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[テオリアの前に(3)]5文型に入る前に(「AはBを〜する」パターンに慣れよう)

『基礎英文のテオリア』の品詞、文型がちょっと難しいと感じているかたに、その前に入るため最低限知っておいて欲しいことをまとめていきます。今回は、文型という考え方をする前に確認しておくポイントをまとめます。

英文を読むときに、文のパターンを意識すると上手く読める場合があります。学校では5文型と呼んで学習しているものですね。この考え方については賛否両論ありますが、今の段階ではこの考えをベースに学習してください。

英語の単語のならび方のところで確認したように、日本語では「AはBを〜する」というときに、英語ではA+動詞+Bとなりました。そしてももうひとつは「AはBだ」というようにAの様子や状態を表す表現があります。ですが、今回は「AはBを〜する」のパターンを深掘りします。

A+動詞+B(AはBを〜する)パターンで表している意味は
「だれは」「〜する」「だれ・なにを」となります。

だれは   する    だれ・なにを
Tom              chased           Jerry.                 (トムはジェリーを追いかけた)
Tom              ate     a hamburger.      (トムはハンバーガーを食べた)

この2つの英文はさほど難しくないですね。この英文を長くしてみましょう。どうすれば長くなるのかというと「修飾語」を付けるのです。

だれは   する    だれ・なにを どのように  どこで   いつ
Tom             chased               Jerry             carefully      in the garden   yesterday.
(トムは昨日庭で慎重にジェリーを追いかけた)

どのように  どこで   いつ を表す語句は「動詞」を説明(修飾)しています。

他にも名詞に副詞+形容詞を付けて
Tom ate a very large hamburger last night.(トムは昨晩、とても大きなハンバーガーを食べた)

英語では「だれは→する→だれ・なにを」という意味の順番に単語が並ぶことが確認できたと思います。ここで「だれは」にあたるものを「主語」と呼び「だれ・なにを」にあたるものを「目的語」と呼びます。主語や目的語の位置に来る単語は「名詞」です。言い換えると名詞は文の中で主語や目的語になります。動詞の前であれば主語、動詞の直後で「〜を」を表していれば目的語となります。


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