もう一度コロナを振り返る
今から1年前、2023年8月にコロナ感染しました。
結局は軽症だったとはいえそれなりに地獄も感じたのでここで振り返ってみることにします。
発症 2023年8月20日(日曜日)
2023年8月20日、日曜日。
朝から風邪のひき始めのような違和感を感じていました。
お昼頃にマスクをして近くへ買い物に出ましたが腰あたりに妙な痛み。
帰宅後は部屋にこもっていましたが、何だか体調おかしいなあとずっと感じつつ、グリーンチャンネルを見ていました。
抗原検査してみた
夕方5時すぎ、体温を測ったら37度を超えているので、念のために抗原検査をしてみました。
コロナの5類移行前に東京都からもらった抗原検査キットが手元にありました。
熱は出てもコロナではないでしょうと思っていたのです。
最初はCラインだけしか出てこなかったので「ほら、コロナじゃないよね」と思っていたら…。
Cラインから2分くらい遅れて、うっすらとTラインが出てしまいました。
薄くてもTラインが出てしまったのなら陽性です。
どうすればいいの…と思いましたが時間は日曜日の夕方。
休日に発熱を診てくれる病院ももう閉まっています。
救急外来に駆け込む訳にもいかないし。
とりあえず仕事関係の人には連絡。
「コロナ陽性だったので休みます」と。
あとは「行動は明日」と決めて、テレビを見ていました。
診察 自宅療養1日目 8月21日(月曜日)
8月21日、月曜日。
朝の体温37.3度で頭痛あり。
咳と鼻水が出てきたけどいつもの風邪より少なめでした。
朝食後に葛根湯を飲みました。
9時を回ってから近所の内科に電話しました。
「コロナはもう5類なので、市販薬飲んで寝てください」という塩対応。
コロナ5類ってそういうことですか?
戸惑いながら電話を切りました。
2件目に電話した内科が予約を受け付けてくれました。
予約の時間は16時半。
熱がしんどいのでノーシンを飲んで、お昼過ぎまで寝ました。
夕方、予約の時間に診察を受けに行きました。
診察前にパルスオキシメータで酸素飽和度をはかりましたけどこちらは大丈夫。
診察はあっさりしたもので、PCR検査もなし。
抗原検査結果のスマホ写真を見せただけでコロナの診断が出ました。
ただし先生の口からは「コロナ」の言葉は出ず。
コロナとかCOVID-19と言ってしまうと面倒なことになるのかな…。
「新薬(ゾコーバ)はやめておきましょう」と言われました。
睡眠導入剤(マイスリー、ルネスタ)か降圧剤(アムロジン)との飲み合わせの問題と思われます。
8月25日まで自宅療養の指示。
帰りにスーパーに寄って数日分の食料を買い込みました。
処方された薬は次の通り。
風邪の時の薬と全く同じでした。
カロナール(解熱剤)
トラネキサム酸(抗炎症剤)
ポララミン(鼻水止め)
ムコソルバン(去痰剤)
メジコン(咳止め)
その日の夜の体温は38.4度でした。
夕食は味の素のおかゆ。
こんなにもおいしいものだったとは。
自宅療養期間
自宅療養期間は毎日7時~8時くらいに一度起きていました。
体温測定と上司へのメール報告。
朝食後の薬を飲んだら昼過ぎまでもう一度寝る。
夜までネットとテレビで過ごす。
21くらいに体温測定。
眠くなったら寝る。
こんな毎日が続きました。
自宅療養2日目 8月22日(火曜日)
カロナールが効いているのか一時的に体温が36度台に下がりました。
一瞬、これはいい傾向か!と思ったものですが…。
夕方にはまた37度台。
咳はあまりないものの、喉の痛みを感じました。
1日することは、テレビとネットと寝ること。
何もかもただ惰性でやっていました。
療養期間は会社の夏休みと有給休暇を充てました。
貴重な夏休みが潰れてしまった無念…。
