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DJやりたいんだけど、どこへ行けばできる?~DJ初心者に向けて贈る、経験者が語るDJになるまでの地道な道のり~

DJやりたいんだけど、どこへ行けばできるの?
どこかで募集しているもんなの?

初めてDJやる人からしたらそうゆう疑問はあるあるですよね。

そして、、、
募集している場合、どうゆうところに行くのがおすすめなの?
あるいは避けた方がいいところとかあるのかな?

ってゆう疑問が次に出てくると思います。

また、、、
そもそもDJのスキルとしてはどれぐらいのレベルが必要とされるの?
いきなり初心者が行ってDJやらせてもらえるの?

という疑問が出てくると思います。

この記事では、そういった、
DJってどこへ行けばできるの?やらせてもらえるの?
という疑問に対して、自分の体験談を通して答えていきたいと思います。

1.DJを募集しているお店をチェック

自分がDJを始めようと思った当時、あまりDJ募集の情報がなかったですね。

とは言え、クラブやバーのフライヤー(DJ募集が書かれていないか?等)とかを探すようなことはしていませんでした。(笑)

まずネットで探そう、と思いましたね。
ただ、当時は今のようにSNSがそこまで盛んではなかったです。

なので、SNSのさきがけ?であるmixiで近所でDJ募集していないかチェックしてみました。

そうすると、いくつか出てきたので、詳細をよく見てみました。
クラブのオーガナイザーが募集しているものや、バーのマスターが募集しているものなど、いくつかあり、ネット上でわかるお店の雰囲気や募集条件などを見て、2つぐらいに絞りました。

1つはクラブのオーガナイザーの募集、もう一つはDJバーの募集でした。

2.実際に行ってみた

結論として、クラブのオーガナイザーの募集についてはあまり詳細には書きません。。
実際に合って会話してみましたが、スピード感がなかった(なかなかDJとして始めるまでの具体的な流れが見えなかった。。)のと、自宅からの距離がちょっと遠かったのでやめました。。

なので、ここでは、DJバーの募集について詳細に書きます。

ネットでDJ募集していたバーへ行ってみました。

住所を頼りに最寄駅でおり、バーへと向かいました。
近辺はめちゃくちゃ繁華街でこの辺りのバーなんてお客さん多そうだなと思い歩いていました。

ただ、バーへ近づくに連れ、少しずつ繁華街から離れていくような雰囲気で、とはいえ、まだ賑わっているエリアという感じでした。

バーへ到着、ビルの地下でした。
1階から上は何かしらテナント?という感じで、夜は真っ暗なので何をしているところなのかわかりません。
バーの看板が明かりに照らされて目立っている状態でした。

地下へと続く階段があり、少し緊張しながら下っていきました。
そうすると、目的のバーが見えてきました。
そのバーの向かいにはスナック?があり、そこも賑わっているようで、中から笑い声が漏れてきていました。
そして、自分の目的のバーの入口まで来たら、「よし、行こう!」と思い切ってドアを開けました。

カランコロンカラン!そんな音がしたのを覚えています。
開けると目の前はトイレで、あれ?っと思いました。
入って左側へ店が続いており、ぱっと見は通路とバーカウンターしかないような感じでした。

結構狭いのかな?と思いましたが、奥の方を見ると広がりがありそうな雰囲気でした。
バーカウンターの中には、見た目はあまりバーの店員には見えないラフな服装の中年のおじさんが立っていて、

「いらっしゃいませ」

としっかりした声で迎えられました。

「あのー、mixiで連絡させていただきました、DJ希望のものです。」

「あ、そう、じゃぁとりあえず、そこに座って」
とバーカウンターへと促され、

「とりあえず、何か飲みなよ」と。

「じゃぁビールお願いします。」と答えました。

ビールサーバーから注がれたビール(ハイネケンでした)はめちゃくちゃうまそうで案の定、美味かったです。。

バーカウンターに座ると、店の奥まで見渡せました。
それほど広くはないですが、テーブル席、ソファ席もあり、薄暗いですがいい雰囲気でした。
ダーツもありました。
当然、DJブースもあり、一際、異彩を放っているように見えました。(笑)

壁はコンクリート打ちっぱなしで、間接照明、バーカウンター側はお酒がずらっと並んでおり、DJブース側はレコードやらCDやらが並んでいました。

そして、店内はレゲエ音楽が流れていました。

すごい良い雰囲気!
率直にそう思いました。

で、
それから、いろいろ自分の素性についてあらかた話をしていると、マスターはもともとフランクな感じの話し方でしたが、話すにつれ一気に距離が近づくというか、口調がきつい感じになってきて、なんだか説教的な雰囲気になっていったんです。。

「どんな音楽がすきなの?」

「ヒップホップとか好きですね。」

「どんな?」

「〇〇とか●●とかですね」

「それってヒップホップか?(笑)」
とか、、、

「初心者なのでいろいろ教えていただきたいです。」


「お前、教えて教えてっていうけど、誰も教えないよ?そうゆうのは上手い人のプレイを見て盗むもんだから」
「そんな中途半端な姿勢だと成長しねえよ」
「やるなら定期的にちゃんと来いよ」
「どこから来たか知らねーけどあんまり横浜なめんなよ」
「横浜はな・・・」
・・・

という感じでした。。

徐々にこちらも苛立ち始めました。。
とはいえ、まずは下手に出ようと思い、数々の叱咤を受ける度にバーカウンターの下で握りこぶしを震わせていました。。

一通りの説教?(笑)が終わると、

「じゃぁ今度はレコード持って来いよ」
と言われ、

「はい、今後よろしくお願いします」
と言い、店を後にしました。

店を出て即行、イライラを落ち着かせようと煙草に火をつけました。(笑)そして、仲のいい友人に電話をし、すぐ飲みに行くことになりました。

飲みに行くや否や、自分は今日行ったバーの話(愚痴?)を延々と始めました。

「教えて教えてじゃぁ教えねーよ、横浜はこうだから、舐めんなよ」
やら、
こんなこと、あんなこと言われた、マジないわ、
そんなことを言っていたのを覚えています。

友人は淡々と聞いてくれていて(もともとそうゆう良い奴(笑))、一通りこちらの愚痴を聞いてくれた後、ポロっとこんなことを言ったんです。

「教えてくださいって言っても誰も教えねーよ、って言われたようだけど、横浜のDJ事情はこうだ、とかもうすでにいろいろ教えてくれたんじゃないの?説教みたいな感じだったのかもしれないけど(笑)」

「・・・・・。なるほど…確かに。。」
そう思いました。(笑)

なんかそれを聞いたとたんちょっと行ってみようかなと思いました。
昔気質のツンデレなのかもしれん。。(笑)
そんな感じで気分がすっと晴れたのを覚えています。

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