洋花パロ本“好(ハオ)”の話

先日再通頒の終わった“好(ハオ)”(以下ハオ)の、制作裏話です。ご興味ない方はとことんない話だと思います。

※これは第一版刷り上がり時に撮ったもの。洋花ウェブオンリーに合わせて、ログ本ともう一冊としてハオを書きました。

 ザファを見てから洋花にドボンしてエックス(旧ツイッター)でちまちま妄想をS Sにしていたある日、洋花ウェブオンリーが開催されることを知りました。私は二次創作2ジャンル目?なのですが、前ジャンルのそういうイベントに一度も参加したことがなく、今回も自分は見るだけでいいかなと思っていました。でも本を作るのは大好きなので、ログ本を作ってオンリーが終わった後にBOOTHで通頒しようかなと思っていました。(その時も作れたらでいいかな、くらいの感覚)

 日に日にオンリーの日が近づくにつれ、カレンダーを見て印刷所さんの早割を思う日が増えました。

 どーする……

 出るか……

 作るからには出たい……!

 そんな欲が出て来て、何度か主催のさたん1さんに問い合わせさせて頂き、(その節は本当にありがとうございました)不安が拭えたところでその日は3月頭でした。
 洋平ウェブオンリーは3/31です。
 ログ本は原稿がほぼできてる状態なので、まとめて校正するだけ。一冊はでるから、ウェブ展示に一本書くか! と申し込みを決めました。

ウェブ展示はこれにしようかな、と決めました。

 ハオをお手にお取りくださった方にしかわからないことなのですが、奥付けにスペシャルサンクスの名前があります。前ジャンル、鬼滅の刃の善逸✖️禰󠄀豆子ちゃんの文字書き仲間で大好きな方です。毎日一通はDMを交わしている友人なのですが、腐の別ジャンルに行った私ともいまだに仲良くしてくれています。その方にもちろん(自然な流れで)洋花ウェブオンリーの話を相談しました。
 ログ本を出すことを伝え、ピスクスのHOWTOを教えてもらい本当におんぶに抱っこで申し込みました。
 そして私はカレンダーを見ます。
 その日は3/10。
 いつもお願いしている印刷所さん、ブロスさんは二週間前に入稿すると20%オフが適用されます。3/31の二週間前は3/17、今日は3/10(水戸の日)。いけるかもしれない……と謎の勢いに乗って、前ジャンルの友人に宣言しました。

「書き下ろしでもう一冊だす!」

 友人はにくなら筆も早いしいけますよ!と背中を押してくれました。
 
 一週間で書き下ろし一冊書き上げるというタスクは育休中だったからできたことですが、私にとって初の試みであり、挑戦でした。そして痛感しました。モチベーションを保つのが難しいということを。
 絵師さんたちがよく進捗、と神絵をチラ見せしてくれますが、あの気持ちがわかりました。
(ちょっと違うかもしれないけど)なんのリアクションもないものを一人書き続ける辛さ、これ大丈夫……?誰かに大丈夫って言って欲しい!!となったからです。(私の場合)

 友人に進捗を聞いてもらっていることで何とか気を保っていましたが、やはり無理かもしれない、ダメだウェブ展示にしようかなと何度も弱音を吐くうち
「じゃあ初稿送ってください。読みますから」
 という天の声をくださったのです…!

 章が書けた毎にスクショして(スマホで書いています。貼り付けたりログインしたりが極限めんどくさかったのでベッターとかも使いませんでした)鍵アカウントのサークルに友人のみを追加し、ツイートする形で読んでもらいました。サークルは漏れたりしていた方もおられたみたいですけど、私の場合はよくわからないです…まぁいいか…みたいな感じで友人のみ見れるツイートを繰り返しました。

 ありがたいことに感想をくれて、おもしろい大丈夫、このまま突き進めの3点を重点的に言ってもらえて最後まで書き上げることができました……!本当にありがとうございます…!

 赤子が寝ている間にパソコンでしかできない作業を済ませていたのも功を奏したのかもしれません。
 そんなわけで、友人の助けを得てなんとかハオは形になりました。本当にありがとう。。

 書き下ろしのみで本を出すのが夢だったので、夢が叶いました。洋花のくれる機動力のたまものです、ありがとう…✨✨
 パロがどの程度受け入れて頂けるのか読めず、印刷部数を迷いましたが、気に入っている話なので最通頒を決めました。


 ありがたいことに手にして頂いた方から感想や「よかったよ!」という声を頂戴したり、街中華にご飯を食べに行きましたなんて素敵な経験を教えてくださる方もおられました。
 
 また洋花パロを何か書いてみたいなぁと思っています。どうか温かい目で見守っていただけると嬉しいです。

ここまで取り止めもない文章を長々と書きましたが、お読みくださりありがとうございました。


二版は表紙を変えてみました。
一版のエンボス布目という紙が大好きです。

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