自宅療養3日目 8月23日(水曜日)
朝の体温38.5度。
熱が出ているときのポカリスエットは普段より旨いと感じるものです。
気がついたら月曜日に買っていたポカリスエットの残りが少なくなっていました。
そこで近所のコンビニに買いに行きました。
一緒にアイスも買ってきました。
買い物の時はもちろんマスク着用で、できるだけ会話をしないように気を付けました。
これで残り2日分の買い出しはOKのはず…。
夜の体温、37.3度。
喉の痛みが引いてきたような気がしました。
自宅療養4日目 8月24日(木曜日)
夢を見ました。
お寿司を食べる夢を。
自宅療養が終わったら最初にお寿司を食べようと決めました。
朝の体温、36.6度。
ようやく平熱まで下がってきました。
喉の痛みはあるものの、普通に過ごせるほどには回復しました。
自宅療養5日目 8月25日(金曜日)
自宅療養期間の最終日です。
この日の朝の体温も36.6度。
体調が大分回復してきたような気がしました。
体調がよくなったので、コーヒーを飲もうとしました。
しかし、ドリップバッグの封を開けても、お湯を注いでも全く香りが感じられない。
粉が古いわけでもないのに…。
ここで初めて、嗅覚障害に気がつきました。
味覚は残っていたのに、嗅覚だけがやられていた…。
そして8月26日午前0時の自宅療養期間終了を迎えました。
自宅療養期間終了 8月26日(土曜日)
自宅療養明けのお昼前、まずはお寿司を買いに出かけました。
療養中にお寿司を食べる夢を見て、自宅療養期間が終わったら食べようと思っていたのです。
自宅療養完了のお祝いも兼ねて。
セレオ八王子のちよだ鮨で買いました。
自宅療養明けのおかげでいつも以上においしく感じました。
お昼の後は、体力を取り戻すため、ちょっと歩いて買い物に出ました。
そして、日曜日を挟み、8月28日から職場に復帰することができました。
その後
自宅療養が終わってから2週間近く、嗅覚障害は残りました。
たまに一瞬だけ匂いを感じたときもありましたが、すぐにまた何も感じなくなっていました。
ある日、突然に匂いを感じるようになり、嗅覚障害が収まりました。
無臭の世界から解放された時は、とても嬉しいものを感じました。
深刻だったのが体力低下。
コロナになってからと息が上がるのが早くなりました。
ちょっとした坂や階段を上るだけでも息切れ。
長く歩くと疲れる。
軽いブレインフォグもありました。
感染後1ヶ月くらいでカラオケに行ったら、全く歌えなかった。
歌詞が出てこない、メロディがわからなくなる、だから歌えない。
頭の中が真っ白になっていたのです。
10月に応用情報技術者試験を受けました。
しかしまだ頭が回らず、問題を解くのに苦労しました。
午前はなんとか合格できましたが、午後は51点という最悪のスコアで不合格でした。
それらがやっと回復してきたのは11月頃だったでしょうか。
感染してから回復まで3ヶ月もかかったことになります。
なぜ感染したのか
それにしても、なぜ去年の夏に感染したのでしょうか。
去年の夏でしたら、まだマスクを外さずに行動していました。
その状況で感染した理由は…。
おそらく職場環境だと思うのです。
当時の案件先は執務室がタコ部屋でした。
さらに休憩室も過密状態でした。
あの職場では、ある程度警戒しても、防ぎきれない何かがあったような気がします。
その職場の案件は、幸い今年の3月で終了することができました。
体調面では、当時は暑さで夏バテ状態でした。
外へ出る元気も少なかった。
おかげで体の抵抗力が落ちてしまい、コロナ感染を防ぎきることができなかったのではないかと。
そこで今年からは、夏場の外出(少しでも外に出る用にする)や運動(屋内ジムで行う)など気をつけるようにしています。