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講師の反省03 あなたを指名した前向きな理由

今日は入社2年目の皆さんの研修でした。2回シリーズの2回目で、前回はタイプ別コミュニケーションとコーチングの基本、今回はコーチングの実戦編でした。

残り15分になったときに、私はある演習を考えていたんだけど、もしかしたら皆さんは、もう1回ロープレをしたいんじゃないか?と思い、聞いてみたんです。「このあとですが、〇〇演習とロープレとどっちがいいですか?」って。

そうしたら特に意見は出なかったのですが、そこでふと私は(タイプ分けで)青タイプのAさんに決めてもらおうと思ったんですよね。

青タイプのAさんは静かな方で、賑やかなほかの参加者のように、大きな声で笑ったり隣の人と盛り上がったりはせず、あまり目立たない感じなのですが、ロープレの様子を聞いていると、しっかりした意見を持って物事を真剣に考えているので、判断を委ねてみようかと思ったんです。

なので、「じゃ、うーん、Aさん、決めて」と振ったら、なんだかすごくびっくりされてしまったようで、場の雰囲気から一線引いているような感じのAさんに取っては唐突感があったのかもしれません。(または誤解して何かの他意を感じてしまったとか・・・?)

それで少し困ったような表情をされたので「大丈夫ですよ。今日はお互いを認め合う研修でもあるんだから、Aさんがどんな答えを出しても、みんな絶対承認してくれるよ?」と言ってみました。するとほかの皆さんも大きく頷いてくれました。(いいひとたちだ)

そこでAさんが「ロープレ」と答えてくれたので、残りの時間はやはり演習ではなくロープレに使うことにしたのですが、この件で私は帰り道に反省しました。

なぜAさんを指名したのかを明示すべきだった、と。

それを前回のタイプ分けと絡めるならば、「黄色タイプの私にとって青タイプのAさんの意見はとても貴重で参考になるの。だからAさんの意見が聞きたい」と最初に言えばよかったな。

そういえば、もっと納得感を持ってすんなり受け入れられたのではないかと思います。


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