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鹿児島未来170人会議での質問へお応えします!パート3

毎度、結構真面目にしっかり書いてるこちらの記事ですがw
もう少し、気楽に見てもらえるように、少し気さくに書いていこうと思っています。
まあ、変わらないかもしれませんがw

先日、鹿児島市内にある中学校へ、お話をする機会をいただきました!
内容は、職業講話だったんですが、中身にゲーム依存の話を少し折り混ぜてみました。

子供達自身も、そう言うのがあるってことを知り、少しでも自分ごと化してくれたらいいな〜と思いながら。
感想は聞けなかったので、近いうちに先生に子供たちの反応を聞きにいこうと思いますw

それでは、質問へのお応え続けますね〜

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質問11)依存症になりやすい人の特徴は?
→依存症は、脳のドーパミン等の感受性やアルコールの分解酵素など、体質遺伝が40〜60%程度影響を与えると言われています。
ただ、それ以上に、誰にでも共通して言えることに「孤独感」があります。

別名「愛の病気」と言われる所以でもあるんですが、愛を受け取れず孤独感を感じることでなる病気です。
そこには、親子関係や家庭環境、社会環境など、様々な要因が複合的に影響を与えています。

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質問12)アルコール以外の依存症も同じ脳のメカニズムなのか?
→依存症の脳のメカニズムは、「報酬系」や「快楽回路」などと言われ、同じ回路形成をすることが分かっています。

この回路が、コントロール障害と言われる「意思の力ではコントロールできなくなる脳の仕組み」です。

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質問13)依存症になって悪いことって何があるの?
→これって、私には目からウロコな質問だったんですよね〜。
すごく「なるほど〜。そう言う風に思う人もいるんだ〜」っと。

なぜって、私は依存症家族経験者で、嫌な思いを一杯経験したから。
依存症って病気を知る前から、嫌なことしかないって思ってたんだよね〜。
今こそ、この病気と出会って多くの学びを得て、感謝すらしてるけれども、、、w

◉身体問題
薬物やタバコなども様々な身体的問題を引き起こしますし、アルコールは肝臓疾患だけでなく、癌など全身で様々な疾病を引き起こします。依存症は、様々な部位の身体損傷や、脳の萎縮や麻痺などによる機能障害も引き起こします。性機能の障害も出やすいです。

◉人間関係
精神的に不安定になり、感情のコントロールが出来なくなり、友人関係や家族関係においてトラブルを起こし、関係を失う人も多いです。

◉社会問題
依存行動を繰り返すことで生活が乱れ、学校や仕事に行かなくなり、不登校や職を失うケースは多いです。
また、問題行動が犯罪につながるケースも少なくありません。

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質問14)ストレスを解消できる方法を自己理解できているのに、なぜ依存症は悪いことなの?
→まずは、依存症はダメで悪い病気だと思わないで欲しいです。
癌も依存症も、誰もなりたくてなっているわけではないですし、なった人を責める理由もありませんからね〜。

依存症は、ストレスに対処するために短かで手軽なものを、繰り返し繰り返した結果でもあると言えます。
そう言う意味では、ストレスに対して自己治療したことでなってしまう病気だと言えます。

とは言え、脳の仕組みがそうなっている以上、一つの方法でストレス対処をすることは、危険だと言うことが分かってきます。
依存症という病気を知り、予防の方法を知ることが大事になります。

ここで上げられている、ストレスに対処する方法としては
多くのストレス対処法を身につける、持っておくことがとても効果的です。
更に、五感を刺激する方法を取り入れることも有効です。

例えば、「温泉に入る」「好きな音楽を聴く」「外を散歩する」「美味しいものを食べる」「友達や家族と会話を楽しむ」「好きな本を読む・映画を見る」などなど

様々な方法で、ストレスを解消する術を身につけてくださいね。

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質問15)どれくらいの期間で依存症になるの?
→依存症になる期間は、年齢や性別や体質や依存する物や事によって違いがあります。
そのため、一概に言えないですし、気づいたらなっている病気なので、本人は病気になってしまっている事に気づかず、長く苦しむことも少なくありません。

例えば、10代の子のゲーム依存は、3〜4カ月でもすでに危険な状態になり問題行動など引き起こします。
1年が診断の目安にはなっていますが、実際はもっと短い期間ですでに依存症になっている人も少なくありません。

性別でいうと、女性の方が男性よりも、短期間で依存症になることが分かっています。ホルモンや体格の違いなどが影響していると考えられています。

また、成人してからお酒を飲み始めた人よりも、未成年から飲み始めた人の方が依存症に早くなりやすく、進行も早く重症化しやすいと言われています。

また、短期間で依存症になりやすいものとしては、タバコがあげられます。

さて、質問の内容もあと5つです。
次回で質問に対するお応えは終わりそうです。

以降は、また違った切り口で依存症に関する情報や、予防などをお伝えしていきたいと思います。

いつもありがとうございます。

kuniko

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