートレスはもちろんですが、小技としてブロッカーの《ウルティマリア》を直接出すこともできますね。

この後紹介する5コストのフォートレスが非常に強力な性能をしているので、呼び出し元としての評価が軸です。

フォートレスが基本置物で、早期に出せるほどに効果が大きいのは《ワルボロフ》のところでも述べた通り。

このカードは7コストと重く、白のメジャーな早出し手段である《ヘブンズ・ゲート》にも《ドラゴンズ・サイン》にも対応していません。

自然のブーストを絡めても7はマナカーブが描きづらく、6コストとは評価を分ける差だと言えます。

希望となるのは《龍覇の天啓》。

白緑で早期着地に価値があるのは、【白緑アガサ天門】に通ずるところを感じますね。

とはいえ、これもドラグハートの性質を考えると手札キープができないのは難しいです。

おそらく次弾で出るであろうドラグナーは、種族にドラゴンを持つことから《ドラゴンズ・サイン》の対象となり、出せるドラグハートの幅でもほぼ《セイントローズ》の上位互換となります。

現状でも出しづらさがネックなところに、すぐに劣化となる未来が暗示されているとなると、なかなかに不遇なカードとなる可能性が高いです。

ドラグハートを展開できるカードとしてのパワーは十分なので、打点の高さやブロッカーを得る点などの長所を活かしたいところです。

《ヘブンズ・ヘブン》は毎ターンブロッカーをすることができます。

似た効果を持ったカードには《テレジア》が存在しましたね。

こちらはあまり使われないカードでしたが、これより低いコストで出すことができ、なおかつフォートレスとしての場持ちの良さを踏まえると全く別物です。

タイミングがターン終了時なことからブロッカー展開後にアクションを取れないという面はありますが、手札を涸らされても、ドロースペルを使って引いたブロッカーをそのまま出すことができたりといった長所もあります。

妨害を繰り出すデッキはそもそもブロッカーを出させないことに焦点を置いたものも多いため、出されたブロッカーに対しては苦慮するということも少なくありません。

龍解後が強力なフィニッシャーとなることからも、展開でゴリ惜しを可能とする性能です。

《ヘブンズ・ゲート》と異なる点は進化も出せることで、《バラディオス》は相手の意表を突くにも長けたカードとなります。

光以外の呪文コストの増加は出るタイミングを考慮してもオマケ程度のものですが、ビッグマナ対面など、呪文を交えた2アクションを頻繁に行うデッキにはじわじわと効くものです。

自分にも影響は及んでしまうので、緑や青を加える際は要注意なものとなります。

龍解条件のブロッカー3体は踏み倒し効果によってさほど難しくなく、その後は強力なフィニッシャーへと化けます。

総じて1枚での完結性が高く、コストパフォーマンスにも優れた優秀なドラグハートです。

龍解すると《ネバーラスト》となります。

一つ目のバトル勝利効果は白のフィニッシャーによく見られるものですが、直接的にアドバンテージを取らないながらに優秀な効果です。

このカード自体は高パワーなので恩恵は小さいですが、自軍全体に及ぶのは影響が大きく、横に並んだ3体のブロッカーがより強固な壁となります。

先ほどの《ヴァルハラ・グランデ》をタップキルから守る方法にもなり、応用して《スパーク》ケアにも使えるでしょう。

コスト5以下の光以外の呪文を封殺する効果はもう一つの耐性とかみ合いが良く《吸い込む》をはじめとしたバウンスカードを軒並みシャットアウトすることができます。

もう一つの穴であるマナ送りは除去手段として優先度が低く、それも《グローバル・ナビゲーション》に見られるようにインフレの中でコストが低下基調です。

破壊耐性の方は《シューティング・ホール》や《デスゲート》などの主要な除去カードを受け流すことができ、対処手段のかなり限定された、非常に場持ちの良いフィニッシャーとなります。

オーバーキル気味になりますが、前身の《エバーラスト》を添えてより安全なフィニッシュを狙いに行ってもよいでしょう。

基本的に【白単】や【天門】系のデッキに入るカードですが、特殊な使い方としては今弾の目玉となるドラグハートから出す道もあります。

トリガーケアしながらのフィニッシャーとして有力な候補度です。

コストが9と軽めなのが作用するところが、かつての《撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー》などを思わせますね。

