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新カード解説②(デュエプレ8弾)

こんばんははじめまして。海月です。

書いているのがたいてい夜なのでこんばんはとしておきます。

自己紹介はあまり意味を成さないと思うので省略します。

とりあえずデュエプレはサービス開始当初からプレイしていて、毎月マスター到達するくらいです。

新カードの考察第2弾です。

第1弾についてはこちらをどうぞ。

指標はこんな感じ。

9点~10点 → 壊れ性能。環境トップレベル。

7~8点 → 優秀。環境でもよく見かける。

5~6点 → 悪くはない。癖があったり、デッキや環境次第で採用される。

3~4点 → おそらく環境では見ない。地雷枠や限定構築に活路を見出す。

0~2点 → 見なかったことにしていい。

それでは以下、本題です。

霊王機エル・カイオウ

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事前評価:8

順当なグレート・メカオー強化のカードですね。

今の『メカオー』には多色がないというメリットがあったのですが、そこを犠牲にしても「サーボルト」よりはこちらを優先するでしょう。

ただ、「サーボルト」が完全にお役御免かと言えばそんなこともなく、9枚目以降の2コスト枠としてまだまだ採用価値はあると思います。

『メカオー』使っていたら初動が3ターン目は通常運転、事故ると4ターン目始動というくらいに2ターン目のプレイできないことがあるため、そういった事態を回避するのに役立ちます。

確率論では2コストを8枚積んだ場合に2ターン目にプレイできる確率は先行76%、9枚積んだ場合は81%なので、「サーボルト」のピン投や2投は十分ありな考えです。

また、コスト論的に順当とは言え序盤に出せる中型ブロッカーということから『ボルメテウスコントロール』などでも採用検討されるカードです。

実際、私も紙で採用していた経験があり、使う必要のない対面であれば『ボルコン』にとって貴重な青白マナを生み出すのに役立ちました。

あとはクリーチャーを攻撃できる優秀なパワーを活かしてタップキル戦術に使うなどでしょうか。

『メカオー』ではもちろん「コロビナー」が存在しますし、ドロマーカラー(白青黒)で「天使と悪魔の審判」などと組み合わせれば2面除去かパワー6500の「アウゼス」ラインまで破壊可能と、かなり優秀です。

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当分の間環境で見かけるカードとなるでしょう。

これによって速攻は立場を危うくするやもしれませんね。

現在は優秀なカードは公開されていませんが、アーク・セラフィムとしての活躍にも期待したいです。


運命の選択

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事前評価:5

紙からの変化は以下の通り。

・手札を1枚見せてそれが自然文明なら山札からクリーチャーを出せる仕様がなくなり、必ず山札からクリーチャーを出せるようになった。

・進化クリーチャーを出せなくなった。

・火・光のクリーチャーの参照は手札すべてが対象範囲となった。

つい最近、紙でもこれを搭載したデッキを天才ビルダーが作って大会で結果を残し、価格を高騰させました。

結構周知されていることなのであまり細かくは触れませんが、”令和の「フェアリー・ライフ」”とされる1枚3000円近くするカードを投げるギミックで活躍しています。

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せっかくなのでもう一つだけ紙の話題を挙げますが、2020年発売の、数年に一度の周期で発売されるネタカード満載のジョークエキスパンションでは「運命の選択」というカード名に掛けてすごろくゲームができる仕様で登場しています。

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他の何種類かのカードと合わせて遊べるのですが、私は友人からもらって合計100枚くらいすごろく用のカードを所持しています。

本題に戻りましょう。

最も基本的な”クリーチャーを出す”効果に目を向ければ所詮4コスト払って3コスト以下のカードを出しているのに過ぎないので、得とは言えません。

デュエプレには「デドダム」のように4コスト払っても十分なリソースを得る3コスト以下のカードはないため、使用する際にはもっぱら追加の効果、特に2つ目の”スピードアタッカーを与える”効果を活かすべきでしょう。

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「アカシック・サード」は発動できれば悪用できるものの、攻撃というタイムラグが重荷となっていたため、「運命の選択」によって使いやすさが向上しました。

これら以外では、『リースウェーブストライカー』に採用すると、「ニンジャ・パンプキン」を実質4コストパワー6000のアンブロッカブル持ちスピードアタッカーとして運用可能です。

