2023.01


光陰矢のごとくゴリゴリと人生削ってくるので思い出を残しておきます


2023.01
・元旦にスラダンの映画見に行って序盤から音の良さに感動。全体の半分近くを占める家族の話が、分かりやすい和解で終わっていないのが丁寧でとても良かった。リョータと彩子さんのシーン本当に大好き。

・夫の実家へ新年の挨拶。いつも心配になるぐらい手伝いをせず申し訳なくなるけど、年末から沢山のご馳走を用意してくださるので有り難くいただく。甥っ子とSwitchスポーツをするも大人気なく連勝し、物凄い空気になったまま帰宅。

・祖父の急死の連絡を受け、ひとり新幹線で青森へ。両親と不仲だったこともありもう15年ぐらい会っていなかったので、悲しいは悲しいんだけれど、具体性をもった悲しみが来ず、新幹線の車内で何を食べようか、などと考える呑気な罰当たりさがあった。
青森は寒く、葬儀場は暖かく、祖父のいる場所はキンキンに冷やされていた。母と祖母の関係が特に最悪なので心をオフにして行ったはずなのに、想像以上に祖母が優しく、私が来たことを本当に喜んでくれた。こんな事なら祖父がいるうちにもっと会いに行けば良かった。
通夜が終わり、母と私が椅子を二つ並べて祭壇の前に座る。こんなに突然なんて、まったく…、と言いながら祖父のことを話す母が、本当にただの「娘」で、こんなにも娘の態度をして遺影を見つめてる母を見て、祖父がもういないということがついに現実と結びついて、私はこっそりと泣いた。

・祖父を見送り、新幹線と電車を乗り継いで帰宅。家に無事帰ってほっとしたのか高熱が出て数日寝込む。(コロ…ではなかった)
ベッドに横たわりながら、ぼんやり家族とか将来とかのことを考えた。
葬儀が終わった日、叔父が仏壇に線香を供えるやり方を見せて教えてくれた。
「○○(私の本名)が住んでる所は田舎じゃないから機会が少ないだろうけど、こうやって自分たちはやってる。ちゃんと見て覚えて。」
叔父はまだ40代だけど確実に家長で、上の世代から教わった事を下に繋げる責任を背負った振舞いをする。
線香のあげ方なんて人それぞれ・ネットで調べればわかる、という考え方も勿論正解だけど、叔父から教わったことはその光景含めてずっと忘れないだろうし、私が将来人に教えるときも叔父の話すトーンをなぞると思う。
自分らしく生きることと家族の結びつきを尊重することの両立は出来るのか(出来る・出来ないではなく、グラデーションをもって丁度良い場所に着地できるのか)とぐるぐると考えてたら熱が上がってる感じがしたので、諦めて布団を被り、ぐっすりと寝た。

・1月下旬の土曜、早朝5:30に家を出発し築地へ。
お目当てはインスタで見たデカい太巻き。開店したてだったのか数組しか並んでおらず無事購入し、イートインスペースで食べた。寒波が押し寄せていたあの日、夜明け前の真っ暗な築地でひえっひえの太巻き食べて芯から冷えたこと多分この先ずっと忘れない。(味は最高)
その後卵焼き食べて本願寺まで散歩した辺りでだいぶ辺りが明るくなり、大半の店が開き始めた。
一番楽しかったお店はここの食器店。

朝市の感じで店先までずら〜っと食器が並んでいて見てて楽しいし安い。丁度年末に割れてしまった醤油皿をふたつ購入。
家がとにかく狭いのであまり皿を増やさないように気を付けているが、買うときはなるべく旅行や観光で出掛けた先で、ふたりで選んで買うようにしている。なんとなく買ったものより愛着が湧くし、ご飯を食べながら「このお椀は引っ越してきてすぐ近所で散歩したときに買ったやつ」「この丼は鎌倉の奥まった店で見つけたやつ」などと思い出すのが老人っぽい楽しみで良い。

・ネトフリアニメのONI、とても引き込まれて一気に観た。キャラの表情が魅力的だし山の景色が本当に綺麗。かっぱ可愛い。主人公おなりのスランプに胸を痛めたりぽんぽこのような展開に一瞬ヒヤリとするけど、みんな良かった。。。と思えるラストでした。

・1月末はateezさんのリリイベ。お見送りは前回同様記憶が無く、一緒に行ったお友達に8人の座り順、髪型、服装を後から全て教えてもらい脳内補完した(介護?)
エアハイタは思ったより流れ作業ではなく、粘れば20秒ぐらい話せたと思うけどこちらの心臓が無理だったので自ら剥がれていった。
ヨサンさん顔綺麗〜だしめちゃくちゃウンウン頷いてて可愛かった。ジョンホさんは成人男性と赤子のハイブリッドでずっとニコニコしてたし、明らかに歳上の相手に可愛い〜と言ってくださり大変恐縮だった。アイドルみんな輝いてて偉くて大好き。

・1月、ベルセバの新譜に救われまくりました。


隙間風がやばいスタバで震えながら書きました