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機会は見極めなければならない

すべての物事にはタイミングがあって、このタイミングという「力」は個人の体力や能力それらより強いと個人的に思ってる。

よく例えられる「就職」「結婚」、もっと身近に言えば「友達と遊ぶ約束」「割引のシール」これらすべてにおいてタイミングという機会が存在して、それは株価のように常に変動している。変動する原因は季節によるものかもしれないし、時間によるものかもしれない。子供の頃に母親に話しかけようとしているときですらも、夕食の準備しているときなのか、運転しているときなのか、朝起きた直後なのか、仕事から帰ってきたときなのか、それらはたとえ同じことを聞いたとしても反応は違ってくる。

前に病院に行ったときに「早く終わるから午前に行こう」と午前に受診してみると、同じように考える人達がたくさんいて時間がない急く対応だった。一方で何度か受診してたまたま午後に病院に行ったときがあり、そのときは丁寧に対応してもらったことを思い出す。あれは午後のほうが患者が少なかったんだろうと思う。

似たようなことはどこにでもたくさんある。例えば昼頃に食事をするとき一つでも、散髪をしてもらう時間についても、旅行に行くとき平日を選択してみたりなど、こういうのはちょっと考えると「こっちのほうが良いんじゃないか?」とすこし考えたら気がつくことができる。

対人の場合だと「あの人はあのタイミングで話さないほうが良いよ」なんて話を聞いたりする。それに限らず「今それ言う!?」というタイミングは避けたいもので、僕は常に注意して連絡を取るよう心がけている(心がけているだけでできているかはわからない)。律儀な人はいつでも律儀に返してくれるけど、やっぱり仕事中や深夜など連絡をするべきではないタイミングはある。

まぁそんな前置きはおいておいて、今回言いたいのはこれら気が付きやすい「身近な機会」も含まれた「人生の機会」といった大きなものであり、これらはけっして逃すべきではないという主張だ。

終わってみれば「あのときああしていればぁ」という後悔は誰しも持っていると思う。僕が言いたいのは「過去を顧みて機会を注視しよう」とかそういう事を言いたいわけではなくて「未来あるだろう機会を選択していこう」というところ。いわば未知の領域の選択というわけだ。

この未来の前例のない選択は誰しもあって大いに悩ませると思う。僕も(即決すべきだと思うんだけど)本当に長時間迷うこともあって納得いくような結果になることもあればならないこともある。まぁそれは前例のないことだし、失敗することもあるし、気にしてはいるけど別にいい。むしろ前例のないことを失敗程度で抑えれるならそれは成功では???????

ここで僕が言いたいのは、これらの選択を迫られる直前あるいは悩んでるときに「機会(シグナル)」も発生していることに注目しようということ。

意識高い風に言うと「チャンス」だろう。僕らが日常生活していると「変化」みたいなちょっとしたきっかけに遭遇することがある。これは本当に些細なシグナルのようなもで、「あれ?」みたいな、「変だな?」と思わないほどに小さな変化だ。

※ちなみにこれ厳密に言うと「良い変化(機会)」と「悪い変化(機会)」の両方2種類あると感じていますが、今回は「良い変化」を重きに記事を書いています。

僕はこの「機会(シグナル)」というものをとても注意して観察している。失敗よりも機会を逃すほうが大いに反省するほどに、機会を選択して失敗するにしても、機会を選ばないという選択をして終わるならまだしも、悩んで逃すということは決してあってはならないことだと考えている。機会を潰してるくせに人生よくしたいなんてことは口が裂けても言えない。機会を掴もうとする意識があるところに意味がある。と思ってる。

ただ機会を逃さないためには変化に気が付かなくてはならないし、変化に気がつくためには毎日を丁寧に過ごさなくてはならないし、毎日を丁寧にすごすためにメンタルの安定をしなくてはならないし、メンタルを安定させるために身体のメンテナンスをしなくてはならないし……っていろんなことをしてそれでなおプラスアルファに気がつくのがすでに至難の技だったりする。

さらに意識高い事を言うと、機会をつかむには日頃の行いや鍛錬などがモノを言ってくる……となれば毎日をきちんとやっていいかなければならない……というか、そこまでできたらそれなりに良い生活している。

ところで僕は、この「機会」というのは重複すると考えている

もはや霊感みたいな話になるが「◯◯やりたいなぁ(願望)」と思っているとき、それに対応した出来事が起こり、1つぐらいならまぁ本人がやりたいと思ってるし自然と視界に入ってくるだろう。が、この関連した出来事が全く別の場所で全く意識していなかったときにまた起こることがある。

