[人生]特効薬”逃げて外と内を耕す”

苦しい時期は逃げていい。

人間引き際が肝心。それさえ誤らなければ再戦もできる。情報も集めて戦略を立てられる。

それなのに逃げることは悪であるという頭の悪い非難が横行している。
すいません、もう戦争終わってますよ?

どうしようもないことも、自分の力ではどうしようもない事も、生きていればはいて捨てるほどにある。

歩いていればけつまづく。歩こうとしていただけ偉いじゃないのさ。


だけども、逃げた先にそもそもの方針転換であったり、体向かう対策なりを手に入れなければ本当に無駄になってしまう。

それがわかっているからこそ、焦る。

逃げたことで一時的に周囲に迷惑をかけることまで気を回してしまう。頭の良くて優しい人は余計にその”逃げ”ができなくなる。

そして、さらに追い詰めるのが、”逃げ”るために、時間稼ぎが必要になることである。

進展のない、無意味な時間を過ごさなければならない。苦しくてたまらない。

特に、停滞の経験が浅ければその苦しさはさらに増していく。

私も、20代でこの時間稼ぎをする必要があった。

他責に自責。逃げ場はなく、詰めよられてなじられているような気分だった。

 「君は今どうしようもない隘路にはまっているように見えるし、孤独の島でひとり生きているように思えているだろうけど、時間がたてば、そうじゃないものが見えてくるかもしれないし、そうじゃない状況に変わるかもしれない、と言いたかったんですね」

あくまで、「良くなるかもしれない」という実体のない期待でしかないというのもまた、苦しみを増大させる。



その苦しみのなかで、自分自身に自信を持つといことが、唯一の推進剤であります。そのためにはシンプルながら維持することが難しいおきてがあります。

 「しんどい時の『規則正しい生活』『カロリーの高い食事』『犬を飼う』は3点セットです!」

これをみて、自分もそうしていたのだと気づきました。

入院しての投薬で、生活リズムも食事量もぐちゃぐちゃになっていました。

その3点セットはもちろんできません。ですが、学ぶ、書く、寝る、起きる、しゃべる。これらを軸に、その時に最も発揮できることを行っていました。

そのしてやっと自分を立て直すことができるように準備ができてきました。

上の生活を立て直して、次に物質的な生活をキチンとしました。

スーツを1着新調し、部屋のレイアウトを整え、モノを捨てて、書類や記録を集約しました。

気がかりなこともとにかく書き出して、対応できるものはどんどん消化していきました。


それでやっと自分が自分をコントロールできる実感がわいてきました。

ですが、この整理には終わりがないというのも、想像いただければわかると思います。現代の情報の山を整理しているわけですから。辞書を作っているようなものです。

ですが、こうしていくことで着実に自信を取り戻すことができました。取り戻したというより、作り直した似て非なるものだと思います。

その結果得られた自分の思考への自信次第で、回りとのかかわり方も自動的に変わってきます。

とにかく、自己肯定を自然にできるように、全身全霊をかけていました。

そうしていたら必然的に周囲への態度がおろそかになりました。否定的なフィードバックには、一切耳を貸さず、失敗からの学習も思った通りには行かない。

周りからしたら、育て甲斐のない人間に映るでしょう。

そのなかで、自分が周囲からみてあまり意味のない部屋の整理やデータの整理に精をだしているというのも、不安に映るようです。



こうして、外側と内側を耕して均して種が芽吹くように環境を整えています。

それがどんな進展を迎えるのかはまだわかりません。


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