見出し画像

ぼっち・ざ・ろっく!にハマってギターを買った

まだ「ぼっち・ざ・ろっく!」を観ていない人はこれを読むよりも先に観てください。観てなくても別にネタバレとかはないですが…。

まずは買ったギターを見せびらかしたいと思います。

かっこいいギター

Gibson Custom Shop / Murphy Lab 1968 Les Paul Custom Reissue "Ultra Light Aged"

はい、後藤ひとりさんと同じ仕様のギターです。

レスポールカスタムといえば 1957年式の方が有名で人気だと思いますが、1968年式の方です。
ぼっちちゃんの持ってるのは68以降の仕様なんですよね。

ぼっち・ざ・ろっく!第一巻表紙より引用

57と68で何が違うかというと、ボディ材がメイプル張りになっているのと、ペグやノブが違います。
カスタムは黒色塗装なのでボディ材はわかりませんが、ペグやノブがゴールドになっているのは68の再登場以降の仕様なのです。

巷に溢れている特定記事ではギブソンのレスポールカスタムであるということ以上に言及されているのはなかったので、これで年式がさらに絞れたのではないでしょうか。参考にしてください。
まぁパーツ交換してしまえば関係ないですけどね。

近年ギターの価格は高騰しており、またもや所持楽器の最高価格を更新してしまいました。中古だったんですが…。

ギターうんちく

Gibson にもカスタムショップがあり、カスタムショップの方は当然高いです。無印ギブソン(そんな言い方あるか)のレスポールスタンダードが30万円を切るくらいなのに対して、カスタムショップ製になると50万円スタートになってしまいます。
カスタムショップのこだわりに対してはフェンダーのそれとだいたい同じなので良いですねという感想なんですが、今回問題だったのがレスポールカスタムが無印ギブソンのラインナップにない、ということでした。

そもそもレスポールカスタムというのはレスポールの上位機種として登場したもので、ボディはオールマホガニー(67以降はメイプルトップ)&エボニー指板という豪華仕様です。ゴールドパーツもなんだか豪華ですよね。木材も重いやつがカスタムに回されていたようです。

そんなわけで、今レスポールカスタムを買うなら50万円以上を覚悟しないといけないのでした。

さらに厄介なことに、お金があれば買えるわけではないのが昨今のギター事情です。
コロナ禍以降物流が滞っているのはみなさんご存知でしょうが、ギターも同じで全然入ってきていないのです。
ギブソンカスタムショップとしても納品計画を途中で変更するような事態らしく、各楽器店も苦労させられているらしいです。

…というのが、私が今回ギターを買うまでにリサーチして得た情報です。

Murphy Lab についても説明しなければいけません。
マーフィーラボ、と読みますが、ビンテージギターの雰囲気を再現するためのチームらしいです。フェンダーでいうレリックというやつですね。
レリックといえば、一度塗装したギターにカッターを入れたり、冷却液を吹きかけたりして塗装の割れを再現するのですが、マーフィーラボはそうではなく塗料を開発して、実際の温度変化に任せて塗装を割れさせるという技術を持っているそうです。…やりすぎじゃね?

ラッカーが薄いので取り扱いに気をつけたい

まあでも私は実際その風合いに惹かれて購入したので、めちゃくちゃいいモノです。

専用の認定証がついてきて価値がある感じがします。

購入までの経緯

ぼっち・ざ・ろっく が終盤になるにつれ、どんどんレスポールが欲しくなっていきました。
レスポールカスタムだと影響されて買いましたって感じで恥ずかしいな…とバンドマン特有のアウトロー思考から、レスポールスタンダードの黒色を狙っていました。

しかし周りからカスタムにした方がいいという助言を受け、予算を倍にすることにしたのでした…

それからは、年末から年始にかけてデジマート廻りと御茶ノ水徘徊が始まりました。50sレスポールスタンダードや57レスポールカスタムも試奏しましたが、個人的には音も含めて68レスポールカスタムを買えてよかったと思っています。

人生初のレスポールがギブソンカスタムショップのマーフィーラボ製という最高級ギブソンになったわけですが、懐に大ダメージを負ったものの後悔はありません。
ちなみに5年ほど連れ添ったフェンダーテレキャスターは旅立っていきました。(下取り)

購入した感想

これでフェンダーカスタムショップとギブソンカスタムショップが揃ったので比較ができるようになりました。
とりあえず所有して思うのは、ギブソンのギターは所有満足感がフェンダーより高いかもしれないということです。

重さ、パーツの多さ、セットネックであることの一体感、バインディングなどの装飾。この辺りがフェンダーギターとの差ですが、なんというか芸術品感が強いですね。ネックが折れないようにより気を使うところも助長しているかもしれません。

レスポールカスタムに関しては、最初は黒金のカラーリングがいかつすぎないか心配でしたが、塗装のおかげなのか、ギラつくどころかむしろ紳士的で、かっこいいです。もうこの色しか考えられない。

かっこいい

高くて気を遣うとは言うものの、本物のビンテージより安いですし、プレイアビリティは完璧なのでどんどんライブで使っていこうと思います。

高校生からバンドをやってる人間がアニメ ぼっち・ざ・ろっく! にハマるとギブソンカスタムショップのギターを買ってしまうという話でした。
パシフィカやエピフォンはちょっと違うんですよね。フェンダーカスタムショップのギターをもう持ってる人間のカルマかもしれません。

ぼっち・ざ・ろっく!はバンドあるあるすぎて共感の嵐だし、結構リアルなのでバンドマンにはマジでオススメです。ハルヒやけいおん!ではこうはならなかった。。

追記

ここまで読んでくれたならいいねくれ!(承認欲求モンスター)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?