あまりないことでしょうが、破壊耐性が強制かつターン1制限もないため、タップされたこのカードをサンドバックにされる可能性がある点は注意です。

《メテオライト》と《ダイハード》の絡んだ【刃鬼】や、今弾で登場する無限アタッカーの《ガイグレン》などには気を付けましょう。


地掘類蛇蝎目 ディグルピオン

事前評価:6
FT:確かこの辺にドングリを埋めておいたような・・・。――龍覇 サソリス

TCGからの変更点はありません。

軽量ドラゴンながら打点とブーストを兼ねており、条件を満たさない場合も最低限3コストのブーストカードとなります。

ドラゴンデッキにおいて、種族・ドラゴンが通常以上の意味を持つのは周知の通り。

デッキのドラゴン比率を保ちながらの初動となり、デッキの安定感を向上させてくれます。

場にドラゴンなしで使う場合はこのカード自身がマナに行くので色を落としに行くことができませんが、マナに必ずドラゴンが埋まるという点でこの後紹介するカードのサポートとなります。

《キクチ》を避けられるという強みにもなりますね。

他に相性の良いカードとしては《レヴィヤ・ターン》があり、このカードの打点の部分も活きる組み合わせです。

メインのドラゴンデッキでは《メンデルス・ゾーン》と《龍の呼び声》の壁は高いですが、それらに続く初動カードとしては検討できるものです。

3→5のカーブを意識したデッキで採用しても良いでしょう。

TCGでは発表当初こそパフォーマンスの高さが注目されましたが、蓋を開ければあまり目立った活躍のなかったカードです。

それでも【ライゾウ】やその派生である【キューブライゾウ】、この後の【ジャックポット】などでは見られたので、一定数は使用されていくでしょう。


龍秘陣 ジャックポット・エントリー

事前評価:7
FT:オレの力をみんなに貸す!だから、ドラゴンのみんな、オレに力を貸してくれ!――ジャックポット・バトライザー

TCGからの変更点は、山に置く順番がランダムになった点です。

ドラゴン軸の新たなデッキの可能性を秘めた呪文です。

最大8コストを踏み倒せることから、これによって2→4→6のマナカーブで4ターン目に8コストのドラゴンの着地が可能となります。

最適の組み合わせとなるのが《サイクリカ》。

このカードを再度唱えて、名前の通りの「ジャックポット」を起こしにいくことができます。

似た感覚で《エクス》や条件を満たした《オトマクット》もマナ回復をして、そのまま追加アクションに繋げられる好相性のカードです。

単純なパワーカードに繋げる場合は、条件は厳しいながらも、③で紹介した《ガイムソウ》にも4ターンで繋げることが可能となります。

もちろんシンプルに《永遠リュウ》などを出しても序盤からの制圧は強力で、様々な戦術を楽しむことのできるカードです。

TCGでは当初こそ特定デッキのドラゴンのフィニッシャーを探しに行く手段としてちらほら使われる程度でした。

この《モルト》の最終形態は次弾での実装ですかね。

《サイクリカ》等から連鎖に繋げたところで、妨害能力を持ったドラゴンが足りていない時ではまだこのカードの潜在性を出し切ることはできません。

そのため、デュエプレでも同様に、しばらくは比較的相性が良いデッキでの調整カード枠に収まると考えられます。

TCGではその後、8コスト以下のドラゴンの選択肢が拡充していく中でデッキの軸となり、環境入りを果たしていました。

5色のデッキを組むことも難しくなってからは《フェアリー・ミラクル》を入れて、3→6での4ターン目詠唱を目指す【5cジャックポット】が成立します。

デッキとして強いだけでなく、状況に合ったドラゴンを選ぶ面白さも兼ねたデッキであったので、デュエプレでもカードが揃ってくるのが楽しみです。

このデッキの弱点だった、「高レアリティのカードをふんだんに使うためにデッキ制作に費用がかかる」という点も、DCGであれば緩和されますからね。


おわりに

昨日残業からの用事を終えて新カードの情報を見たら、大量のカードが公開されていて焦りました。

日程的になんとなく予感はしていたので、実際はそれほどでもなかったですが。

今回はyoutubeコミュニティで公開されたカード等、一部は端折って紹介しています。

マイペースで気ままに書いていきますので、気楽にお付き合いください。

よければ次回の⑥もどうぞ。

それではまた。

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