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学習者向け英字新聞 The Japan Times alphaを使った学習について

2023年からThe Japan Times alphaで隔週の連載を担当することになりました。
私自身、長年定期購読をしていた新聞で、英語力が上がったと実感できたこともあり、「どんな効果があるの?」「どう勉強するの?」ということについて考えをまとめておくことにしました。2022年にオンラインセミナーでお話をした内容をまとめたものになります。

今回は1回目。

答え

1.Web版には「全訳」が掲載されている(全てではない)。
2.短時間で毎日継続できるための工夫がされている。

さて、1つめの「Web版には「全訳」が掲載されている(全てではない)」です。独学で英語を勉強していると、自分の読みや解釈が正しいかどうかわかりません。英字新聞を読んで、わからないところがたくさん出てくると継続したくてもやる気が起きなくなってしまいがちです。

そこで、webサイトを見ると「全訳」が掲載されている記事もすくなくありません。まずは、全訳が付いている記事を中心に読む練習をしてみるとよいでしょう。最後まで読んだところで、全訳を確認することもできますし、途中でわからなくなったら訳を確認して「ああ、なるほど」となります。
時間があれば、わからなかった本文と訳文をワードに貼り付けて後で復習するノートを作ることができます

この訳が載っていることの「安心感」が勉強を挫折させることなく継続させてくれるはずです。場合によっては「訳を先に見てから英語を読む」でも大丈夫です。とにかくたくさん「読む」という練習をしていきましょう。

2つめの「短時間で毎日継続できるための工夫がされている」ということについて説明していきます。
継続する、すなわち挫折しないというのは学習において一番難しいことです。英語で挫折するのは「単語がわからない」とか「読めない」などからはじまり、だんだんと学習から遠ざかって行ってしまうことではないでしょうか。ですが、alphaは重要な表現には語注が付いていますので、語注を確認しながら読むことができます。そしてなんと言っても一つ一つの記事が短いということです。「今日は3つぐらい読んでおしまい」という感じで進めることができます。「この記事は興味ないから、違う記事を読もう」ということもできるのです。そうすることで、短い時間でも英語を「読む」ということができるのです。


オンライン版で表示される画面


本文の記事を確認、その後は和訳を確認をしてみましょう。

このように、オンライン版と紙媒体を活用しながら、学習をして「読む」力を付けていきましょう。時間がないという人もいます。そういう方は、読む時は細かいところにこだわらず、なんとなく読むということでも構いません。最後に和訳で意味を確認してから、再度読み直して気になったところを勉強するようにしてもよいでしょう。ポイントは「読み直して気になったところをピックアップして復習する」ということを少しでも続けていけば、気がついたら読む力が付いてくるはずです

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