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神山暮らし

3月末から始まった神山塾。
もうすぐ終わりを迎える。最終日は9月29日。あと1週間くらいか。

神山塾にくると決断する一ヶ月まえ、青くてかわいい軽自動車を買った。その青い相棒に最小限の荷物を積み込んだ。地元の長野から徳島まで、はじめての長距離運転。さぁ、冒険の始まりだ!

神山に来たばかりの頃、さくらが満開だった。しだれ桜が有名なこの町。桜の写真をたくさん撮ってはしゃいだのはもう半年まえなのか。季節はいつのまにか移ろい、蝉の声から秋の虫の声に変わった。今日は半袖だと少し肌寒いくらいだ。

神山での生活は毎日といっていいほど新しい出会いがある。その出会いからヒントを得て次に会う人が決まっていく。まるで、ゲームのようだと思った。仲間を集めて宝を探すRPG。なんかいいよね。

誰かを知ろうとするとき、どんな仕事をしているか尋ねることは多いと思う。神山塾は職業訓練なので、みな無職である。肩書きもなく所属もない。何者でもないわたしだけど『神山塾生である』というだけで神山で居場所を与えてもらった。

年齢も経歴も違う、共通項なんてほぼないに等しいひとが集まり、お互いを刺激し合い、それぞれの課題と向き合う時間だった。

5ヶ月前に数回一緒にアルバイトをした知人と、ひさしぶりに再会した。「きくちさんってそんな感じだったっけ?変わったね。きっと神山に来て癒されたんだね」と声をかけてもらった。そうか!わたし癒されたんだ。そういえば、あたらしい友達もできたし、ここにくるまえは持病のせいで、ほぼ部屋に篭っていたのに、毎日でかけられている!!!いっぱい笑っている。

気づかない間に変化していたみたい。神山はそういうところ。人との出会いはいい。
これからも持病と付き合いながら、神山で生活を立て直すべく!がんばっていきたいね。

6ヶ月おつかれさまでした。冒険はつづく…

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