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#14 流れ弾~2021年 さいたま30日 vol.2

久々に「たまアリ」に来た。
日向坂の「こん好き」のライブ以来か。

さいたま新都心駅の改札を抜けて、けやき広場辺りに来ると、物凄い人混みで、しかも来場者の熱気が凄い。
これは「たまアリ」のキャパがそうされるのか、それとも緊急事態宣言が明けたからなのか、とにかく昔のライブ会場を思い出した。

日向坂のライブで、客が半分は入れ替わったと書いたが、櫻坂は意外と変わらない気がした。
それはバックスライブの時にも感じたが、今回の「さいたま」公演は特に感じた。

おそらく日向坂はコロナ禍でも、順調に活動しており、新規ファンを獲得してきたからなのに対して、櫻坂はコロナ禍の中で改名したり、シングルリリースをしたりと、あまり順調ではなかった。

実質上の欅坂のラストライブである東京ドームから、ライブ配信等は行ったものの、急に活動停止で改名と言う流れの中で、欅坂からのファンにとっては思い残しがあるのだろう。

故に、昔ながらのエグい出で立ちの「ケヤヲタ」もいたりした。
菅井のおそらくは歴代推しメンタオルを腰にグルっと垂らして、まるでタコのような出で立ちは、やや滑稽ではあるが、昔は結構居たものだ。
特攻服とかに「齊藤京子 我が命」と刺繍されている等ね。

まぁ、要するに、少し治安が悪い(笑)

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まず、入場する前に、新しく藤吉の推しメンタオルを買わなければならない。
もちろん、既に購入済みで、後は会場で受け取るのみなのだが、「たまアリ」規模だと、かなり列に並ぶ事となる。
これも昔のグッズ売場見たいで懐かしかった。

余談だが、生写真を買う人の後ろに並ぶと、地獄を見る(笑)
いちいち、スタッフが確認するから。
メンバーを把握しているスタッフならば、それなりに早いのだが、知らないと大変。
クニラの両隣は列が縮まるのに、クニラだけ待たされる。

まぁ、スタッフにメンバーの顔と名前を一致させるのは酷と言うものだ。
興味がないアイドルグループでの最難関事項なのだから。

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さすがに「たまアリ」ともなると、このようなイベントは頻繁なので、スタッフも慣れている。
入場の際の広報も的確だし、人の捌きも的確だ。

あっと言う間に会場内へ入れた。

クニラの座席は200レベル(2階)の上手側。
位置的にも、ややメインステージ寄りで、スタンドの少し上。
ライブを観戦するには丁度良い席だ。

今回はツレがいたのだが、クニラとツレの両隣は空席なので、ベストな席と言える。

おそらくメインステージからの距離は小倉と同じぐらいなはずなのだが、展示会場だと平面なので、明らかにドブ席だったが、角度があるだけで、良席に変わる。

日向坂のライブでは感じなかったが、会場内も昔の雰囲気があった。
サイリウムをクルクル回して、向こうのスタンドとコミュニケーションを取ってるヤツも多いし、全体的にザワザワしていた。
何かのきっかけで「俺の嫁」合戦が始まるのではないかと思う程。

これは「たまアリ」と言うキャパなのか、埼玉と言う土地柄なのか。
または、ツアーファイナルと言う事もあり、情報がかなり出ているため故の会場全体の余裕なのか。
小倉を観たクニラからすれば、全然違う雰囲気であり、良し悪しは別として、相当、出来上がった空間であった。

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【セトリ】※カッコ内はセンター

~影ナレ~
上村、尾関、原田
東京近郊チームでの影ナレ。

1.OVERTURE
クニラは散々スティックバルーン不要説を記事にしてきたが、あまり気にならなくなってきた。
何故ならスティックバルーンを持ちながらコールの動きをする客が増えたから。
このライブに限れば、ほぼ全員がそうだった。

これはある意味、声を出せない時代のライブのあり方、その完成形ではないのかと思った。
そうなるとスティックバルーンを持たないクニラが悪者になるのだが(笑)
サイリウムは白で統一されていた。

■VTR
これは小倉の記事でも書いたが、OVERTUREの後は必ず曲を入れた方が良い。
何のためにOVERTUREで会場を温めたのか。
しかも、このVTRはメンバー紹介的なVTRである。
それはOVERTUREでやっているのだから2回はいらない。

