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『流浪の月』松坂桃李さん・李相日監督ティーチイン

6月12日(日)、映画『流浪の月』松坂桃李さん・李相日監督ティーチイン付き上映に参加しました。

まだ『流浪の月』をご覧になっていない方にはネタバレになるかもしれませんので、お気を付けください。


『流浪の月』についてnoteに書くのは二度目です。

原作が秀逸で、読んだ後、とても好きな作品となりました。

映画化は、キャストの演技が素晴らしいだけに、心にずしんと来るものが大きく、重く、桃友の皆様のようにたくさんの回数を観ることができません…
今日が2回目でしたが、やっぱりずしんと来ました…

本日、参加された方には、15回目だという方もいらっしゃることを知って、脱帽でした。

私は、更紗に対する亮の暴力のシーンがどうしても耐え難いのです…
横浜流星さんと広瀬すずさんの演技がリアルだからこそだと思います。

文のシーンは、つらい面もありますが、松坂桃李さんの演技の成長度がまた百段くらい上がっていることに感嘆し、2回目の今回、それをさらに再確認しました。
子役の白鳥玉季さんと増田光桜さんとの共演シーンは微笑ましいところも多々あり、観ていてワクワクしました。
『いのちの停車場』での共演に続いて、今回はダブル主演の広瀬すずさんとの演技の相性も良いと、2回目は余裕を持って観たこともあり、改めて感じました。

ティーチインでは、多数見ている方々ならではのマニアック(♪♪)な質問が続き、監督も桃李さんもタジタジ(笑)。
文が実家の庭に建てられた専用の部屋で過ごしていた際、壁に貼られていた たくさんの紙の中には、桃李さんが描いた絵もあると知れたのは収穫でした!

私が今回のティーチインで一番印象的かつ嬉しかったのは、桃李さんが最後の挨拶で語ったことです。

「『流浪の月』に関して、最初の舞台挨拶で怖いとか緊張するとかいう風に言っていましたけど、今はもう その怖さもなく、皆様にお渡しできる感情でいます」

笑みを浮かべながら、こう語っていて、すごくホッとしました。

私は、「俳優なんだから、どんな過酷な状況にでも挑むべき」と思えず、桃李さんがなるべく苦しい思いをしないといいなと、どうしても思ってしまうので(勝手な感情だと分かっています)、今は乗り越えて、この映画について桃李さんが笑顔で語れることを、心から嬉しいと思えました。

素敵なティーチインのイベントを開催していただき、ありがとうございました!


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