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オマケ程度のようにも感じますが、光を見せた時の”アンタップする”効果も地味に有用で、速攻デッキがされて困る殴り返しを防ぐことが可能です。

注意点としては、手札を見せる必要がなくなったとはいえ、起動した効果によって手札の予想がついてしまうことでしょうか。

たとえば『メイデン』で「運命の選択」を使用して”アンタップする”の効果が発動した場合、『メイデン』に高確率で採用される光のタッチカード「ホーリー・スパーク」が手札にあることを推測され、リーサルを仕掛けられる時の判断材料にされるでしょう。

他には『赤緑速攻』で「運命の選択」を使用する場合はせいぜい手札が1,2枚の状態となりますが、”スピードアタッカーを与える”が発動すれば、少ない手札で火文明のカードが手札にある=スピードアタッカーや除去札を抱えている可能性が高い、と情報を与えることになります。

こういった類の心理戦はこれまでのデュエプレにはなかったので、少々楽しみですね。

個人的にはあまり多用するタイプのカードではないのが残念ですが…


散舞待機サンマイダー

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事前評価:3

そうだよ、こういうふざけた名前とイラストがグレートメカオーとキカイヒーローだよ!って感じのがきてくれました。

紙からの変更点は一つ目の効果が追加になったこと。

非常に独特な効果ですが、良い効果か悪い効果かはかなり判断がつきづらいです。

良い点は

・最大3枚の手札補充

・山の圧縮(カードゲーム初級者用に説明すると、山札の枚数を減らして有効なカードが引ける確率を高めることを”圧縮”と言います。)

・カードの位置情報の把握(シールドに何枚あるかを把握できる)

悪い点は

・指定するカードがランダム

・指定されたカードが手札にあるという情報を相手に与えてしまう

・回収された枚数がその時点で公開されている枚数を含めて4枚の場合、シールドにそのカードがないことが相手に伝わってしまう

となります。

特に焦点となるのが情報アドバンテージですが、たとえば公開されたカードが「ホーリー・スパーク」だった場合、相手にもかなりの率でシールドにあと何枚「ホーリー・スパーク」があるかの察しがついてしまいます。

これはいくら手札の枚数が増えたとしても、単に喜ぶことはできないでしょう。

また、現状デュエプレに同名カードが何枚もあることで大きな効果を発揮するというものがないので、使いづらさが目立ちます。

せいぜいG0と多少相性がいいことくらいでしょうか。

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最も環境で活躍している『ツヴァイ』でも使うには難しいので、この効果が活きるカードが後々登場するのを待ちましょう。

2つ目のターン終了時ドローの効果については優秀な置きドロー効果と言えますが、既に7弾にて、奇しくも同じグレートメカオーから「コマンダー・テクノバスター」が参入しています。

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「サンマイダー」の方が強力なようにも見えますが、3枚の上限は「サンマイダー」を使いそうなコントロールデッキではあっさり引っかかります。

また、仮にこのドロー効果を使えたとしても、「サンマイダー」が無事着地できるような遅いデッキとの対面ではデッキ切れによる敗北が見えてきてしまいます。

面白い効果ではありますが、率直に言えばとても使いづらく、おそらく環境でも見る可能性は低いかと思います。


無双霊騎ラルゴバニス

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事前評価:4~5(アークセラフィムのプール次第)

デュエプレのオリジナルカードです。

マナエンジンとなるので、ドラゴン、アーク・セラフィムで固めたデッキでこのカードが場にあれば、マナチャージをせずに展開していくことが可能となります。

コストも6で、「コッコ・ルピア」から繋がるのは良いところ。

また、自身でもブーストできるため、「コッコ・ルピア」→「ラルゴバニス」→「超竜ヴァルキリアス」と繋ぐことが可能です。

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ただ、マナブーストのドラゴンとしては対抗馬に実装が確定している「龍仙ロマネスク」がいるため、使う際には色が少ないこととパンプアップの効果を活かしましょう。

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パンプアップ効果は相手ターン中とはいえ+4000と非常に高い数値で、あらゆる火力避けに使えます。