もちろん「Dead end」の森田のせり上がり演出を際立たしたいのだろう。
そして、その演出は成功している。

ならば、もう少しVTRの尺を短くすれば良い。
メンバーがメインステージへと向かうシーンだけで良い。
そして、メインステージのスロープからメンバーが登場、最後に森田がせり上がるで、演出は成り立っている。
またはOVERTUREの前にVTRを流すかだろう。

2.Dead end(森田)
小倉ではリリース前だったが、今回はリリース後でもあり、また、ツアー中に何回も披露しているので、オープニングに相応しい曲に仕上がった。
サイリウムは赤。

この曲のイントロは、かなりカッコいい。
イントロでツレがスワションしたのが分かった(笑)
今後、1曲目として定着するかも。

3.Plastic regret(藤吉)
書いてて気づいたのだが、小倉では、この曲と次の「半信半疑」の曲順が逆だった。
福岡公演の次の愛知公演からのようだ。
それともクニラの勘違いか?

何であれ「Dead end」で会場が出来上がっているので特に問題はない。

今日も藤吉は仕上がっている。

■ダンストラック

4.半信半疑(山﨑)
天ちゃんの髪型が、少し「おばさん」ぽくて、気になったが、天ちゃんも仕上がっている。

■MC

5.Microscope(藤吉)
曲の間奏でピタゴラスイッチのような演出があるのだが、今回は俯瞰で観られたので、面白かった。
(小倉の時は平面ドブ席なのでよく見えず)

6.君と僕の洗濯物(森田)
Microscopeもそうだが、この曲も聴けば聴く程、良い曲になっていく。
櫻坂全部の曲がそうかも。

■ダンストラック
小倉の時は、ちょいちょい入るダンストラックがウザかったのだけど、今回は全然気にならなかったなぁ。
やはり席の問題なのだろうか。

大園と理佐の傘を差して見つめ合うシーンはゾクゾクした。

7.偶然の答え(藤吉)
前のダンスの段階で、サイリウムが徐々に青に変わっていく。
しっとりとした雨傘ダンスの後の「偶然の答え」、会場全体が青一色。
曲によってサイリウムの色を統一するのは欅坂の文化。
国全体で守っていきたい。

■ダンストラック
森田のソロダンス。

8.ブルームーンキッス(森田)
これもサイリウムは青。
ツレがライブ後に言っていたが、森田の決め台詞で、森田は顔や雰囲気をちゃんと作ると。
やっぱり、そうでなくてはならないと言っていたが、確かになるほどと思った。

もう1点、後ろのその後ろの2人組の客が、ライブ開始前からスティックバルーンをパンパン鳴らして、はしゃいでいて、かなりうるさかったのだが、この曲のAメロをパン パンパパン パンパパンとスティックバルーンで叩き出しのを聴いて、これがスティックバルーンの弊害だと思った。
結局、スティックバルーンってビニールの破裂音なんだよ。
手拍子は時に心地よいが、破裂音は心地よくない。
まぁ、コールだって、昔は邪魔だと良く言われていたから、お互い様なんだけども。

9.最終の地下鉄に乗って(森田)
サイリウムは黄色で統一。

10.思ったよりも寂しくない(山﨑)
サイリウムはオレンジみたいな情報が流れていたが、統一はされず、そのまま黄色だった。
こう言うお約束が浸透しない事もあるからライブは面白い。

トロッコ演出は変わらずで、センターステージでの披露となる。

11.それが愛なのね(山﨑)

■ダンストラック

12.ソニア(小池)
バックスメンバーの曲。
なるほど、このために小池と藤吉を櫻8から落としたのかと思った。
バックス曲とは言え、センターはセンターなのだから、ある程度、客からの食い付きがあり、実績のあるメンバーをセンターにしないとね。

欅坂の幻の名曲「10月のプールに飛び込んだ」を彷彿とさせるメロディーは、クニラの超好み。

■MC
松田の進行。
ワチャワチャ感は良いのだけど、メンバー同士で話し始めたりして、ややもすると客を置いてきぼりにするような箇所があるのは良くない。
そもそもMCが長い。
着替えがあるので仕方がないが。

13.Nobody's  fault(森田)
サイリウムは白。

14.なぜ 恋をしてこなかったのだろう?(藤吉)
今回はこの曲を観に来たと言っても過言ではない。
クニラはセトリを知っているのだが、分かっていてもイントロでスワションしてしまう。