ここで発生した「機会」を注視する。それは回数なのか、頻度なのか、遭遇したときの感情なのか……それはわかんないけど、この「機会」というのは自分が持つある基準の判断材料になるはずだ。いや判断というレベルをとうに超えているかもしれない。感覚が答えを知っているように、「示す」という表現が近い「機会(シグナル)」のようにすら感じる。いわば「手を伸ばすかどうか」の問いかけにほかならない。

不思議なことにこの「機会」というものに気がつくと、機会に遭遇したとき吟味してみると「やらざるを得ないという状況」になっていることに気がつく。やらざるを得ないというか「やる」か「やらない」かの話になっている。そしてもう決断しなくてはならない場面にいるとも感じる(不思議とそう感じる)。ここでできる決断は「踏み込む」か「とどまる」のどちらかだろう。株風に言うと「買う」か「買わない」かのどちらか。

僕は基本「踏み込む」べきと思っている。

そんなことを書いていると無茶苦茶な人が都合よく出来事を捉えて無茶苦茶な選択して爆走してスーパノヴァ起こすかもしれないから厳密に書くと「(僕の人生において)判断に迷った時いくつかの機会に気がついたら踏み込むを選択したほうが結果オーライでよくなることが多い気がする」というわけだ(太字に書いているのは強調しているってことだからな!)。ここは本人の体感による。行動しないほうが良くなると感じているなら「とどまる」を選択したほうがよい。もう当人の話だ。

感覚でここまで書いているけど、この機会(シグナル)の感触やその手応えについての考えはそういった系統の本などで各自確認してほしい。代表的なものはいくらか頭に浮かんでいるけど、そういうのを書くのは無粋だと個人的に思ってる。この手の話は書き手の問題もあるけど受け取り方のアンテナの感度が近いと思う。いくら発信しても受け手が気が付かなかったら何もないし、一方で受け手が敏感ならちょっとした出来事にも機会(シグナル)を感じることができるだろうから。

さてなんでこんな記事を書いているのかという話をしようと思う。
ちょっとまえにブラックフライデーがあった。

ここまで読んで「なんだブラックフライデーの話かよ」って思ったかもしれないが、こういうわかりやすい機会を逃した自分が不甲斐なくて、いろいろ思い返して、お前はいつもそうだと言わんばかりにこうしてキーボードを叩いている。チャンスが転がっていたのにもにゃもにゃ考えてのがしてしまった。これは大いに反省しなくてはならない。

いくつかの機会に本人が気がついていて、あとはやるだけというシーンで――失敗が怖い、周りの視線、お金がない、時間がない――など些細な問題を迷っているその間に逃すというのはとても大きな問題だと僕は思ってる。選ばないなら選ばないという選択をすべき。選んで失敗したならそれはそれでよし。とまで思う。

こう思うまでになったのはきっかけがあって、それはある漫画のはがき応募企画からだった。

かなり前の話になるが、マイナーな漫画の完結を記念したメッセージはがきが封入されていて、感想を書くと応募した人たちの中から抽選で商品がもらえる企画があった。

僕はこの漫画のファンだから商品云々以前におめでとうございますの感想を伝えたくて、はがきを書こうと思ったのだけれども、いろいろ書きたすぎて、記入欄が小さくてなに書こうか悩んで、書き直そうとして消して、投稿しようか悩んで……そんなことをしたら受付期間が終わってしまっていた。僕はもんよりしていると、ほどなく抽選が発表された。商品は配られた上に作者様の粋な計らいで応募者全員に直筆キャラ絵ミニ色紙が配られたようだった。

僕はその時「いいなァ!」という思いよりも、「機会を逃した」ということを初めて実感した。いや今までにいろいろ逃していたけれども、この時初めて機会を逃したということを強く感じた。ちなみにこの後作者様にリプライで漫画良かったです!(意訳)と伝えた。

さて過去やってしまった漫画のはがきも、今回逃したセールも、未来の決断も、機会を逃さずに見逃さずに決断するように心がけなくてはならない。もっと厳密に言うと機会に気がついて選択しなければならない。

こうした強く意識してしなければならないしなければならないと肩に力を入れてなくても、実のところ「機会(シグナル)」というものは不意に転がってきたり降ってきたりするのが大半だと感じている。このいわば脱力のときに機会(シグナル)気がついたうえに一歩踏み出すような選択ができるような(時間や資金など)余裕がほしいところだと常々思っている。

そういう話ではないはずなのにあれもこれもほしいという話になってしまった……。つまり結論として、毎日を(きちんとが難しいと自覚したうえで)きちんとすごし、アンテナを伸ばして機会に気がついたうえ、吟味して、機会は見極めなければならない。難しいことばかりだ。

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