「ラルゴバニス」自身も5500のため「地獄スクラッパー」で除去されず、一度立てることができればそのまま生存できる可能性も高いでしょう。

少々地味な組み合わせとはなりますが、「光神龍セブンス」のブロッカー化と組み合わせれば強固な壁を築くことが可能です。

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盤面で勝負をしていく型のドラゴンデッキでは、採用してみると思わぬ活躍をするかもしれませんね。

インフレ環境からみると地味なカードに見えてしまいますが、十分個性と良い効果を持っているので頭の片隅に置いておきましょう。


電脳海王ネオングライド

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事前評価:8~9

こちらもデュエプレオリジナルのカードです。

アンタップという制約があるとはいえ、2体同時処理を行える効果は極めて強力。

8弾で実装が確定しているSRの「魔刻の斬将オルゼキア」と比較すると、破壊とバウンスの違いがあるとはいえ、1コスト軽い上に0~2体までを選ぶことができ、引けを取らない優秀さを持っていると言えます。

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また、種族も極めて優秀で、ドラゴンでは「コッコ・ルピア」から繋げる『青赤アポロ』で使えたり、リキッド・ピープルでは少し遅めのコントロール型の「超神星マーキュリー・ギガブリザード」のデッキなどで活躍が可能でしょう。

特に『青赤アポロ』では突破力が高くなるため、『天門』相手に「ネオングライド」でブロッカーを片づけて「アポロヌス・ドラゲリオン」に進化する動きが強力なほか、『ツヴァイ』や『メカオー』対面ではいつ出しても大きくテンポを稼ぐことができます。

7弾環境だけで見るなら、このカードの追加だけで『青赤アポロ』や『ラッカアポロ』をTier1まで押し上げるほどのスペックを持っていると考えられます。

また、単純に単体性能が高いため、青が入るデッキならばたいていのデッキで採用候補とできるでしょう。

ちょっとオシャレな使い方としては、「メタモルフィース」などで相手ターン中に出すことで2面を止める防御としても使うことができます。

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相手ターン中に踏み倒しを行う手段も少しずつ増えており、今後も増えていくと考えられるため、青の入るドラゴンデッキでは検討・注意が必要となるでしょう。


無双竜機ボルグレス・バーズ

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事前評価:6~7

紙からの変更点は以下。

・回収にフェニックスが含まれるようになった

・回収がすべてか0かのどちらかになった

・回収分だけマナブーストする効果がついた

となかなかの魔改造っぷりです。

ドラゴンは高コスト帯が多い分強力なカードが多いため、序盤に埋めたカードを「ボルグレス」によって回収して後続を絶やさない動きは強力です。

「コッコ・ルピア」や「龍の呼び声」から繋いで5ターン目くらいに出せばその後は毎ターン中型・大型のドラゴンを投げつけることも可能で、相手の除去が間に合わないペースで展開することができます。

単純にこのカラーリングで質の高い手札補充ができるのは強いですね。

また、「剛撃戦攻ドルゲーザ」がジャイアントデッキでなくても単体で使って十分強かったことを考えれば、「ボルグレス」も2~3枚程度回収できればひとまず十分と言えます。

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「龍仙ロマネスク」「極仙龍バイオレンス・サンダー」「ボルメテウス・サファイア・ドラゴン」「無双竜機ボルバルザーク」など、ドラゴンデッキでなくとも活躍するドラゴンは多く、今後も増えていくため、『5c天門』などで活用されることもありそうです。

9マナの時に召喚して「サファイア」を2枚くらい回収すれば対戦相手は青ざめるでしょう。

フェニックスを回収できることを考えれば、『赤緑アポロ』でも活躍が見込めます。

多少重いのは気になりますが、「コッコ・ルピア」を噛ませれば十分手出し範囲で、序盤に埋めた「ドラゲリオン」や「バルケリオス」を回収できるのは魅力的です。

「ネオングライド」も『アポロ』の強化となるため、7弾の状態でも多様だった『アポロ』がさらに発展するかと思うと楽しみですね。


まとめ

今回は2/2~2/3の公開カードについて書きました。

一日に3枚公開されるのでなく、もう少し前の時期から一日1枚のペースで公開してくれると整理する時間に余裕があるのですが…

そのあたりは嘆いても仕方ないですね。

8弾リリース前には追いつけるように書いていこうと思います。

ここまで読んで下さった方はありがとうございました。

気が向いたら③もよろしくお願いします。

それではまた。

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