演出は小倉と変わらず、白布巻き付けで、メインステージ中央の高台ステージで踊る藤吉。
その顔がビジョンに映るのだが、神々しいとしか言い様がない。

やっぱり間奏後のラスサビがクライマックスだ。
♪なーぜー♪まで、立て膝で顔を伏せ、♪恋をして♪で踊る決めの振りは圧巻だ。

15.Buddies(山﨑)
これもセンターステージで披露。
クニラ的に曲としてはあまり好きではない。
ライブとしては盛り上がるけども。
サイリウムは白と桜ピンク。

16.BAN(森田)
ここまで来ると何も言うことがない。
曲が強すぎる。
結局、スワションするしかないじゃないー(笑)
桜吹雪の演出は、確かバックスライブの時も同様だったが、曲の疾走感に合っている。
サイリウムは赤。

■VTR
山﨑のみメインステージに残り、携帯電話を使用している演技がVTRの山﨑の映像とリンクして、メインステージが暗転。
そこからビジョンでのVTRが流れるのだか、これも少し長い。
まぁ、早着替えなので、ある程度、尺が必要なのは仕方がないのだが。
舞台の桜吹雪の掃除もあるし。

ただ、セトリを知っていると、若干もどかしい。

17.流れ弾(田村)
ツアーラストの公演なのでサプライズで赤衣装バージョンもあるかなと、密かに予想していたが、やっぱり黒だった。
だからと言ってガッカリはしない。
それはクニラが欲張りなだけだから。

ただ、いつか赤バージョンも生で観たいなぁと思う。
サイリウムは赤。

曲が始まる前に田村が拳銃を撃つ演出があるのだが、その拳銃をどうするのか見ていたら、せり上がりの穴に投げ込んでいた。
曲の最後に、また拳銃を拾うのだが、それもせり上がりからから出てきたはずなのだが、全然気づかなかった。

ただ拳銃を撃つと言う演出だけでも、前後の段取りが必要であり、その段取りを間違えると大事故に繋がってしまう。
そんなリスクを追ってでも、完璧な世界観を作り上げて披露した「流れ弾」は、この1曲だけでも観に来る価値があると思った。

■エンドロール

~アンコール~

18.無言の宇宙(理佐)
セトリのカッコ内のセンター名を書いていてもセンターの数が増えている事が分かる。
これが本来なら欅坂でやらねばならない事だったのだと思う。
表題曲ではないが、理佐が公式にセンターに選ばれた事は欅坂からのファンは感慨深いものがある。

■MC
ここもメンバーの衣装チェンジ待ちなので仕方がないが、MCが長い(笑)
まぁ、最後は「櫻坂の詩」なので会場の熱量はあまり関係ないが、に、しても長い(笑)
これは日向坂にも言えるのだが。

19.櫻坂の詩
サイリウムはサクラピンク。
小倉の時は指定がなかったので、白とかピンクとか混じっていたが、MCで色を指定しきたのでピンクになった。
これは分かりやすくて良い。

直前のMCが長い分、その後に壮大な3拍子の曲をやるって言うのは、クニラ的に少しシラケる。
嫌いな曲ではないのだけれども。
そもそも「○○の詩」系の曲は必要なのか?
それならば尺を調整して、Wアンコールのラスト1
曲にした方が締まりがある気がした。

小倉では「無言の宇宙」は披露していないので、アンコール登場後、いきなりMCだったが、そこまでMCが長く感じなかったのは、MC前に曲をやってないからだと思う。

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【総評】
クニラは、この秋、櫻坂と日向坂のツアーを計6回観に行った。(実は31日も行った)
その中で、この日の櫻坂のライブが1番良かった。

日向坂と単純に比較するのは良くないのだが、「おひさま」としての贔屓目を差し引いても、この日の櫻坂のライブは素晴らしい公演であったと言わざるを得ない。
有明の日向坂ライブに一緒に行ったツレと、今回も一緒に行ったのだが、まさかの箱推し変する発言があったぐらいだ。

それには様々な要因があるのだが、それは次の31日の記事で書く。(セトリが同じだったので書く事がない)

もう少し1曲1曲の感想を書ければ良いのだが、なんてったって、こっちはライブに参戦しているので、記事を書くのは二の次になる(笑)
(クニラの記事はあくまて備忘録なので)

まあ、一応、印象深いところは意識して、その場で記憶するのだけども、結局、感動で直ぐに忘れちゃう(笑)

だって、仕方がないじゃない。
眼を閉じて浮かぶのは、ビジョンに映る仕上がった藤吉夏鈴の顔だけなんだもの。

おわり。

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