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松本への交通アクセス

2023年5月11日~13日に長野県松本市 まつもと市民芸術館で開催される RubyKaigi 2023 参加者のための交通アクセスのご紹介です。

東京方面

特急あずさ

新宿駅と松本駅を結ぶ中央東線『特急あずさ』が便利です。一部の列車が千葉始発、東京駅経由となります。新宿駅から最短2時間半で松本に到着します。2019年のダイヤ改正で特急あずさの自由席は廃止されました。全車両指定席のみとなります。「座席未指定券」というものがありますが、時間に余裕をもって事前に座席指定を受けることをお勧めします。また6枚つづりのお得な回数券「あずさ切符」も廃止されました。

ちなみに特急あずさにWiFiサービスはありません。というか携帯電話やFMラジオの電波すら途切れる区間が存在します。100年以上前(1991年)に東京から名古屋まで全線開通した歴史ある路線のため、車窓からの眺望はいいですが時々シカやタヌキを跳ね飛ばす山間部を縫うように走り抜けます。北陸新幹線など新規路線と比べるとトンネル区間は少ないですが、谷間で電波が途切れ途切れになります。

甲府止まりの「特急かいじ」がありますが、これに乗っても松本には着きません。甲府までいけば松本までの公共交通機関が見つかると思ってはいけません。特急が遅延・運休して各駅停車が通常通り運転しているということはまずありませんし、高速バス、その他の迂回ルートはありません。

高速バス

新宿駅 新南口に直結した高速バスターミナル『バスタ新宿』ができたことで高速バスの使い勝手が良くなりました。新宿 - 松本間を約3時間半で結びます。ただしバスの場合は交通渋滞の影響があるため時間が読めません。1時間、2時間遅れることもざらですので時間に余裕をもって利用しましょう。利用する車両によりますが、多くのバス会社が各座席ごとのコンセントおよび無料Wi-Fiサービスを提供しています。

北関東, 北陸方面

北陸新幹線

北陸新幹線で長野駅まで来て、特急しなのに乗り換えて長野駅から松本駅まで約1時間です。各駅停車と特急しなので所要時間の大きな差はありませんが、新幹線からの乗継割引がありますし、特急しなのであれば自由席でも比較的いつも空席が目立つため移動が楽になります。鉄道ファンであれば、あえて各駅停車を選び、篠ノ井線 姨捨駅でJR路線ではめずらしいスイッチバックを体験してください。知らずに乗っていると、突然列車が反対方向に走り出してびっくりします。

名古屋方面

特急しなの

名古屋から松本駅を経由して長野駅まで走る特急しなのが便利です。名古屋駅から松本駅まで約2時間です。風光明媚な景色の中を走るので飽きないと思います。一方で途中下車してどこかに立ち寄ろうというのはかなり難しいです。途中下車した駅でホテルや旅館の送迎バスが待っていないと途方に暮れてしまうような無人駅が続きます。

高速バス

名古屋駅バスターミナルから栄バスターミナルを経由する高速バスが約2時間半で結んでいます。中央自動車道を走りますが、トンネルと切通しがつづくため、風光明媚というよりも、つまらない風景が淡々と続きます。ですが、多くのバス車両(会社)が無料Wi-Fiサービスを提供しています。

札幌・神戸・大阪・福岡方面

飛行機

フジドリームエアライン(FDA)が各空港の間を1日1~2往復運航しています。飛行機は飛んでしまえば速いのですが、便数が限られていることとまつもと空港と市街地とのアクセスが悪いことが玉に瑕です。まつもと空港の周辺は信州スカイパークとして整備されており、その周辺はリンゴ畑が広がる風光明媚な場所なので週末のジョギングやサイクリングにはうってつけですが、空港から徒歩で外に出ても商業施設や宿泊施設はありません。まつもと空港から市街地へのアクセスは 1. シャトルバス, 2. タクシー, 3. レンタカー の3択になります。シャトルバスは飛行機のダイヤに合わせて設定されているため、これに乗り遅れるとタクシー一択になる恐れがありますのでお気を付けください。ちなみに松本駅周辺はいつも交通渋滞があり、思っているよりも空港まで時間がかかると思っていたほうが良いです。地元民の裏ワザとしては松本駅からJR篠ノ井線で3駅目の村井駅まで各駅停車で移動して駅前から空港までタクシーという手があります。ただし村井駅は常にタクシーが行列している駅ではありませんのでお気を付けください。


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